Sponsered Link

ヒルドイドって何?

ヒルドイドというお薬をご存じでしょうか?

ヒルドイドとは皮膚科で出される処方箋によって販売される保険適用の塗り薬で、高い保湿効果を持ち、皮膚のかさつきやしもやけなどに有効なお薬です。アトピー性皮膚炎などでも処方されることがあります。血液の凝固を防ぐ作用や、鬱血を改善し血液の流れをよくする作用などもあるので、打ち身やねんざ、痔核などにも有用だといわれています。

血液の凝固を妨げてしまうので、血友病や血小板減少症といった出血性の血液の病気のある人には処方されません。

主成分はヘパリン類似物質で、副作用としては皮膚の過敏症があり、発疹が出来たり、強いかゆみを感じる人もいるようです。

ジェネリック薬品としてはセレロイズ、ビーソフテン、エアリートなどもあります。いずれも処方薬で処方箋がないと購入することはできません。

ただしそれほど薬効成分の多くない類似の商品は薬局でも普通に販売されており、手に入れることができます。

アンチエイジングクリームとして評判になっている!

このヒルドイドというお薬が、究極のアンチエイジングクリームとしてちまたで評判になっています。もともとは皮膚にあらわれるさまざまな症状を緩和するためのお薬なのですが、皮膚の状態を改善する、という働きにおいて絶大な効果を発揮するのです。

ヒルドイドは使用対象年齢が広く、赤ちゃんから大人まで使うことが出来ます。皮膚の弱い赤ちゃんにも使うことが出来るというのはそれだけ安全性の高いお薬だということです。

ヒルドイドは高い保湿効果を持ち、皮脂の欠乏や指先の角皮症などに効果があるとされています。保湿効果が高いということはつまり、肌から水分が逃げてゆくことを防いでくれるということですから、加齢によって皮膚が乾燥していくことを考えればたしかにアンチエイジングの効果はあるといえるのかもしれません。

また傷痕をきれいに治してくれる働きもあり、この効果はニキビやシミにも発揮されます。

患部の炎症などもおさえてくれますから、日焼けをしすぎてしまったときなどにも有効です。

ヒルドイドの使い方は?

それではヒルドイドの効果的な使い方をご紹介しましょう。

もちろんヒルドイドは医薬品ですから、本来の用途に使えば効果は出ますが、今回はヒルドイドの美白効果、アンチエイジング効果を最大限に引き出す使い方をご紹介します。

ヒルドイドは広い範囲の皮膚にすりこむようにして塗りひろげることで、薬の吸収量が増え、保湿効果が高まります。

ひじから下の部分に塗りたい場合、約0.5グラムほどを指の先にとり、それを下腕全体に引き延ばすようにして塗りひろげてみてください。

ヒルドイドを塗る回数は1日に2回ほどがいいでしょう。塗りすぎても効果はありません。むしろ副作用が発生する可能性があるので、過度の使用は控えてください。

またヒルドイドを塗る時間帯は、肌が多くの水分を含む入浴後などがいいでしょう。ヒルドイドに重ねてワセリンで皮膚の表面に皮膜をつくってやれば、ヒルドイドが保湿に努めているあいだに皮膚の表面から逃げる水分が減るのでなおさら効果的です。

ヒルドイドを使う時の注意点

ヒルドイドが有用な医薬品であるということは間違いはありませんが、処方箋でしか手に入れることが出来ない処方薬であるということも忘れてはいけません。

薬局で一般に販売されていないお薬というのはそれだけ強い効果があり、強い副作用や禁忌があるということです。これを無視して使用した場合、どんな害が出るかわかりません。

ヒルドイドの禁忌は、

“出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)のある患者〔血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある〕

僅少な出血でも重大な結果を来すことが予想される患者〔血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある〕”(ヒルドイドソフト軟膏添付文書より)

となっています。

簡単に説明すれば、出血しやすい疾病を持つ方は使うことは出来ない。ということです。

その他、かゆみなどの副作用も報告されていますから、もしもヒルドイドを使用することで体に影響が出た場合、ただちに使用を中止し医療機関に相談してください。

他にはどんな薬がある?

ヒルドイドは処方薬ですが、インターネット上では美容液やアンチエイジングクリームとしての評価が高いお薬です。

ヒルドイドそのものは処方薬として、一般に手に入れることは出来ませんが、市販薬でも代替品はあるので、ここで幾つかご紹介しましょう。

小林製薬 Saiki a 保湿治水ローション

ヒルドイドの主たる有効成分であるヘパリン類似物質の含有率は0.3%で、これはヒルドイドと同じ比率です。お値段も30グラムで1000円以下とお手頃に使うことが出来ます。

ノバルティスファーマ HPクリーム

ある程度以上の規模のドラッグストアでならば扱っているでしょう。これも0.3%のヘパリン類似物質を含みます。非ステロイド系のクリームなので安心して使うことが出来ます。

ロート製薬 ヘパソフト

HPクリームと同じく非ステロイド系の顔用ローションで、ヘパリン類似物質の含有率は0.3%です。

これらのお薬は美容用として薬局で販売されているので、無理にヒルドイドを手に入れようとするよりはこれらのお薬を用法、用量を守って使用する方がよいでしょう。美しいお肌のために、体にあったお薬を。