注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

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鼻血が出やすい人はいる…!

普通の人よりも、鼻血がでやすい人たちがいます。そういう人たちは、自覚していないところで、突然鼻血が出てきてしまったりするので、深刻に悩んでいるものです。簡単にとまってくれる鼻血ならまだ良いのですが、時には、なかなか止まってくれない鼻血が出てしまって困ってしまうこともあります。

どうして、出血が止まらない鼻血が起こってしまうのでしょうか?そこには、アレルギーが原因になっているケースもあれば、病気を知らせているサインになっている場合もあります。ですから、これを機に、その原因しっかりと理解しておきましょう。今回は、鼻血が発生してしまうロジックだけではなくて、鼻血が発生した時の止血方法に関しても触れてみたいと思います。ここで紹介する止血方法を試した上で、どうしても出血が止まらない場合には、病院に行って診察してもらってください。この場合に通う病院は、耳鼻科です。耳鼻科は、どこの病院にもあるわけではないので、鼻血が出やすい人は、今のうちに近所の耳鼻科をチェックしておくようにしましょう。

正しい止血方法は?

鼻血が出てしまった時の止血方法を紹介します。やり方はいたって簡単。親指と人差し指で鼻をつまむだけ!たったこれだけで、通常は、ちゃんとストップしてくれます。時間にして約5分ほどです。 この間は、必要以上に動かないようにしてください。立ちぱなしでもいいですし、座った状態でも構いません。アイスバッグや冷たいタオルがある場合には活用してみましょう。血管は、冷やされると縮まる傾向にあるので、より一層、鼻血が止まりやすくなります。

とりあえず、一旦鼻血が止まった後には、鼻の粘膜を乾燥させない対策をとるようにしましょう。具体的に言うと

  • 加湿器を使う
  • オリーブオイルなどを 鼻の内側に塗る
  • 鼻腔内スプレーを使う
  • マスクをつける
  • 鼻の内側に軟膏を塗る

などです。これらのアイテムは インターネットやドラックストアで手軽に購入することができるので、カバンに常備して、持ち歩いておくと良いでしょう。お値段も結構お手軽です。いろんなアイテムがあるので、自分に合うものを選んでみてください。

鼻血が出る原因とは?

鼻血が出る原因の約90%は、キーゼルバッハ部位と呼ばれる部分からの出血です。簡単に言うと、鼻の中にある毛細血管の事です。 普通は、ちゃんと鼻血が止まってくれるのですが、なかなか鼻血が止まらない場合は、次のような原因が考えられます。

乾燥している

乾燥していると 出血しやすいと言われています。ですから、鼻血がなかなか止まらない場合は、いつも以上に鼻の内側が乾燥しているということです。シーズンで言うと、冬の乾燥は意識しておいた方が良いでしょう。鼻が乾燥している状態で、鼻をほじったり、鼻をかんだりすると、 毛細血管が簡単に切れてしまいます。

アレルギー鼻炎

アレルギー鼻炎が原因でキーゼルバッハが傷ついてしまうことがあります。花粉症を始めとしたアレルギー鼻炎を持っている人達は、鼻の内側が腫れやすい傾向にありますよね。それが原因で、毛細血管が必要以上に広げられてしまい、出血してしまうというわけです。アレルギー鼻炎の人は、鼻づまりを起こしやすいので、鼻づまりを解消させるために、鼻をかんだりすると、ますます毛細血管が傷ついて鼻血が止まらなくなるという悪循環に陥ります。

鼻血が止まらないのは何故?

鼻血が止まらない理由には、鼻の病気が関係しているかもしれません。次のような症状が考えられます。

上顎洞がん

上顎の歯の裏側には、 空洞があるのですが、そこにガンが成長してしまうのがこの症状です。 鼻血が出てくるだけではなく、 歯茎の痛みと歯の痛みを引き起こすようになります。場合によっては、視力に影響が出ることも。通常は、片方から鼻血が出るようになります。60代以降の男性に多く見られる傾向があるようです。

血管腫  

血管腫は、血管が何らかの理由で増えてしまった時にできる腫瘍のことです。悪性ではなく、良性の腫瘍なので、そこまで心配する必要はありません。決して珍しいものではなく、鼻にできる良性の腫瘍の半数を占めています。

乳頭腫

鼻の粘膜の表面には、扁平上皮と呼ばれる組織があります。これが異常増殖した時にできる腫瘍です。 基本的には良性の腫瘍なのですが、 癌と合併することもあるので注意が必要です。鼻づまりと鼻血を同時に引き起こす場合があります。

鼻にまつわる病気の可能性もある?

鼻にまつわる病気だけが、鼻血が止まらない原因とは限りません。 全身に関わる病気が原因で鼻血が止まらない場合もあるのです。次のような原因も頭に入れておきましょう。

白血病

正常な血液を作れなくなってしまう病気が白血病です。血球を作るための細胞に異変が起こって白血病になってしまいます。 必ずというわけではないのですが、白血病にかかると、鼻血が出る場合があるのです。高齢者がかかる傾向にあるのですが、若い人や子供がかかる場合もあります。

血友病

血液が固まりにくくなってしまう病気です。従って、出血した時に血が止まりにくくなってしまいます。 血友病は、血液を固めるためのタンパク質不足が原因で起こる病気です。遺伝による原因が多いと言われており、男性のみに発症します。

高血圧症

血圧が高いことが原因で 発症する病気です。血圧の高さが日常化してしまうと、血管の圧力が高まるため、血管がもろくなってしまいます。その結果、出血しやすくなるというロジックです。 高血圧症は、鼻血が止まらなくなるだけではなく、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす場合もあるので、 注意しなければなりません。