注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

Sponsered Link

咳はそもそもなんで出るの?

咳が出るの原因は、体の中に入った異物であるウィルスや細菌、または煙草の煙などというものを体が咳を引き起こすことで体の外にその異物を排出するためです。

咳は基本的に、体の中に入った異物に対して体が反応することによって引き起こされる現象で、咳をすることによって、体の中には本来存在しない異物を除去するという免疫機能であり、痰やその他の軌道内の異物を排出するための防衛反応でもあります。咳をすることによって、内側から空気を気道に勢いよく出し、その勢いによって気道を広げ呼吸が出来るようにすること、そしてもう一つは体内に入ったウィルスなどを空気の勢いによって体外に排出しています。

しかし、咳によって、時々胸痛や腹痛を起こしたり、はい病変をさらに悪化させることもあります。喀痰の多い湿性の咳は、気管支炎や肺炎、肺結核などのときに、そして喀痰の少ない乾性の咳は、風邪の初期症状やインフルエンザ、肺がん、胸幕炎などのときにみられます。

咳が出る病気とは

咳が止まらないときに考えられる原因としては、おもに結核、風邪、気管支喘息、(マイコプラズマ)肺炎、喫煙が挙げられます。

結核は結核菌に感染することによって起こる感染症です。昔は不治の病で結核になったら必ず死ぬと言われていた恐ろしい病気でもありましたが、細菌は治療技術の向上によって、結核患者数は昔よりは激減しましたが、最近では、都会をはじめとして、電車という人ごみや学校という集団生活させられる場所では、結核が流行していることがあります。

風邪に関しては、原因のほとんどはウィルスによるものでありインフルエンザも流行性の風邪と言われ、風邪の一部に含まれます。風邪をひくと、上気道に見られる炎症なので、くしゃみや鼻水、喉の腫れ、咳、そして発熱などが主な症状です。風邪はウイルスなので、最近を殺す抗生物質は効果がありません。風邪を治すためには、安静にして栄養をしっかりと取り自宅で休眠することが一番です。

気管支喘息は、空気の通り道である気管支が慢性的に炎症を起こしてしまう病気で、おもにアレルギーや薬による病気だと言われています。

マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマという微生物によって惹き起こされる非定型肺炎で、肺炎球菌などが原因となる定型的な細菌性肺炎とは違って、重症感が少ないのが特徴です。咳や発熱、倦怠感、喀痰が出るようになり、血痰がみられ、嘔吐下痢症も人によって現れたりします。

慢性と急性に分けられる

咳が止まらないときに考えられる病気としては、おもに上で挙げたように結核、風邪、気管支喘息、(マイコプラズマ)肺炎、喫煙が挙げられます。

また、咳の続く期間によっては、急性のものと慢性のものに分けられます。急性のものとしては、ほとんどが呼吸器感染症であり、主だった病気の例としては、風邪、急性肺炎、気管支喘息、気道異物、細気管支炎、胸膜炎などが挙げられます。

呼吸器だけでなくうっ血性心不全という心臓病とか副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎といった鼻の病気もあります。

一方で、慢性のものとしては、ほとんどが非感染性疾患であり、主だった病気の例としては、咳喘息、後鼻漏症候群、副鼻腔気管支症候群、肺がん、肺結核、アトピー咳嗽、薬剤性咳嗽などが挙げられます。また、胃食道逆流症という胃の病気もあります。

咳の症状によっては、湿性の咳と乾性の咳に分けられます。それぞれの特徴は、湿性の咳については痰が出て、乾性の咳には痰が出ないということです。

咳が出る時の対処法

風邪によって、咳が止まらないときの対処法として、室内にウイルスが溜まらないように換気をして、湿度の調節と窓を開けるなり換気扇をつけるなりして、空気のいれかえを積極的に行う必要があります。風邪のウイルスは、乾燥には強くかなり活発にありますが、湿度を上げることにより、ウイルスは活発にならずに感染力が弱まります。

また、マスクをすることにより、喉や口の中の湿度を高める効果があります。咳がどうしても出てしまう時、なるべく細かい咳をするように心がけ、喉を痛めないようにします。喉への負担や刺激になるアルコールや喫煙、もしくは歌を歌ったり、大声を出すなどは咳がなおるまで避けなければなりません。

ま風邪のようなウイルスだけでなく、花粉のような異物によって咳が起こることもあります。花粉による咳の特徴としては、痰の絡まない咳が長く続きます。花粉による咳を防ぐためには、花粉が鼻や目、のどに侵入するのを防げばよいわけで、そのためには、できるだけすき間のないマスクやメガネを着用しなければなりません。

咳を出さないための予防法!

咳を出さないために薬を飲まなくても、そして医者に診てもらわなくても自分でできる4つの予防法を紹介します。それは日頃からの日常生活に留意すべきことです。

こまめに手洗い・うがい・そうじをするということ、マスクの着用すること、水分を補給し部屋を加湿すること、そして食事関して刺激物を避けることです。

うがいはのどを 洗浄潤す効果があります。従って、最近やウイルスといった病気の原因となる異物やほこりなど異物を粘液といっしょに取り除き、粘液の分泌をよくして、異物を外に出す繊毛運動を助けます。帰宅した時や人がたくさんいる場所に出かけた後など、こまめに手洗い・うがいをしなければなりません。

また、ほこりやダニ、カビ、ペットの毛などがアレルギーの原因物質となり、それが咳の原因にもなるので、こまめに掃除をして異物を取り除く必要があります。

マスクはインフルエンザなどのウイルスの飛沫感染を防ぐだけでなく、ほこりやアレルギーの原因となる異物を吸いこむことを予防したり、口や喉の乾燥を防ぐことができるので、マスクは着用したほうがいいです。

水分を補給し部屋を加湿することにより、喉を潤すことによって、うがいと同じ効果が得られます。