注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

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足がつる原因

筋肉疲労

足がつる原因のその1は、スポーツなどによる筋肉疲労です。特に運動を急激にしたときには注意が必要で、筋肉がこわばり、急に収縮することで、筋肉がけいれん状態になり、足がつってしまいます。

ミネラル不足

足がつる原因のその2は、ミネラル不足です。運動時に足がつりやすいのは、筋肉疲労もありますが、運動をすることで大量の汗をかき、ミネラルが失われることでも足がつりやすくなります。

水分不足

足がつる原因のその3は、水分不足です。足がつる原因となるミネラル不足は水分不足によっても加速します。ミネラルは汗をかくことで体外に放出されるため、脱水症状をおこした状態であればミネラル不足の状態となります。

体の冷え

足がつる原因のその4は体の冷えです。体が冷えて血行不良になることで足の先まで栄養が行き届かず、足がつりやすくなります。

足がつる場合に考えられる病気

足がつる原因として一般的に考えられるものには、上記の4つがありますが、もう一つ、病気が原因で足がつりやすくなるということもあります。頻繁に足がつる症状がでてきたら病気の可能性も否定できません。足がつる場合に考えられる病気としては、5つあります。

糖尿病

糖尿病で血糖値が高い場合に、体内のミネラルバランスが崩れ、足がつりやすくなるといわれています。また糖尿病の合併症の神経障害でも足がつる症状がでます。糖尿病により、体の機能が上手く働かなくなることにより、神経系に障害が出ることによって、足がつる症状がでます。

閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症は、下腹の奥にある下半身に繋がる大きな血管の詰まりが原因で起こる病気です。血管が細くなり、うまく血液が流れなくなり、結果、下半身の血行が悪くなり足がつる症状が生まれるという仕組みです。血管の詰まりは、要注意な症状で、脳の血管が詰まれば脳梗塞と言われ、心臓の血管が詰まれば心筋梗塞と言われるように、一歩間違えると命も脅かされるような怖い病気です。

引用元:http://xn–v8j5b6fn880b.jp

この症状は中年男性に多い症状で、初期の頃は足の冷えから始まり、次第にふくらはぎがつるこむら返りを頻繁に起こすようになります。最後には下肢が壊死してしまうという大変恐ろしい病気です。頻繁に足がつる場合には病院に行って検査をしましょう。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは腰の痛みが有名ですが、神経の圧迫により足の血流も悪くなるため、足がつる、足のしびれなどの症状もでてきます。腰の痛みをかばおうとすると、足に負荷がかかって、足に負担がかかり、体の中心が歪むことにより、足がつりやすくなるのです。

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は高齢者に多い症状で、文字通り脊柱管が細くなり神経が圧迫されることで起こる病気で、初期症状として足がつりやすくなります。

肝臓病

肝臓の病気になると、足がつる原因になることがあります。肝臓は、解毒機能をもつ内蔵です。アルコール分解する機能があり、お酒が好きな人は要注意です。元々、肝臓は外から入ってきた悪いものに対して、自分で元通りにする力があります。しかし、張り詰めたものが切れるように、負荷がかかりすぎると、肝臓も悪くなってしまいます。痛みなどがでない、沈黙の臓器と言われているため、足がつる症状があり、肝臓に負荷がかかるようなことに思い当たる節があれば、早めに病院へ行きましょう。

腎臓病

腎臓は、老廃物を出すための尿を作る臓器です。この老廃物をろ過することができなくなると、肝不全などの病気になってしまいます。肝臓の病気になると、体に老廃物が溜まりますので、足がつりやすくなります。肝臓と同じように、病気がひどくならないと分かりにくいため、酷い時には透析をしなくてはならないこともあります。

脳梗塞

足がつる症状というのは、脳から筋肉へ送られる神経の信号が、まちがって送られ、筋肉が異常に収縮する症状です。神経からくる筋肉の痙攣ですから、脳梗塞など神経系の障害がでる可能性のある病気も考えられるのです。脳梗塞の前兆には、足がつること以外にも、視界が悪くなる・ろれつが回らない・つまずきやすくなるといったものもあります。これらの症状も合わせて出ている場合は、すぐ病院へ行くようにしましょう。

