注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

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便秘が治らなくて悩んでませんか?

食事や生活習慣に気をつけて、運動を取り入れてもなかなか便秘が治らなくて困っているという方も多いのではないでしょうか。便秘は身近な身体の不調のため、さほど気にしないことも多いかもしれません。しかし深刻な病気の原因になることもある便秘。日頃から気をつけて便秘を解消していきたいですね。

日頃から気をつけておきたいのは、まず食物繊維不足。以前は不要だと考えられていた食物繊維ですが、20世紀に入ってからは消化や吸収、排便に重要な役割を持っていることがわかりました。日本では戦後から食物繊維の摂取量が減少し、最近では終戦直後の半分以下になってしまっているといも言われています。食物繊維を意識して摂取するようにしたいですね。

他にも便秘の原因としては運動不足やストレス、水分不足などが挙げられます。こうした要因は規則正しい生活と運動などで改善しますが、そこに取り入れたいのが便秘に効くツボでセルフケアを行うことです。

便秘に効く手のツボ

まずご紹介するのは手のツボです。手のツボは家事の合間やテレビを見ながらでも自分で手軽に刺激ができるので、ぜひ覚えておきたいツボですね。

合谷

一つ目のツボは合谷(ごうごく)です。手の甲の側にあり、親指と人差指の付け根の中間あたりにあるツボです。便秘だけでなく、眼精疲労や肩こり、睡眠不足や不安にも効果が期待できるツボで、「万能のツボ」とも呼ばれています。骨と骨の間の凹んでいる部分を反対側の手で挟むように刺激します。

神門

二つ目のツボは神門(しんもん)です。手首の付け根の関節部分の小指側にあるツボです。手のひらを上に向けて、小指から手首までまっすぐに伝っていくと骨と筋の間にくぼみがあることがわかります。そこが神門です。東洋医学においては心臓の経路を刺激するツボだとされていて、ストレスを軽減する作用があります。反対側の親指で指圧するといいですね。ペンの先などで指圧するのも効果的です。すこし強めにぐりぐりと押してみましょう。

便秘に効く足のツボ

次にご紹介するのが足のツボです。人間の体には便秘に効くツボがたくさんありますが、足にももちろん便秘解消に役立つツボがたくさんあります。特に足の裏は全身の反射区が集中しているので簡単に効果を得ることができる部位です。また具合が悪い場所は指圧すると痛みやすいので、ツボ押しに慣れていなくてもツボを見つけやすいのも嬉しいところです。

足裏の反射区

まずひとつ目のツボは足裏の反射区です。胃や腸と行った排泄に関係する器官の反射区は、両足の土踏まずの周辺に集中しています。足の裏でもかなり硬い部分なので、指の腹では押し負けてしまうかもしれません。ツボ押し棒などを使って押してみるのもいいですね。

れい兌

二つ目のツボはれい兌(れいだ)です。人差し指の爪の横、中指よりの部分がこのツボで、胃腸が悪いと強く痛むため、とても見つけやすいツボです。便秘の他にもむくみにも効果があるツボなので女性には嬉しいツボですね。つまみ上げるように刺激すると効果的です。

生活習慣の改善もしよう!

こうしたツボ押しは便秘解消に効果的な方法ではありますが、合わせて行いたいのが食事や生活習慣の改善、そして腸内環境を整えることです。

食事療法としては、食物繊維の摂取を心がける、善玉菌を増やすよう発酵食品やビフィズス菌を積極的に取る、弁を柔らかくするために水分を多めに取るといった方法があります。特に気をつけたいのが、朝食をしっかり取ること。蝶は朝に活動が活発になるので、朝食を抜くとせっかくの腸の動きを妨げてしまいます。しっかり食べることで便のかさが増し、弁が出やすくなる効果もあります。

またストレスが多かったり、不規則な生活も腸内環境を悪化させる要因となります。十分な睡眠をとる、リラックする時間を取り入れてストレス解消を心がける、筋トレやストレッチなどを習慣化する、マッサージや半身浴を行って血行を良くするといった方法を試してみましょう。特に半身浴は結構が良くなると同時に身体の冷えも解消されていくので、長期的な便秘対策としておすすめです。

注意点!

自分でできる便秘対策として気軽にできるツボの刺激ですが、間違った方法でおこなうと逆効果です。便秘対策のツボ押しで気をつけたいポイントについてご紹介します。

まずは強く押しすぎないこと。便秘の症状が重いと、ツボの場所が固くなったり、押したら痛いことがあります。ついつい強く押しまいてしまいがちですが、刺激を与えすぎると症状悪化につながることもあるので気をつけましょう。

次に気をつけたいのが左右対称に押すことです。どのツボも左右対称にあるので、両方とも同じ回数、同じ力で押しましょう。一か所をゆっくりもみほぐすように刺激すると効果的です。

また子どもやお年寄り、妊婦さんの場合は身体が非常にデリケートなので通常の半分程度の力で優しくマッサージするようにツボ押ししましょう。身体の状態によっては刺激が強すぎることがあるので、力を加減するようにしましょう。

自分で手軽にできる便秘対策であるツボ押し。こうした点に気をつけてツボ押しを行っていきたいですね。