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妊娠初期の下腹部痛って?

妊娠中には、いろいろな体調不良を伴うのが当たり前となっています。すでに、何回か出産を経験している女性ならば、すっかり慣れたものだと思いますが、初めての妊娠を経験する女性にとっては、 妊娠中の体調不良は不安になることばかりですよね。

今回取り上げるのは、そんな体調不良の中でも、「妊娠の初期段階に現れる下腹部の痛み」 です。 ここで言う妊娠初期というのは、妊娠12週目までを目安にしています。妊娠初期の痛みというのは、 流産につながる可能性もあるぐらい敏感になっておく必要があるのですが、母子ともに放っておいても影響のない痛みも存在しているのです。

ですから、今日はその辺りの概要をリサーチしてみたので、一緒にチェックしていきましょう!まだまだ妊娠する予定のない女性も、これから計画妊娠を 検討している女性も、 妊娠真っ最中の女性も、チェックしてもらいたい内容です。これからお父さんになる予定の男性が、今この記事を見ているのならば、 ぜひチェックしておいてください!

妊娠中に子宮が痛むのは当たり前

まず大前提にしておきたいのが、「妊娠中に子宮が痛むのは当たり前のこと」ということです。赤ちゃんが成長するのと同時に、子宮も大きくなっていくわけですから、当然といえば当然ですよね。子宮が大きくなっていくときには次のような痛みがあります。

・ 子宮周りの靭帯が引っ張られるような感覚

・ 子宮周りの臓器が圧迫されるような痛み

・ 子宮周りの骨が圧迫されるような痛み

ですから、このような痛みを感じる時には、 そこまで心配する必要はありません。また、もっと初期の段階で痛みを感じ場合もあります。 それは着床した瞬間の痛みです。

着床というのは、精子と卵子が出会って、受精卵となったものが、子宮にたどり着く状態です。必ず痛みを伴うものではないのですが、妊娠が完了したサインとして痛む場合があります。これを着床痛と呼んでいます。

もしも、どうしても心配になるような痛みや、自分で判断することが難しい痛みに襲われている場合には、産婦人科に相談した方がいいでしょう。

ホルモンバランスの乱れが原因?

ホルモンバランスの乱れが原因で、腹痛を引き起こす場合があります。妊娠というのは、女性ホルモン特有の現象ですから、女性ホルモンが乱れるのは当たり前な事なのです。この場合の痛みは、生理痛に近い痛みが多いと言われています。この背景には、プロゲステロンと呼ばれる女性ホルモンの一種が 深く関わっているのです。プロゲステロンは、黄色のホルモンのことで、生理周期の最中に多く分泌される傾向にあります。赤ちゃんがおなかの中で成長しやすい環境を作るために 分泌されることも多いので、 妊娠中に感じるのであれば、心配する痛みではありません。生理痛に近い痛みの他には、次のような痛みで現れる場合もあります。

・ チクチクした痛み ・ 腰痛のような痛み ・ お腹が全体的に引っ張られるような痛み

このような痛みというのは、長期間にわたって続くわけではなく、あくまでも一時的なものです。深く心配する必要はありません。このような痛みを感じる時には、自分だけで判断するのではなく、念のために産婦人科に相談したほうがいいと思います。

流産の可能性を心配すべき

下腹部に痛みを感じる場合、真っ先に心配するべきことは、流産の可能性です。具体的には、妊娠初期から妊娠12週間目 までに流産しやすいので、軽い腹痛だと決めつけてしまわずに、神経質なぐらい気にしておいたほうがいいのではないでしょうか。でも、どのような痛みなのか、ある程度目星をつけておかないと判断できないですよね。次のような下腹部の痛みを感じる時には、流産の可能性があるかもしれません。

・締め付けられるような激痛

・一時的な痛みではなく、継続する痛み

・今までに感じたことのない、 明らかに危険だとわかるぐらいの痛み

このような痛みを感じる場合には、迷わず産婦人科に駆け込むようにしてください。身動きが取れない場合には、救急車を呼んでしまっても構いません。このような腹痛にプラスして

・出血がある

・基礎体温が下がる

・ つわりのような、 妊娠した時に起こりやすい妊婦特有の症状がなくなる

このようなサインが現れた時は要注意です。早い段階で産婦人科のサポートを受けることができれば、赤ちゃんの安全を確保することができるかもしれません。うまく対処すれば、そのまま妊娠を継続させることができるのです。

便秘の可能性もある

気をつけておいた方がいい妊娠初期の腹痛には「便秘」もあります。これは、赤ちゃんに影響が出るというよりかは、 妊婦さんの健康に影響が出る概要です。女性ならば、便秘に悩んでいるケースは多いと思います。ただでさえ改善する のが難しい便秘なのですが、 妊娠すると、ますます便秘がひどくなる傾向にあるのです。一体どうしてかと言うと「妊娠をきっかけに今まで使っていた便秘薬が使えなくなる」からです。これは、お腹の赤ちゃんに影響が出てしまうので、余計な薬が使えないというのは仕方のないこと。

これにプラスして、別の理由も存在しています。それは子宮で腸が圧迫されるという背景です。妊娠すると、赤ちゃんの成長とともに子宮がどんどん大きくなります。そうすると、腸が圧迫されてしまうので、以前よりも便秘がひどくなってしまうのです。 便秘による腹痛がひどくなってしまうと、妊婦さんがますます体調を崩してしまいますから、出産所ではなくなってしまいます。そのため、妊娠は計画妊娠を心がけるようにして、妊娠する前に体調を整えておく努力をしてください。