注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

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骨折やヒビは危険!

骨折すればどの箇所でも痛いものですが、特に肋骨のヒビや骨折は面倒です。なぜなら、少し体を動かしただけでも痛みますし、咳やくしゃみが激痛を伴うものになってしまうからです。また、肋骨のヒビだったものが、くしゃみなどによって骨折してしまうこともあります。

とはいえ、普通に日常生活を送り、骨折したことにすらまったく気付かないという人もいます。この両者の違いは、骨がずれているかどうかです。骨折をして骨がずれていると、かなりの痛みを発し、少し動くのも気が滅入るようになるのですが、骨がずれていなければ、ほとんど痛みがないこともあるのです。

肋骨の骨折は一度それを意識してしまうと、日常生活に多大な影響を与えます。痛みによって肉体労働などを行っている人は仕事を行えなくなりますし、痛みが走る恐怖で体を動かすことが億劫になるのです。その影響で、精神的に落ち込んでしまうこともあります。痛みだけではない影響も出るので、充分に注意しましょう。

肋骨のヒビや骨折の原因は?

肋骨にヒビが入ったり骨折してしまったりする原因は、基本的にどこかにぶつけたりというような、外部からの衝撃によるものがほとんどです。交通事故や転落などで胸を打てば、肋骨が折れることがありますし、机に強くぶつけたり、こけたりした時に折れることもあります。

また、外部からの衝撃以外にも、別の原因で折れることもあります。長期間、激しい咳を繰り返すことで、疲労骨折してしまうこともあるのです。そのため、花粉症の人が肋骨を疲労骨折してしまうこともあり、注意が必要です。

肋骨は他の骨に比べると、折れやすい骨です。なぜなら、肋骨は他の骨よりも細く、強度が弱いからです。ただそうなると、なぜ強度が弱いのかという話になります。

これは、肋骨は内臓を覆うように配置されている骨であることが理由です。呼吸をしたとき、あまりにも強度が強く、太い骨だと、内臓の動きを阻害してしまいます。しかし、細く柔軟性があることで、呼吸する時に骨が邪魔にならないようになっているのです。

肋骨を骨折した場合の治療方法は?

肋骨を骨折してしまった場合の治療は、基本的に骨がくっつくのを待つしかありません。足などの骨折の場合、ギプスをつけますが、胸にそのようなものをつけてしまうと、呼吸を阻害してしまいますし、内臓が折れた骨にあたってしまう可能性もあります。そのため、軽いサポーターのようなものを胸につけますが、それほどガッチリ固定されるわけではありません。そのため基本的には、悪化しないように、力仕事などを控えて安静に過ごすことになります。

痛みがひどい場合は痛み止めが処方されることもあります。また、それに応じてサポーターを固いものにするなどの対策が取られることもあり、どこの骨を骨折したのかということや、その人によって対応は変わるため、一概にこうとも言えない部分があります。

肋骨にヒビだけが入っている状態であれば、サポーターなども使わないことも多いです。この場合は、痛み止めだけが処方されることになります。

逆に骨折した骨のズレがひどい場合は、手術することもあります。ただ、そのようなケースは、よほどの衝撃を受けていなければないことです。交通事故などで折れてしまった時はその可能性があるので、覚悟しておきましょう。

完治するまでの期間って?

肋骨の骨折が完治するまでの期間は、二ヶ月程度です。骨がくっつくためには、それくらいの時間が必要なので、他の骨折とそれほど大差はありません。もしも骨折したときに、骨が内臓を傷つけていたということであれば、期間はもっと長くなります。

骨折ではなく、肋骨にヒビが入った程度であれば、三週間程度で完治します。二ヵ月程度というのは、重症だった場合です。ただ、その期間、しっかりと安静にしていなければ、骨がくっつかなかったり、悪化してしまうこともあります。注意しましょう。

骨折というと、リハビリもセットでついてくるというイメージがありますが、肋骨の骨折の場合、リハビリというものはありません。足や腕を骨折した場合は、筋力が落ちているため、リハビリを行うのですが、肋骨の場合はそれで日常生活が送れないということではないので、基本的には行われないのです。

ただし、やはり心肺機能は落ちているので、軽くジョギングなどの運動をすることが勧められます。また、体が硬くなっていることもあるので、柔軟やストレッチなどもできればやったほうが良いです。

日常生活に支障が出るので注意!

肋骨を骨折してしまったり、ヒビが入ったりすると、日常生活に大きな支障が出てしまうため、かなり面倒です。そのため、このようなことにならないように、普段から注意しておく必要があります。

胸に痛みがある場合、肋骨の骨折を疑いますが、必ずしもそれが肋骨の骨折であるとは限りません。他の病気の可能性もあるので、胸の痛みが気になるということであれば、とりあえず病院で診てもらうようにしましょう。

肋骨の骨折について、まだまだわからないこともあると思いますが、症状や治療方法は人によって変わるものです。当然、完治までの期間も人によって違います。なぜなら、個人個人で回復力が違うからです。

そのため、わからないことや、他にも気になる点がある場合は、病院で尋ねてみるのが一番良いです。そのほうが確実ですし、個人差を加味した上での結果を知ることができます。

肋骨の骨折は病院に行ってもギプスを巻くわけではないからと、放置する人もいますが、これはかなり危険です。内蔵に骨がささることもありますし、合併症を引き起こすこともあります。そうなると、命に危険が及ぶので、必ず病院で診てみらうようにしましょう。