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夫が嫌いになってきた…

結婚した時には大好きなはずだった夫。しかし時間が経つに連れ、その思いは風化していき、時にはまったく逆方向の感情を持ってしまうこともあります。嫌い、という感情です。

意外と夫に対してこのような感情を持つ人は多いです。毎日同じ場所で同じ時間を過ごし続けていれば、元々他人だったわけですから、どうしても嫌なところや我慢できないところが目に付いてしまいます。奥さん同士が集まれば、自分の夫の悪口で話が盛り上がる、というように、ほとんどの人が夫に対して不満を持っているものなのです。

ただ、その嫌いという感情には個人差があります。「嫌い」=「不満」という程度のものであれば、納得こそできないですし、夫に改善して欲しいけれども、離婚をするほどではありません。しかし、その不満が積もっていき、「嫌い」=「軽蔑」という感情になってくると、家庭の危機です。その感情が直接、離婚という結果に繋がってしまうこともあります。そのため、不満の感情を持った段階で、それを定期的に解消していくことが大切になってくるのです。

嫌いになってしまう理由とは?

そもそも大好きだったはずの夫を嫌いになってしまう原因とは何なのでしょうか。まず挙げられるのが、夢と現実の相違です。

恋をすると盲目になると言いますが、大好きな夫と結婚した当初、女性は夢を見ています。夫を理想の男性だと思い描き、現実ではなく自分の理想の人間を夫に当てはめているのです。しかし、時間が経つにつれ、その夢は覚めていきます。そして現実の夫の姿が、目に入ってくるのです。そうなると、思い描いていた人間と、実際の自分の夫の差に、イライラしてしまうことになり、夫が嫌いという感情を抱くようになるのです。

また、価値観の相違もあります。互いにまったく別の人生を歩んできた二人ですから、物事に対する考え方は当然違うわけですが、それが毎日の生活の中で徐々に垣間見えていくことになるので、それを互いに譲歩できず、嫌いという感情が生まれてしまうのです。このような感情が溜まっていくと、修復不可能な状態にまで夫婦関係が悪化してしまうので、注意しておきましょう。

嫌いなのは過剰な欲望の表れ?!

夫が嫌いという感情は、ある意味、過剰な欲望でもあります。最初はそれで満足していたはずなのに、もっともっとと欲しがってしまい、さらなる完璧を夫に求めてしまうというわけです。人間は一つが満たされると、さらに次のものが欲しくなってしまいます。そのため、夫が嫌いというよりも、単純に求めすぎている可能性もあるのです。

このような感情はどれだけ夫が自分の行いを改善したとしても、満たされるものではありません。そのため、女性がその感情をコントロールしなければ、解決することはないのです。

欲望を満たすためには、今ある幸せをしっかりと認識するということが大切です。まず、今自分が持っているものを数えてみましょう。家、子供、安定、食事に困らない生活、様々なものがあるはずです。そしてこれらをなくしたときの自分を想像してみると、今の自分がいかに恵まれているかということがわかります。

現在の自分の状態を人は意外と認識できていないものです。そのため、常に今の幸せを自覚しておくということを意識しておきましょう。そうすることで、夫への不満も薄らいでいきます。

他にもストレスがある?

夫が嫌いという感情が我慢できなくなる人は、他のストレスにも悩まされていることが多いです。人は、一つのストレスであれば、ある程度我慢できますし、自分を保つことができます。しかし、仕事がない、お金がない、体調が悪い、というような多角的なストレスになると、なかなか対処することができず、精神をコントロールできなくなってしまうのです。

家庭には様々なストレスがあります。夫からのストレスも当然ありますが、子供のこと、姑のこと、近所付き合い、毎日の退屈など、様々です。そのため、まずは自分にどのようなストレスがかかっているか、ひとつひとつピックアップしていきましょう。そしてその後大切になってくるのは、それらを解決しやすいものから順番に解決していくということです。

こうして多角的なストレスがなくなることにより、自然と夫への不満もなくなります。なぜ少し前まで、あんなにイライラしていたのだろうと思えてくるほどです。まずは、夫を改善するよりも、自分の心の状態を正常にするということが大切です。

視野は狭くなってない?

夫が嫌いという感情を持つ人は、視野が狭くなってなっているものです。夫の一つの行動だけに目が向いてしまい、それ以外の本当の夫の姿を正常に見れなくなっているのです。そのため、現在の夫を冷静な目で、しっかりと見てあげるということが大切になってきます。

とはいえ、毎日生活をしていると、なかなか冷静にはなれないものです。嫌なところが気になってしまうと、どうしてもそればかりが気になってしまいますし、実際にその嫌な部分が変わるわけでもないので、すぐにイライラしてしまうでしょう。

そのような時は、夫がいない一人の時間に、夫の嫌いなところと良いところを紙に文字として書き出してみてください。こうすることで、夫を冷静に見ることができるようになります。

紙に不満を書くという行為は、精神学的にも認められたストレス解消の方法です。そのため、嫌なところを書くことにより、そのストレスが多少は解消されることになります。これにより、夫に対する視野の狭さを広げることができるので試してみましょう。