足がつったときの対処法

リラックスをする

足がつるときには患部の筋肉だけでなく、体全体の筋肉も緊張しています。できるだけ体の力を抜くことでストレッチが効果的に行えます。

ストレッチをする

足がつったときには、筋肉がけいれんしていますので、痛みが治まるまでは安静にしていなければいけませんが、痛みがひいたらストレッチをしましょう。余り力を加えずにゆっくり伸ばしてゆきます。

水分補給をする

足がつったら水分補給をしましょう。特にスポーツドリンクなど塩分の含まれている飲料水はミネラル補給に役立つためおすすめです。また運動前や、運動の最中も水分補給をわすれずにすることで、足がつることを防ぐことができます。

温める

足がつったら患部を温めるのも対処法としておすすめです。足がつることの原因には血行不良がありますので、患部をあたためて血行を促進することで、足のすみずみにまで栄養がゆきわたり、足がつる症状が改善します。

足がつるのを和らげるツボ

足がつるのを和らげるにはツボ押しも有効です。足がつったときに効果のあるツボは3つ。足がつったときにそのツボを押せば回復も早いので、足がつりやすい人は覚えておくことをおすすめします!

委中

委中(いちゅう)のツボの場所は、膝の裏の関節部分の真ん中に位置しています。このツボは足の痛みに効果があり、さする程度でも効果があります。もしもっと強く押したいという場合は中指で10秒くらいを目安に押してみましょう。数回繰り返すと効果があります。

承筋

承筋(しょうきん)はふくらはぎにあるツボで、ふくらはぎの一番膨らんでいる部分中央にあります。こむらがえりに効果のあるツボで、親指の腹で押し込むように筋肉をほぐしましょう。痛みがあるうちは無理におさないことも大事です。

太衝

太衝(たいしょう)は足の甲にあるツボで、足の親指と人差し指の間から足首に向かって指3本くらいのところにあるくぼみです。足の痛みの緩和に効果あります。人差し指でゆっくり押しましょう。

足がつるのを予防するには?

足がつるのを予防するには、5つの方法があります。いずれも日常生活の中でできることばかりですので、頻繁に足がつる人は試してみてください!

お風呂に入る

お風呂に入ることで血行不良が改善され、足のつまさきにまで栄養がゆきとどきます。血行不良による足がつるのは女性に多いため、日ごろから湯船に入り、足を冷やさないようにしましょう。

水分補給をする

足がつるのはミネラル不足も原因となります。そのため足がつる人は水分補給は積極的にするようにしましょう。特にミネラルウォーターやスポーツドリンクなどがおすすめです。

栄養バランスの良い食事をとる

足がつるのを予防するには、栄養バランスの良い食事も大切です。足のつりを治すためには、ミネラルバランスを良好にすることに加え、ビタミンB1やタウリンの摂取も欠かせません。

#### ビタミンEを多く含む食材 ナッツ類、いわし、かぼちゃ、ほうれん草、タラコなど

ビタミンB群を多く含む食材

豚肉、いわし、マグロ、卵、ごまなど ※ビタミンB1は「アリシン」という成分を一緒にとると吸収がアップします。 アリシンを多く含むのは、ニンニク、にら、ネギ類です。

鉄を含む食材

レバー、小松菜、ほうれん草、海藻など

引用元:http://nurse-riko.net

定期的な運動

定期的な運動も足のつりを改善するのには有効です。運動をすることで体内の血流を促し、足まで栄養がゆきわたります。運動によって筋肉が健康になれば、それだけ足がつることも減るでしょう。

漢方を利用する

足のつりを軽減するには漢方もおすすめです。特に効くのは芍薬甘草湯です。有名な漢方ですので、病院で処方してもらえます。