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辛い二日酔い早く治したい!

まず、二日酔いが起こるメカニズムを簡単にご説明させていただきます。二日酔いの主な要因として挙げられるのが、「血管拡張」「脱水症状」「アセトアルデヒド」という3つが有名なところです。

血管拡張ですが、アルコールを摂取したことで血管が膨らみ行が良くなることを指しますが、お酒を飲むと体が温かくなったり、顔が赤くなるのもこの作用のせいです。しかし、それは脳の血管にも作用しますから、通常より血行が良くなりすぎてしまうと頭痛などを引き起こすのです。

また、脱水症状に関しては、脳の構造のお話になります。脳は、脳髄液と言う水の中で浮いている状態なのですが、お酒を飲むことで利尿作用が高まり、どんどん水分が身体から抜けていくとこの脳髄液も少なくなります。結果、浮いていた脳が沈み脳神経や血管を圧迫することになると頭痛の原因となるのです。

最後に、アセトアルデヒドというもの。初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれませんが、毒素の強い物質です。摂取したアルコールは体内でアセトアルデヒドに変化し、それは肝臓で水、二酸化炭素、酢酸に分解された結果、尿などと一緒に排出されるというメカニズムがあります。

二日酔いとは、お酒を多く摂取してしまったがために、分解しきれなかったアセトアルデヒドが体内に残ることで起きる症状でもあるのです。

「辛い二日酔いを早く治したい!」という方にとっては、二日酔いの原因が分かったところで「じゃあ、血管を収縮させて、水もしっかり飲んで、毒素も外に出せばいいのか」という結論にたどりつくかと思います。

とはいえ、3つの症状すべてが該当しているとも限りませんから、自分の症状に合わせた対処が必要です。

では、具体的にどんなことをすればよいかですが、今回は二日酔いに効く食べ物や飲み物を4つご紹介させていただきます。

しじみの味噌汁

ここ最近、肝臓の機能を向上するという事で知られるようになった「しじみ」ですが、その成分にはアミノ酸やタウリン、ビタミンB12といった肝臓の機能を良くする成分が豊富に含まれています。

肝臓はご存じのとおりアルコールを分解してくれますので、この働きを良くすることは重要です。また、シジミだけではなく、味噌汁そのものにも二日酔いに効く成分が含まれています。

それが、「塩分」「水分」「コリン」といったものです。そもそも二日酔いの原因の一つである脱水症状の緩和を狙えますし、塩分はアセトアルデヒドの分解を助けます。

また、コリンは肝機能を良くする働きがあるため、体内に残ったアルコールの分解を助けてくれることに期待できるのです。

「しじみの味噌汁って言ったって、すぐに作れないし、頭痛で作る気力もないよ」という方もいらっしゃるかと思いますが、近所のコンビニにでも「シジミ何個分!」といったカップ味噌汁もありますので、是非試してみてください。

コーヒー

コーヒーには皆さんご存知のとおり、カフェインが含まれています。実はカフェインには血管を収縮させる作用があるため、二日酔いの原因となる膨らんだ血管を収縮して、頭痛を和らげてくれるのです。

また、コーヒー自体が利尿作用があるのをご存じかと思いますが、分解されたアセトアルデヒドや体内に残るアルコールを排出する事ができれば、二日酔いの改善早くなると言えます。

また更にコーヒーには意外な効果があります。それは肝機能効果の向上です。

日常的にコーヒーを飲む人と飲まない人では、肝機能が正常に働いているかどうかの数値が、コーヒーを飲む人の方が断然高かったという研究結果が出ているうえ、直接的に肝機能の働きを助けてくれるという働きもあるのです。

そもそもコーヒー自体が、リラックス効果がありますし、ホットであれば低下した体温をあげてくれるといった効果がありますから、そこに上記のような効果があるなんて嬉しいことです。

カレー

カレーとは意外かもしれませんが、カレーの元が何であるかご存知でしょうか。実は「ウコン」が元になっているのです。

ターメリックという名前で知られていることが多く、カレーにウコンが入っているという認識がない方もまだ多いようです。

ウコンといえば、やはり二日酔い。ウコンには「クルクミン」という成分が含まれています。

クルクミンの主な効果として挙げられるのがやはり「アルコールの分解」と「肝機能の向上」です。クルクミンそのものがアルコールの分解を助けてくれるうえ、肝臓の解毒機能を高める作用があります。

また、その辛さから発汗作用もあるほど体を温めてくれますから、二日酔いの朝の体温が下がりすぎてしまった時におすすめできる食べ物です。

もちろん二日酔いの時は胃が荒れていたりすることもあるかと思いますので、無理に食べてしまっては逆効果になりかねませんから、ライスはほどほどに、カレーをスープ代わりにして口にするなどでも効果は期待できます。

卵のせ肉うどん

単純に肉うどんだけでも二日酔いに効くのですが、実は卵そのものにも二日酔いに効く成分があります。

そのため、あえて「卵のせ」にしました。肉うどんもまた、二日酔いの時に作るのは大変でしょうからご近所のうどん屋さんで食べられても良いかと思います。

そもそも肉うどんが二日酔いに効くのは、塩分、タンパク質、炭水化物、水分が含まれているからなのです。お肉はタンパク質そのものであり身体を組織するには必要なものですが、肝臓に至っては特に必要な栄養素です。

また、お酒を飲んだ後に美味しく感じられるラーメンや味噌汁ですが、これはナトリウム不足によるものとされおり、お酒を飲むと利尿作用が高まり、ナトリウムも一緒に排出される回数が多くなります。

このナトリウムを体内に取り込むにあたって塩分が必要なのです。更に、うどんの上にのせた卵ですが、憎きアセトアルテヒドの分解酵素の働きを向上させるため毒素を無害化する効果があるのです。