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体のあちこちが痛いと辛い…

体が部分的に痛いことはよくあると思いますが、体のあちこちが痛くなってしまうと、とても不安になりますよね。体のいろいろなところが痛くなると、寝ることもままならなかったり、痛みが気になって集中力が続かない、仕事が手につかないなど、日常生活の質も下がってしまうこともしばしば…

体のいろいろなところが痛くなるのは、身近な病気が原因の場合もありますし、原因不明の病の可能性もあります。場合によっては、早急に医者にかからないといけないような病気が原因のこともあるのです。本記事では、そんな体のいろいろなところが痛いときに、どのような病気が考えられるのか、その原因や治療法、予防法などについて、ご紹介したいと思います。

【飲んだ後の全身痛】二日酔い

二日酔いでも全身痛になることがあります。身体中の筋肉が痛くなる、皮膚の表面が痛くなる、骨が痛くなるといった症状がみられることがあります。全身が痛くなる原因は、お酒に含まれるアルコールを分解した際に生じる、アセトアルデヒドであると言われています。アルコール自体も体にとっては毒なのですが、アセトアルデヒドはアルコールの比べ物にならないほど毒性の高い物質です。

このアセトアルデヒドが全身に回ると、血管が収縮し、血行が悪くなります。血行が悪くなると人間の体は血行を良くしなければ!と反応し、プロスタグランジンという熱や痛みを発する物質を出し、それによって体が痛くなります。

どうやったら早く治る!?

二日酔いによる全身痛は眠れなくなるほどの場合もあります。人によって体が受け入れられるアルコールの量は異なるので、お酒を飲む時は自分で量を調整し、飲みすぎないように注意してください。痛みが出た場合は無理せず安静にするのが一番です。

二日酔いの対策にはまず水分補給をしましょう。脱水症状を緩和するために必要となります。食べ物のとして効果的なものには、しじみやあさりの味噌汁があげられます。また、はちみつ、バナナ、柿、グレープフルーツジュース、トマトジュース、コーヒーも効果的とされています。

【体のあちこち10カ所以上が痛い】線維筋痛症

引用元:http://www.azegami.com

線維筋痛症とは?

首や肩、太ももやひざ、目の奥など、とにかく全身のいろいろなところが痛い、しかし病院で検査を受けても異常は出ない。そんな場合は線維筋痛症の可能性があります。全身の広い範囲にわたって痛みを感じる病気です。「関節や周囲の骨、筋肉などが痛む病気」という意味でリウマチ性疾患です。しかしリウマチのような関節の腫れや変形はなく、一般の検査では目立った異常はみつけられないのが特徴です。

まだあまり名前の知られていない病気のため理解されないことも多いですが、「詐病」や「怠け病」などではありません。命に関わる病気ではありませんが、痛みのために日常生活や社会生活に支障が出るほどになることもあります。線維筋痛症は圧倒的に女性が多く、日本では女性の患者が男性の5倍もいるそうです。欧米ではさらに差があり、男性の8〜9倍の数の患者がいます。また、中高年の方に多く見られる病気ですが、若い人や子供の患者もでてきているそうです。

まだ、認知度の低い病気で、日本ではようやく名前が知られてきたところのようです。まだまだ一般向け書籍等も少なく情報を得にくい病気です。医療関係者にも認知度が低く、なかなか診断がつかなかったり、ヒステリーや気のせいで片付けられてしまうことも多いようです。

引用元:http://www.azegami.com

線維筋痛症の症状

全身の痛み以外にも、下記のような症状が見られる場合があるようです。

  • 睡眠障害
  • 疲労感
  • 抑うつ感、不安感
  • 過敏性腸症候群、便秘、下痢、腹痛
  • 手足のしびれ、こわばり、レイノー現象などのリウマチ症状
  • 頭痛
  • 目や口の乾き
  • 頻尿、膀胱炎

引用元:http://www.azegami.com

全身に18箇所の圧痛点があり、4kgの力で押し11箇所以上痛く、また広範囲の痛みが3ヶ月続いていることが条件。11箇所以上でなくても専門医の判断で線維筋痛症と診断されることもあります。

引用元:http://www.jfsa.or.jp

線維筋痛症の原因

線維筋痛症の原因はまだよくわかっていませんが、有力な説として、脳が痛みの信号を感じる機能に障害が起きていると考えられています。痛みの信号を伝える機能が過剰に働き、痛みの信号を抑える機能がうまく働かなくなることで、体のあちこちの痛みが生じるようです。

原因が不明であるために、薬物やリハビリ、心理療法など治療も様子を見ながら多面的に施されるようです。欧米では心理療法がさかんに行われているそうです。診療をしてもらえるところは リウマチ科が多いですが、内科や整形外科、心療内科などでも診療してもらえるところがあります。自分一人で抱え込まず、専門の科に相談してみましょう。

関連の深い病気

関節リウマチ、シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス、強皮症などの膠原病や、変形性脊椎症、脊椎関節炎などの病気に続いて線維筋痛症を発病するなど、他の病気に併発することがあります。

