親知らずは抜いた方がいいの？親知らずの特徴と抜歯について徹底解説

親知らずとは

親知らずとは大人の歯が生えている中で、一番奥に位置するはです。正式名称は第三大臼歯と呼ばれ、知歯と呼ばれることもあります。歯は前歯から生え変わることが多く、親知らずの歯は永久歯の中では一番最後に発達する歯となっています。

親知らずの由来は本来永久歯は、15歳前後で乳歯から永久歯に生え変わるのが一般的です。しかし親知らずの歯は一番最後に生え変わるので、十代後半頃に生え変わることが多いようです。

そのため手が掛からなくなったことから、親が知らぬ間に歯が生え変わっているということで親知らずと名付けられたようです。ちなみに親知らずは前歯から数えて8番目に生えている歯のことです。

親知らずは人によって生え方が違っていますが、これは一番最後に生えてくるので、生える場所に余裕無ければ変な生え方をしてきます。生えてこないことや歯茎に埋まった状態で、変な風に生えてくることもあるのが親知らずです。これは先に生え変わった歯の状態によって大きく左右されます。

親知らずは抜くべき？

親知らずが生えている人は、抜くべきなのでしょうか？答えはその人の歯の状態によって違うと言えます。

親知らずを抜いた方がいいと言われる理由の多くは、後で激痛が襲ってくるから早めに抜いた方がいいと言われます。痛みを伴うこともありますが、正常に生えている歯ならば無理やり抜く必要はありません。

親知らずを抜いた方が良いケースはいくつかあります。親知らずの生え方が正常ではなく、他の歯の歯に悪影響を与えているケースです。後から生えてくる親知らずの生え方がおかしいと、隣の歯を強く押すことで歯並びが悪くなります。

また生え方によってはこれ以上生える見込みがなければ、早めに抜いた方がいいでしょう。奥歯の歯は歯磨きが届きにくいので、虫歯や歯周病になりやすくなります。

トータル的に他の歯に影響を与えたり親知らずが虫歯になっていれば、親知らずは抜いた方がいいと言えます。人によって生え方や状態が違うので、先生と相談をして決めると良いでしょう。

親知らずがある弊害は？

親知らずは場合によっては抜かなくても大丈夫ですが、後で弊害が起きることもあります。親知らずをがある弊害としては、後に虫歯や歯周病になった時に大変だということです。早い年齢のうちに親知らずを抜くことで、隣の歯を綺麗に磨きやすくなります。

奥歯が1本無くなることで、手前の歯を磨きやすくすることで、虫歯や歯周病リスクを下げることができます。親いらずが正常ではなく斜めに生えているケースでは、他の歯に大きな影響を与えています。

一番最後に生えてくる親知らずは、隣の歯を目指しながら生えようとするので、大きな圧力がかかります。長年放置していると、いざ抜歯をする時に親知らずの歯と骨が固まって抜けにくかったり、痛みや腫れを伴なうことが多くなります。

親知らずは年齢を重ねるごとに抜くのが大掛かりになります。弊害として何も無ければ問題はありませんが、虫歯になったり痛みや腫れを伴なうことがあるので気をつけましょう。親知らずは無くても大丈夫な歯とも言われているので、抜くなら早めに抜いた方がおすすめです。

親知らず抜くのに費用や期間は？痛いの？

親知らずを抜くのに費用や期間は気になりますよね。治療に関しては保険が効くので、数回の通院を含めても1万円〜2万円程度で治療が終わるのが一般的なようです。

親知らずは人によって生え方が違いますが、抜歯も生え方によって難易度や治療が違います。普通に生えている親知らずは麻酔をしてから簡単に抜くことができますし、通院回数も3回程度と一番少なくて済みます。

費用に関しては治療が2000円程度で、後は通院回数分の費用が掛かります。その他横向きで生えていたり親知らずが埋まっている時には、治療は20分〜1時間程度の治療が掛かるケースもあります。

これは歯茎を切開して親知らずを割ったり、親知らずに被っている歯茎などを切開する必要があるからです。費用は3000円〜5000円程度の治療費と、4回程度の通院費が掛かります。

治療に関しては麻酔をするので痛みはほとんど感じません。ただ麻酔が切れた時には痛みを感じることもありますし、抜歯の為に数回の通院が必要不可欠です。

気になる方は病院へ

親知らずを抜くか抜かないかは本人が決めることですが、多くの人は早めに抜いた方が良いという人がほとんどです。これは親知らずを後で抜くなら、早めに抜いた方が楽だからということが挙げられます。

できれば二十歳前後で親知らずが生えた時に、すぐに抜歯をすれば一番楽に治療ができます。歯は時間と共に骨とくっつきやすくなるので、早い方が抜歯がしやすくなります。

歯並びに関しても親知らずが綺麗にまっすぐ生えていれば問題ありませんが、ほとんどの場合は他の歯に影響を与える生え方をしています。後から矯正器具を使って歯の矯正をするよりも、親知らずを抜いておくことで正常に生えやすくすることができるからです。

一番の奥歯なので将来的に虫歯になるケーズも多く、激痛が起きて腫れてしまうことも考えれられます。自分は大丈夫だという人は親知らずを抜かなくても大丈夫ですが、気になる方は病院へ行って担当の先生と相談することをおすすめします。