注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

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不正出血とは

不正出血とはいきなりおりものから出血することです。生理の時には当然出血するので、女性にとっては出血すること自体は驚くことではないかもしれません。

しかし生理の時以外に出血をすれば、当然不安に思いますよね。不正出血は整理の時に定期的に出血するのとは違い、突然出血することです。程度は大量に出血することもあれば、おりものに血がつく程度の時まであるので様々です。

女性にとって出血することは慣れていはいることとはいえ、いきなり出血するのは怖いことです。女性の体はデリケートにできているので、何かの拍子で出血してしまうこともあります。突然の出血に不安に思いますが、何も問題ないということも多々あるのも不正出血の特徴です。

しかしまた不正出血したという安易な気持ちでいると、何か病気が隠されているかもしれないので注意しなければなりません。女性の体はデリケートなのでしっかりとケアをしてあげることが大切です。不正出血をした時は自己判断をしないで、病院で診てもらうことをおススメします。

不正出血の原因

不正出血の原因としては大きく3つの要因が挙げられます。

器質性出血

1つ目は器質性出血です。子宮や卵巣などの性器近くに、炎症や腫瘍などができてしまうことです。何らかの原因によって炎症なのができることによって、出血してしまうことです。

機能性出血

2つ目は機能性出血です。機能性出血は炎症などが原因で出血したものとは違い、ホルモンバランスの乱れによって出血することです。女性にとってホルモンバランスが乱れるということは、体調に大きな影響を与えます。その影響のひとつが不正出血となり、子宮内膜がはがれることいよって出血してしまうのです。

その他の原因による出血

3つ目はその他の原因による出血です。子宮内に影響があるのは排卵日前後によるものと、性行為によって膣の内部が傷つくことがあります。排卵日は生理の前におきますが、排卵した時に毛細血管が切れたりすることもあります。性行為に関しては激しく擦り合わさることによって、デリケートな部分から出血してしまうことが考えられます。

不正出血の種類

不正出血の種類としては2つの種類が考えられます。

器質性出血

1つ目は器質性出血で、炎症が原因によって出血することです。器質性出血は何らかの病気が関係していることが多く、検査をして治療することが大切です。老人性膣炎による炎症、子宮筋腫、良性腫瘍やポリープなどの良性腫瘍、子宮頸がんや子宮体がんなどの悪性腫瘍が考えられます。

また流産や早産など妊娠による影響によっても炎症を起こすことがあります。

これらの病気で炎症することによって、出血することを器質性出血と呼びます。

機能性出血

2つ目は機能性出血で、主にホルモンバランスの乱れによる出血のことです。排卵性と無排卵性に分けられますが、どちらもホルモンバランスの乱れが原因となります。機能性出血は初経後5年以上経過して月経が起こると、卵巣機能が低下しているので無排卵になることがあります。

この時排卵があったとしても機能不全を起こしているので、排卵日に出血をしてしまうこともあります。

生理の時以外で出血する不正出血は2つの種類が考えられます。

不正出血の症状

不正出血の症状は生理以外の時におりものから出血することです。ある程度日数を計算している人にとっては、生理以外の時に出血すると不安に思うことが多いですよね。不正出血の症状によっては体に影響もないことがあります。

女性の体はデリケートにできているので、ちょっとしたホルモンバランスの乱れや体調によって、不正出血をする事もあります。体調が戻れば自然と出血も治るので、あまり気にしない人もいるでしょう。

不正出血は体には影響がないこともありますが、病気によって不正出血をしている可能性もあります。自己判断で大丈夫だろうと何も対処しなければ、重大な病気を見逃してしまうかもしれません。

不正出血の症状は単に出血をするだけではなく、炎症を伴なったり病気になっている可能性もあります。何度も不正出血をしている人にとっては毎度のことかもしれませんが、体調の乱れによる原因も考えられます。不正出血の症状が出たら自己判断だけで判断しないことが大切です。

不正出血の対処法

不正出血の対処法は自己判断せずに医師に相談することが重要です。不正出血は基礎体温をつけている人ならば、ホルモンバランスの乱れかどうかを判断することができます。

器質性出血と機能性出血によって対処法が違うからです。基礎体温をつけることによって生理の時期が分かりますし、そこから排卵日を計算することができます。

だいたい生理の14日前が排卵日になるので、排卵日前後で出血があれば機能性出血だと判断しやすくなります。

一般的には初経後は無排卵が考えられるので、出血をともなうことが考えられます。この場合は様子を見て安静にしていれば治ることが多いので、様子見の対処法をとることが多いです。

卵巣機能不全などホルモンの乱れによる不正出血の場合には、ホルモンバランスを良くする治療が行われます。性ホルモン剤を投与したり止血剤を使って治療することもあります。年齢が若い世代においてはピルを飲んで対処することもあります。普段から基礎体温をつけておくと対処しやすいので覚えておきましょう。