Sponsered Link

ホットクレンジングとは?

クレンジングとは化粧下地やファンデーションといったメイク、または毛穴に詰まっている角栓や皮脂、黒ずみを落とす行為です。洗顔といえば、クレンジングで落としきれなかった余分な皮脂だったり肌に付着している汗を落とす行為です。

この2つの違いは油性か水性かという事で、クレンジングでは主に皮脂汚れやなかなか落とせない毛穴の黒ずみを洗い落とせるのです。

今までのクレンジングは特に温かさもなく、クリームまたはジェルやオイルを肌につけて、それでもってメイクや皮脂、毛穴の汚れを落としていました。ホットクレンジングとは従来のクレンジングに発熱する成分が加わった事によって、温感作用を感じる事ができるのです。

温感作用が起こる事で肌にどういった影響があるのかというと、お風呂に浸かった後のように肌の表面が柔らかくなります。

ホットタオルを肌にしばらく当てていたり、温かいお湯に数分浸かっていると、段々と顔が発汗してくるかと思います。その時に頬や額といった肌表面を触ってみると、普段よりも少し柔らかくなっているのが解るでしょう。

つまりホットクレンジングを行う事によって、従来のクレンジングをしている時よりもメイクや皮脂、黒ずみを落としやすくなるのです。

ホットクレンジングの効果とは?

ホットクレンジングを行う事で、様々な肌に良い効果を得る事ができます。

メイクが落としやすい

まず1つ目に「メイクを落としやすい」という事です。普段クレンジングをしていて、なかなかメイクが浮いてこないと思った事はありませんか?

だからと言っていつまでもゴシゴシと肌表面を擦っていては、それが肌荒れの原因となってしまいます。ホットクレンジングには温感作用がありますから、肌表面へつけて手の平でくるくると洗っている内に、温感作用によって肌表面が柔らかくなるのです。

そうすると、短時間でメイクを浮かせて肌を擦らなくてもメイクを落とす事が可能です。

皮脂や毛穴汚れを落としやすい

2つ目に「皮脂や毛穴汚れを落としやすい」という効果があります。しっかりクレンジングをしているつもりでも、例えば鼻の頭や頬、顎の毛穴の黒ずみはなかなか落ちてくれません。

でもそこでシートタイプの毛穴パックを使ったり、ピーリングをすると、肌はかなり傷みやすくなってしまいます。ホットクレンジングの温感作用が毛穴も柔らかくしてくれるので、毛穴詰まりしている皮脂や黒ずみもしっかりと落とせるのです。

必要な皮脂は残す

3つ目に「必要な皮脂は残す」という利点があります。よく落ちるクレンジング剤を使用した場合、確かにしっかり毛穴汚れは落ちるものの、必要な皮脂も落としてしまうので肌が乾燥してしまう場合があります。

ホットクレンジング剤は肌に優しく皮脂や毛穴汚れを落とすので、肌に必要な分の皮脂まで落とし過ぎてしまう事がありません。

更に、ホットクレンジング後の柔らかい肌ですと、化粧水や美容液の浸透率が上がるという効果もあります。

敏感肌にオススメの理由は?

敏感肌だと洗浄力の強いクレンジング剤を使用した場合、肌に必要な分の皮脂も落としてしまったせいで、肌表面が突っ張ってしまう事があります。それに肌表面が乾燥すると、そのせいでニキビが出来てしまう事だってあるのです。

また、乾燥まではいかなくともなかなか落ちない皮脂や毛穴汚れのせいで、いつまで経っても毛穴の黒ずみが落ちないという悩みを持っている人もいるでしょう。

「毛穴汚れをしっかり落としたいけれど、洗浄力の強いクレンジング剤では肌が荒れてしまう」からといって、そのままにしてしまうのはいけません。毛穴の黒ずみとはただの黒いブツブツというだけではなくて、皮脂の酸化したものなのです。これが毛穴の奥に詰まったままでは、それこそがなかなか治らないニキビの出来る原因となってしまいます。

敏感肌の人にこそホットクレンジングがおすすめなのは、ホットクレンジングが「肌に優しく、1回ですっきりメイクや皮脂、毛穴汚れを落とせる」からです。肌が荒れやすいからと洗浄力の強いクレンジングを使えず、その後に別で洗顔をしているという、所謂「W洗顔」をしている人は多いと思います。

しかしこれこそが敏感肌を悪化させてしまう原因なのです。ホットクレンジングの1回だけで肌をすっきり洗えれば、洗い過ぎによる敏感肌の悪化を防げるでしょう。

オススメの方法は?

おすすめの方法は、「ウォータープルーフのアイメイクは先に落としておく事」です。勿論ホットクレンジングでもアイメイクを落とす事が可能ですが、ウォータープルーフのアイプチやマスカラ等を使っている時は、先に落とす方が良いです。専用のリムーバーで綺麗に落としてからホットクレンジングを行いましょう。

ホットクレンジング剤はジェルタイプが多く、ジェルタイプを使用する場合にはまず手の平と顔は「乾いた状態」が一番です。メイクをしていたり、洗顔をした後の濡れた手の平と顔では思うようにホットクレンジングの効果を得る事ができません。

中にはお風呂でも使用できるというホットクレンジング剤もありますが、基本的には「肌は乾いた状態」がベストです。

そして勿体無いからといって少ない量で洗おうとするのはいけません、1回につき「マスカット大サイズ」の量を使う事がおすすめです。少ない量だと顔の全面へと十分にホットクレンジング剤が行き渡らないからです。

なるべくマスカット大サイズの量で洗うようにすると、しっかりと顔の全面のメイクや皮脂汚れを落とせるでしょう。

ホットクレンジングの注意点とは?

ホットクレンジング剤を肌へとつけると、じわじわと肌の表面が温かくなってきます。とっても気持ちが良いのですが、そのままずっとクレンジング剤を肌につけたままでは、敏感肌の人にとってはあまり良くありません。なるべく素早く洗うようにしましょう。

そしてホットクレンジング剤は温感効果でメイクや皮脂を浮かせてくれますから、ゴシゴシ擦らないように注意しましょう。ホットクレンジング剤をつけた人差し指、中指、薬指の腹や、手の平でソフトタッチで円を描くように洗うのです。

ゴシゴシと強く擦っても皮脂汚れは落ちません、ホットクレンジング剤を肌表面へと練り込むように洗うといいでしょう。

十分にメイクや皮脂が浮いてきたと思ったら、今度はお湯で洗い流します。この時に注意したいのはお湯の温度です。敏感肌には熱過ぎるお湯はいけません、38〜40℃のぬるま湯で洗うようにしましょう。

また、ホットクレンジングで浮いてきた汚れをしっかりと洗い流す為にも、お湯でばしゃばしゃとクレンジング剤を落としている時間の方が長くなるようにしましょう。額からお湯をかけてこめかみ、鼻、頬、顎、顔周りという順番でお湯をかけていくと綺麗に洗えます。

特にこめかみや髪の生え際、顎の下や顔周りはクレンジング剤を落とし忘れやすので注意して洗ってください。