Sponsered Link

心理テストって正確なの…?

誰でもが一度ぐらいはやったことのある心理テスト、あれは本当に当たるものなのでしょうか?

みもふたもないことを言ってしまえば、当たるものも当たらないものもあります。なぜならば世の中に存在している心理テストには実際に心理学にもとづいて作られているものも、ただの占いと変わらないようなものもあるからです。

ただし、ある程度の心理学にもとづいて作られているものに関しては、それなりの精度は期待できます。

また、心理テストには誰にでも当てはまるように感じられる「バーナム効果」という効果が使われていることも多くあります。 この「バーナム効果」名前ぐらいは目にされたことのある方も多いのではないでしょうか? たとえば「あなたはには純粋な部分がありますが、そのことで傷付いたように感じることがあるかもしれません」や「あなたは優しいひとですが、時にその優しさを表に出すことが出来なくなってしまうこともあります」などです。

これらは誰にとっても「そういうこともあるかもしれない」と思わされてしまう便利な表現で、多くの心理テストの結果にはこの手法が使われているため、「当たっている」ということになってしまう訳です。

恋愛に関する心理テストには数字が多い?

恋愛傾向がわかる心理テストには、何故か数字を使ったものが多くみられます。 とはいえこれも、単に恋愛傾向に関する心理テストが多く、数字を使った心理テストも多いため、その両方の重なる部分も多い、という、いわばバーナム現象が起きているだけなのかもしれませんが。

恋愛傾向を知るための心理テストに数字が多く使われている理由は、ひとが何らかの理由でランダムな数字を尋ねられたとき、思い出に残っている数字を答えることが多い、から、というのもあるかもしれません。

もちろん個人差はあるのでしょうが、「自分の恋愛傾向を知りたいと思う」ひとは、恋愛経験があるひとであり、恋愛が記憶に残っているひとでしょうから、そうしたひとに対して、恋愛の記憶に関係している数字を尋ねる、ということは無意味ではないのかもしれません。 また、色を使って恋愛傾向を判断する心理テストもよく見られます。 これも数字が恋愛傾向をみるための心理テストによく出てくるのと同じ理由かもしれません。記憶にはっきりとしたイメージで残っているものから、そのひとの傾向を引きだそう、ということなのでしょう。

性格を判断する心理テストには言語が多い?

恋愛傾向がわかる心理テストとはちがって、性格を判断するタイプの心理テストでは、言語を用いた心理テストが多くあるようです。 これは自分の内面に対する問いかけが言語で行われることが多いからであるからかもしれません。

たとえば「あなたの本質を暴きます」というような心理テストにおいて「次のうち誰の生まれ変わりだと思いますか?」などと言った質問を設定したとします。 この質問に対してジャンヌ・ダルク、小野小町、レディ・ガガ、マリリン・モンローの4つの選択肢が用意されている場合、おそらく大半のひとは、自分が憧れるタイプを選択するでしょう。

それを踏まえて、それぞれの人物の特徴をバーナム効果を含めた文章でもって回答とすれば、回答者の希望とあまり違わない、つまり「当たっている」回答に辿り着けます。 たとえば、ジャンヌ・ダルクであれば「あなたは、美しく勇ましいひとです。けれどもそのことでひととぶつかり、傷付いてしまうこともあったでしょう」などですね。

趣味の悪い心理テストの根拠って…?

恋愛診断や性格診断ばかりではなく、いささか趣味の悪い心理テストなどもあります。 あなたが絶対他人に見られたくないところは?などという質問で、その答えは、そのひとのスキャンダラスな面がわかるテスト、というふれこみであったりします。

あるいは、あなたはワインを飲んでいます、さあ、あなたはこのワインをどんな風に空けますか? と、まるで普通のことを訊いているふりをして、その答えがあなたはセックスをどんなふうに楽しみたいか、です、などと言ってきます。

もちろんこれらの質問と回答の組み合わせには学術的な根拠はありません。あなたがワインを一息であけたところで、それであなたが性に奔放である、だなんてことにはならないのです。

これらは実際にその心理テストが「当たっている」かどうかよりも、誰かとの会話のなかで、そうした会話や設問をして、相手との距離感や関係を詰めるために口にされる、単なる話題のエッセンスです。イエスと言ってもノーと言ってもそうした話題を口にした、ということにはなってしまいますから。

オススメの心理テストアプリ

そんな色々な心理テストがありますが(そしてその多くは罪のないものですが)ここでいくつかのお勧め心理テストアプリをご紹介します。

「HANAUTA INC.」開発の「恋の心理テスト〜ホンネがわかる無料の恋愛アプリ〜」はかわいいマスコットの白猫があなたをナビゲートしてくれます。

「Media Kobo,Inc.」開発の「あなたの取扱説明書〜性格完全マニュアル〜」も楽しく遊べます。これは若干のセクシャルな話題がでてくるため、12+のレーティングがついています。前述の、ブラックな心理テストの部類ですが、解っていて遊べば楽しいものです。

それからこれまた「Media Kobo,Inc.」開発の「性格あるある診断」 これは性格診断というよりは殆ど占いで、入力条件は生年月日程度のものですが、なかなかどっこい、バーナム効果を巧く使っていて「あるかも」と思わされてしまいます。 他にも心理テストの出来るアプリはとても沢山あって、片っ端から遊んでみても遊び尽くせません。

いずれにせよ「心理テスト」の信憑性は学術的に裏打ちされたものではありません、それを承知のうえで、話題作りのためにも、ほどほどに楽しむのがよいでしょう。