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むくみ放置してませんか?

女性とむくみは切っても切れない関係にあると言っていいほど、密接なものであり、多くの女性はむくみに悩まされるものです。むくむ部位は、その時や状況によって変わりますが、一般的には手足や顔に多く見られます。むくみは、何らかの理由で静脈やリンパ管の働きが悪くなり、血液中の老廃物が血管の外に出てしまうことで発生します。血管の外に出てしまった老廃物が、循環、排出されることなく皮膚の細胞の下に溜まってしまう状態が、むくみの正体なのです。

むくみは放置していると状況が悪化することがあります。特に足に発生したむくみなどを放置していると、歩行障害などの問題を引き起こしてしまうことにもなりかねません。問題のない一時的なむくみなら、対処法をとることで改善できますが、むくみが長時間続くような場合は、軽視してはいけません。病気が原因でむくんでいる可能性があるからです。

では、むくみが発生するのには、どんな原因があるのでしょうか。1つずつ考えられる原因を見ていきましょう。

水分や塩分の過剰摂取

むくみの原因の1つとして、水分や塩分の過剰摂取があります。就寝前などに水分を摂り過ぎたり、お酒を飲みすぎたりした翌朝、むくんでしまうことがあります。朝鏡に映った自分の顔を見て、むくんでいることに気づいたりします。顔は皮膚が薄いことから、むくみが発生しやすく気付きやすいものです。塩分には、水分を奪ってしまうという性質があるため、塩分を摂り過ぎるとのどが渇き、より多くの水分を摂取してしまうことになるのです。血液中に取り込まれた水分が、睡眠中はそのまま血液中に留まってしまうため、翌朝むくみが発生してしまいます。

特に足の甲は、心臓から遠い位置にあるため、血流が悪くなりやすいところでもあります。血液中に水分を多く含んだ状態で就寝するため、血流が悪くなりがちな足先には、なおさら水分が留まりやすいのです。そうして、顔だけではなく、足や足の甲にもむくみが発生しますが、顔ほどはっきり現れないことからも、気づくのに時間がかかったりします。

長時間の同姿勢

パソコンの普及に伴い、座ったままの仕事も急増しました。長時間同じ姿勢で座り続けると、座っているのにも関わらず、むくみが発生してしまいます。座り続けるということは、足の筋肉を使わない時間帯が続くということでもあるのです。筋肉を使わない状態が続くことで、筋肉にある血液を循環させるという機能の働きが悪くなってしまいます。そうすると、老廃物や余分な水分を、スムーズに循環させられなくなることで、むくみが発生するのです。

また、人はその体のつくりからも、立っているだけでも重力が働き、自然に血液が足に溜まるようになっています。その状態が、つまり、立ちっぱなしの状態が続けば、当然血流が悪くなり、むくみが発生します。

特に同じ足の中でも、甲部分は、ふくらはぎと同じくらいむくみが発生しやすい部位です。長時間の同姿勢によるむくみが発生したら、休憩を入れるなどの対処が必要です。マッサージやストレッチなどの運動も、むくみ解消に効果的です。

冷え症

むくみの原因を考える際に、これをなくしては成り立たないかもしれません。むくみと同じくらい私たちを悩ませる「冷え症」です。特に女性はむくみと同じく、この冷え症に悩まされるものです。

この冷え症は、むくみにも関係しているのです。女性の体つきは、男性に比べると筋肉量が劣ることからも、熱量が少なく体温は低くなりがちです。

また、月経といった女性特有の生理現象があることも冷え症に大きく関係しています。女性は月経があることで、女性ホルモンの分泌量が著しく変化し、バランスを崩しやすいものでもあります。ホルモンバランスが崩れることで、自律神経が乱れ、体温のコントロールがうまくできなくなり、冷え症を発症してしまうのです。冷え症が発生すると、必然的に血行不良な状態となり、血行不良からむくみが引き起こされます。

女性の体は、女性ホルモンに支配されるところが大きく、ホルモンの分泌状態によって、体調も大きく変化します。そんなことから、血行不良や冷え症も発症しやすく、ひいてはむくみも発生しやすいのです。

病気が原因

一過性のむくみなら、あまり心配はいりませんが、むくんだ状態が続くようなら病気の可能性も出てきます。足の甲にむくみが出ることで疑われる病気は下記のようなものがあります。

リンパ浮腫

どこか狭い範囲でむくみが発生する場合を「局所性浮腫」といいますが、婦人科系の疾患が原因となっていることがあるものです。リンパ浮腫は自己判断が難しいので、病院で検査を受けましょう。

ネフローゼ症候群

腎臓に異常が発生し、正常に機能しない腎臓の病気です。老廃物や水分をろ過する腎臓が正しく機能しないことで、水分が過剰に溜まってしまうものです。

痛風

痛風の症状は足に出ることでよく知られます。アルコールなどに含まれるプリン体を過剰に摂取することで発症します。足がむくみやすく、痛みを伴うこともあります。

更年期障害

更年期障害の症状の1つとして、足の甲にむくみが出るものです。また、甲に限らず手足の指までむくみが発生することもあります。女性ホルモンの分泌が低下することでむくみが発生し、手足がこわばるような症状もでます。