注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

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排卵日とは?

排卵日とは卵巣から卵子が排卵される日を意味します。卵巣には卵子の元になる細胞が入っており、成熟した卵子が排卵されることで受精の準備が整います。また、排卵された卵子の寿命は1日と非常に短いため、排卵日に合わせてセックスをしなければ妊娠する確率はなくなってしまうのです。

そのため、排卵日を正確に知ることが妊活の基本になっているのです。排卵日は生理のタイミングから計算する方法や、基礎体温から知る方法があるため、正しい知識を身に着けることが重要になります。

また、正確に計算をしても、体調などによって排卵日がずれることがある点にも注意が必要です。特に精神的なストレスなどはホルモンバランスに影響を与え、排卵のタイミングがずれる原因となります。

また、病気などの影響で正確に排卵が行えない場合もあるため、検査薬などを使って確認し、場合によっては病院で治療を受けた方が良いケースもあります。自分の意志で制御できるものではなく、知識を深めることが大切になるのです。

生理はどういう仕組みになっている?

生理とは赤ちゃんを作るための準備を繰り返し行っているものです。排卵日は一日だけですが、体は排卵に向けて準備を整え続けているのです。そのため、妊娠が無ければ生理がくる形になります。まず、卵子が受精しない場合は、子宮内膜がはがれ出血が起きます。子宮内膜は受精した卵子を育てるベッドのようなものです。受精をしなければ不要なものとなるため体の外に排出されるのです。

子宮内膜がはがれ出血が収まると、今度は卵巣で卵子となる細胞が育てられるようになります。同時に子宮内膜が厚みを増していくのです。卵巣で十分に卵子が育つと黄体化ホルモンが分泌され、排卵が行われます。黄体化ホルモンは子宮内膜を柔らかくする効果があり、着床の準備を整えるのです。そして、受精が行われなかった場合は卵子と一緒に子宮内膜が排出され、出血となるのです。出血が一日でおさまらないのは子宮の出口が狭いからです。

生理の周期や排卵日がずれやすいのは、黄体化ホルモンをはじめとする女性ホルモンがストレスなどの影響を受けやすいからなのです。

排卵日を予測する方法は?

排卵日を予測する主な方法は5つです。

1つはオギノ式と呼ばれる方法で、生理予定日の12日から16日前を排卵日と仮定する方法です。人によって生理の周期は異なり、4週間程度で周期的に来る人や、もっと長いスパンで来る人もいます。まずは自分の生理のサイクルを知って、大まかな目安をつけるのがオギノ式なのです。

頸管粘膜測定法と呼ばれる方法があります。排卵日が近くなるとオリモノの粘度が高くなり、良く伸びるようになってきます。清潔な指でオリモノをとり、指と指の間で伸ばして10センチ以上伸びるようであれば排卵日が近いと言われているのです。この状態から数日以内に排卵日が来ると言われています。

より科学的な方法では、基礎体温を利用した方法があります。基礎体温とは朝起きて体を起こす前の体温のことです。基礎体温には周期があり、1月ごとに最も体温が低いタイミングで排卵が行われ、体温が上がりやすくなると言われているのです。体温の周期に合わせてセックスをすれば妊娠の確率が高まります。

また、市販の検査薬を利用し、ホルモン量の変化から排卵を予測する方法や、産婦人科の超音波検査で確認する方法もあるのです。

排卵日を予測するうえでの注意点!

排卵日はホルモンバランスや体調によってずれることがある点に注意が必要です。また、忙しくて基礎体温の記録をつけることが難しく、継続できないケースも珍しくないのです。近年では気軽に排卵日を予測できるように、様々な企業から排卵日予測アプリ等が出ています。基礎体温の記録や生理のタイミングから排卵日を予測できるため、忙しい人におすすめです。

また、排卵前に下腹部が重く感じる人や、排卵日に頭痛やめまいが起きる人も多く、急激な体調変化が前兆となる場合もあります。より確実に確認するためには市販の検査薬などの組み合わせがおすすめです。

また、卵子の寿命は1日ですが、精子の寿命は2日から3日と言われています。そのため、排卵日の前からセックスを行うタイミング法と呼ばれる手法も存在します。排卵日がずれることは珍しくなく、基礎体温を計っていても体温が上昇した後に排卵されるケースもあります。ある程度幅を摂った方が妊娠の確率が上がるのです。

より妊娠しやすくするには

妊娠の確率を上げるには排卵日の前後も含めてセックスをする方法もありますが、一般的なのは生理の周期を整える事です。特に忙しく働いている生理の周期が乱れるのは珍しくなく、基礎体温などを計っても排卵日を予測することが困難になる事もあります。

そのため、生活のバランスを整えて、一定のリズムで生理が来る状況を作った方がプラスになりやすいのです。ストレスは胎児にも影響を与えると言われているため、胎教を考える意味でも重要なポイントになってきます。

正常な生理の周期を整えるだけでなく、卵子の質を上げるためにも睡眠や食事は大切になってきます。これは栄養不足では細胞分裂にムラができる可能性があり、卵子が弱った状態になってしまう事もあるからです。栄養バランスを考えながら食事をすることと、十分な睡眠時間を確保することは重要なのです。妊活に集中するために仕事を休む人がいるように、ストレスをかけない状況を作ることも大切なポイントです。働き方や時間の使い方の見直しをすることも妊娠にプラスになり得るのです。