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タバコを吸うとどんな害があるの?

タバコにより、肌に影響が出るのは何故なのでしょうか?

それは、タバコによってビタミンCが損なわれることが原因なのです。

ビタミンCは、自分の身体では作ることのできない水溶性ビタミンです。

なので野菜や果物から口で摂る必要があります。

しかし、タバコ1本につき25mg〜100mgのビタミンCを損なうと言われています。

その理由は、タバコを吸うことで、ニコチンなどの多量の有害物質が体内に送り込まれ、それを攻撃するために多量の活性酸素が発生します。

その活性酸素と戦うために消費されるのがビタミンCなのです。

また、タバコの火から発生する化学物質は4000種類以上あるといわれています。

そして、そのうちのおよそ200種類の化学物質が、体にとってよくないものだといわれているのです。

人間には、これらの有害物質が身体に入ると、それを退治する機能が備わっています。

これを行うと、体内では活性酸素というものが発生します。

活性酸素が体内の細胞にはりつくと、その細胞は酸化していき、徐々に傷ついていきます。

コラーゲンが生成されずにハリがなくなった肌はたるみやシワを促進させ、見た目にも老けた印象を与えます。

つまり、タバコを吸うことで、自分の体内では、老化が促進されているということになるのです!

また、体内に入ってきた有害物質を無害化しようとすると、結果的に多量のビタミンが失われることになるのです。

これだけタバコを吸うことで、体に良くないことが起きているのです…

タバコは自分以外にも害を与えてしまう…

タバコの煙には200種類以上の有害物質が含まれており、そのうち約60種類に発がん性があるとされています。

これらの有害物質は、全身の臓器に影響を与えます。

タバコと最も関連が深いとされるがんは、肺がんをはじめ喉頭がん、咽頭がん、口腔がんなど、タバコの煙が直接触れる部位のがんです。

しかし、タバコの有害物質は血液にのって全身に運ばれるため、胃がん、食道がん、肝臓がん、膵臓がん、膀胱がん、子宮頸がんなど、タバコの煙が直接触れない部位のがんのリスクも高まります。

心筋梗塞や脳梗塞などの発症には、食事や運動など様々な生活習慣が関わっていますが、中でも非常に重要な危険因子とされているのがタバコで、狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患などのリスクも高めてしまうのです。

また、タバコは家族や周囲の人も巻き込みます。

タバコを吸わない人が、自分の意思とは関係なくタバコの煙を吸い込んでしまうことを受動喫煙といい、受動喫煙による健康被害は喫煙者のものを上回るといわれています。

有害物質が最も多く含まれているのが副流煙です。

受動喫煙では、この副流煙と呼出煙が混ざった煙を吸わされているのです。

そして、タバコは人の寿命を縮めると言われています。

世界各国で喫煙者と非喫煙者の寿命を見る限り、喫煙者の方が寿命は短いようです。

禁煙できない原因はニコチンにある!

禁煙できない根本的な原因は、体内に蓄積されてしまったニコチンです。

即効性の非常に強い神経毒性を持ち、ニコチンの代謝物であるニトロソアミンには発癌性があります。

ニコチンは脳の広い範囲に影響を与え、特に依存性の形成に関与する部位として中脳辺縁系のドーパミン神経系が挙げられます。

ドーパミン神経系は報酬系回路として知られており、快の感覚を与えるため、強化行動をひき起こします。

したがって、タバコが切れると「イライラする」「集中できない」「どうしてもタバコが吸いたい」という衝動を起こします。

喫煙によりこれらが消失して「ホッとする」「落ち着く」という気持ちになりますが、これが「ニコチン依存」といわれるもので、禁煙しにくい最大の原因です。

また、血圧を上昇させる害も持っています。

それでも吸ってしまったら、ビタミンCをとろう!

肌の回復にはビタミンCの摂取を積極的にしなければなりません。

ビタミンCは、コラーゲンの合成に深く関与しています。

ビタミンCが不足すると、正常なコラーゲン合成ができなくなり、壊血病を引き起こします。

さらに、ビタミンCは、シミのもとをできにくくするとともに、メラニンを還元して薄い色に変化させ、もとのチロシンの色に戻す「巻き戻し効果」を持っています。

メラニンができるプロセスでの還元だけでなく、表皮細胞に受け渡されたメラニンに対しても還元作用があるのです。

したがって、ビタミンCがなくなると、シミもできやすくなります。

ビタミンCは水溶性のビタミンなので摂取過剰による副作用は比較的少ないと言われています。

紫外線には気をつけて!

喫煙によって、シミやしわが気になり始めたり、くすんできたり肌の変化を感じ、

シミ、シワ、くすみ、たるみ、ほうれい線が現れる傾向になります。

したがって、化粧水でケアして、美肌成分を摂ってしっかり睡眠を摂るという生活習慣を乱してはいけません。

そのために、化粧水を続けたり、サプリを続けたり、しっかり睡眠を摂ったりという継続が喫煙者の美肌を支える一つの方法になっています。

また、脂っこい食事や、味の濃い食事を控えたり、アルコールを避けたり、紫外線を避けることにも注意しなければなりません。

特に、紫外線はメラニンの生成を促し、それがシミの原因になります。

さらにコラーゲン等にダメージを与え、肌は弾力を失いシワを作る原因にもなります。

紫外線は肌を乾燥させ、肌のバリア機能を破壊し肌荒れを起こしやすくしますため、ニキビの炎症も悪化させてしまいます。

また、紫外線は肌の老化を進めてしまうことにも繋がります。

活性酸素を発生させる紫外線は、皮膚の免疫力も低下させてしまいます。

喫煙に対して、紫外線は肌のダメージを促進させてしまうのです。

また、アルコールは、膵臓と肝臓の粘膜にダメージを与え、また、細胞組織を炎症させ、ヒスタミンなど炎症性物質を放出します。

したがって、肌にダメージを与えます。

喫煙者は非喫煙者以上に日常生活に対して、配慮しなければ、肌が非喫煙者以上にダメージを与えるということです。