注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

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生理が早くきた…

生理が開始した日を1日目として次の生理が始まる前日までの日数を「月経周期」といいます。この月経周期には個人差がありますが、25日から28日が正常な月経周期であると言われています。また月経周期が24日以内であることを頻発月経、月経周期が39日以上であることを遅発月経といいます。しかしながら月経周期は様々な影響で早まったり遅くなったりします。日頃から自分の月経周期を把握して、生理がいつくるのか、何日周期なのかきちんと把握しておくようにしましょう。もし早まったり遅くなったりして、それが続くようであれば注意が必要です。

生理が早くくる頻発月経の症状は月経が24日以下と短い周期でくるもので、個人差はあるものの生理不順や不正出血、妊娠しにくいといった症状が出る方もいます。また月経の回数が増えることで出血が多くなるため、貧血になってしまうこともあります。こうした身体からのサインである可能性もあるので、こうした症状が頻発するようであれば、早めに医療機関を受信することをおすすめします。

頻発月経の原因は?

頻発月経の原因としては3つの原因が考えられます。

卵巣機能の低下

1つ目は卵巣機能の低下です。卵巣機能が低下すると「排卵障害」につながり、月経周期が短くなってしまうことがあります。その結果頻発月経になってしまい、月経があるにも関わらず排卵が怒らない「無排卵性頻発月経」が起こることもあります。無排卵性頻発月経になると不妊の原因になることもあるので、注意が必要です。

黄体機能不全

次に考えられるのが黄体機能不全です。排卵後に子宮内膜を妊娠しやすい状態にする「黄体期」。黄体期では黄体ホルモンの働きが重要になりますが、この黄体ホルモンの機能がうまく働かないと、黄体機能不全につながります。本来ならば14日ほどあるはずの黄体期が短くなり、その結果として月経周期が短くなってしまいます。

生活習慣の乱れ

こうした婦人科系の原因とは別に考えられるのが生活習慣の乱れです。睡眠不足や運動不足食生活の乱れなどでホルモンバランスが崩れると、頻発月経を誘発してしまうこともあります。

治す方法は?

上のような原因で頻発月経が毎回起こる場合、早めに婦人科を受診し、治療を受けることが大切になります。治療としてはホルモン剤に寄る治療、排卵誘発剤などによる治療があげられます。

ホルモン剤による治療では、ホルモン剤を投与することで生理の周期を正常にします。低用量ピルを飲んでも同じような効果がありますが、低用量ピルを服用している間は妊娠することができないため、妊娠期希望している方は婦人科で医師に相談するようにしましょう。

また頻発月経の中でも排卵が起こらない無排卵性頻発月経の状態が3周期以上続いてしまうと、不妊症になる可能性もあります。もし無排卵性頻発月経と診断された場合は、排卵と卵胞の政党を促す排卵誘発剤による治療が行われます。

主な治療法としては上記のようなホルモン剤や排卵誘発剤等が挙げられますが、体調や妊娠を希望するかしないかなどによって治療方法は異なります。自分の体調について細かく医師に相談するようにしましょう。

予防する方法は?

頻発月経を予防する対策としては次のようなものが上げられます。まず「基礎体温」を付けることです。基礎体温を測ることで自分の月経周期を知ることだけではなく、月経周期の以上や排卵の有無、ホルモンバランスの状態、妊娠しやすい状態かどうかなど目には見えない体の状態を知ることができます。婦人科を受診するときも基礎体温を書いたものを持参すると医師の判断材料にもなります。

また次におすすめしたいのが体を温めることです。子宮は身体の中でも冷えに弱い部位なので、日頃から体が冷えないようにすることが大切です。できるだけ冷たいものは控えて、スープやお茶などあたたかい食べ物や飲み物を取るように心がけましょう。

そして何よりも大切なのが規則正しい生活を心がけることです。夜更かしをしたり、暴飲暴食、運動不足など日頃の生活習慣の乱れもホルモンバランスを崩すことにつながり、頻発月経の原因になります。毎日栄養バランスの取れた食事と運動、十分な睡眠を心がけましょう。

早めに病院で診てもらおう!

頻発月経の月経はホルモンバランスが崩れたことが原因であることがほとんどで、婦人科系の重要な病気のサインであることもあります。もし頻発月経の症状が続いたら必ず婦人科を受診するようにしましょう。婦人科の医師から頻発月経と診断されたら、医師の支持に従ってきちんと薬を服用し、生活習慣にも気を配りましょう。また頻発月経は月に2回月経があるなど回数が多いことから出血も多くなり、貧血になりがちです。レバーや納豆、ひじきといった鉄分を多く含む食品を取ることを心がけましょう。

月経は女性が健康を知る上でのバロメーターになります。いつもと生理が違うので婦人科を受信してみたら子宮筋腫や子宮がんだった、なんてこともあります。月経周期が早まったり、遅くなったりしたら、それは身体からのサインかもしれません。ただ生理の回数が増えただけ…とは思わず、これまでとちょっとでも違うと思ったらきちんと病院で診てもらい、早めに対処するようにしましょう。