また、慢性疲労症候群との併発もあるようです。慢性疲労症候群とは、

慢性の激しい疲労感が特徴で、他に微熱、頭痛、筋肉痛、咽頭痛、リンパ節腫脹、脱力感、思考力の低下、睡眠障害、抑うつ等を伴います。原因は不明で、ウィルス感染、免疫異常、ストレスなどの説があります。 引用元:http://www.azegami.com

他にも心身症との関わりも見られる場合があるようです。発症と経過にストレスなどの心理的な要因がある場合もあり、心身症的側面もあるとされます。心身症とは、その病気の発症と経過にストレスなど心理的なものが密接に要因として関与している身体疾患の総称となっており、疾患名ではなく「病態」をさしています。

【全身の関節痛、発熱もある】偽痛風

偽痛風とは

全身の関節に激痛が走り、発熱もある。特に膝が痛い。そのような症状がある場合は、偽痛風の疑いがあります。痛風とよく似た病気で、関節の中に結晶が生じ、その結晶が原因で関節に炎症を起こす病気です。本物の痛風と比べると痛みは弱いといわれています。60代以降の方に発症が多いと言われています。また、遺伝性があるものもあり、若い人でも発症する可能性があるようです。

軟骨石灰化症とも呼ばれ、偽痛風は関節液中にピロリン酸カルシウム結晶という結晶が沈殿することによって起こります。痛風では血中の尿酸が増加し(高尿酸血症)関節液内に尿酸ナトリウム結晶が生じる病気です。

ピロリン酸カルシウムの結晶ができる原因として軟骨変性が重要です。軟骨内の結晶は関節破壊により関節腔内へ脱落します。関節腔内では白血球、単球などがこの結晶をきれいに掃除しようとします。そのときに細胞からはさまざまな化学物質が放出されて炎症はますます強くなります。痛風発作でも同様に白血球などが尿酸の結晶を掃除しようとして炎症が起こります。

引用元:http://www.miyake-naika.or.jp

偽痛風の症状

痛みの起こりやすい部位は膝関節が最も多く、ついで手、足、股、肘関節などです。 女性にやや多いようですが男性のほうがやや多いとの意見もあります。痛風が男性に圧倒的に多くみられ、痛みの部位も足首や足の親指のつけ根に起こりやすいのと対照的です。

偽痛風の発作は数日またはそれ以上持続し、1~数箇所の関節炎が特徴です。痛風発作のように突然出現して自然に軽快しますが、痛風より痛みは軽度です。このような発作の多くは膝関節におこります。膝関節以外では、手首関節、足首関節など比較的大きな関節によく起こります。

急性発作時には関節腫脹、局所発熱、痛みがあり、関節の動きが悪くなります。腕や足の関節に慢性の痛みやこわばりが長びくこともあり、関節リウマチと混同されることもあります。

引用元:http://www.miyake-naika.or.jp

偽痛風の治療法

偽痛風はいまのところ完治できる治療法が確立されておらず、痛みを軽減、または取り除くための治療が行われています。第一は安静です。痛みが強い場合には、炎症を抑える薬や注射を打ちます。激痛が慢性化してしまった場合には、関節内を洗ったり、人工関節を埋め込むなどといった手術も行う可能性もあります。

この病気自体は、命に関わる重篤なものではありませんが、痛みが続くと生活に支障をきたす場合もあるので、症状が出た際は、整形外科へ受診すると良いでしょう。

【高熱と喉の痛み、関節痛】風邪

風邪で全身が痛む原因

風邪でも全身に痛みが走ります。高熱が出るだけでなく、喉の痛みや関節痛に頭痛、筋肉痛など全身に痛みとだるさが襲ってくると気が滅入ってしまいますよね。風邪で全身が痛む原因は、プロスタグランジンと呼ばれる分泌物にあります。ウイルスや細菌が体内に入ると、白血球からサイトカインという物質が出ます。サイトカインはウイルスや細菌から体を守るために出るのですが、それが過剰になると臓器を機能不全に陥らせる危険性があります。

そこでサイトカインが過剰に出過ぎないようにプロスタグランジンという分泌物が出されるわけです。このプロスタグランジンに発熱作用、発痛作用があるので、関節痛や頭痛が発生してしまうのです。

対処方法は?

プロスタグランジンによって熱や全身の痛みが出ているときに、無理に体を冷やしたりするとウイルスや細菌から体を守ろうとする体の機能が邪魔されて、逆に治りが遅くなってしまうこともあるので、痛みがきになる時は、痛みが和らぐ程度に保冷剤をタオルに巻いて当てるなどするといいでしょう。

解熱心痛剤もプロスタグランジンの分泌を抑える働きがありますが、それも冷やすのと同様で、逆に治りが遅くなる可能性がありますし、解熱剤が原因で起こるインフルエンザ農相やライ症候群などを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。一般的に安全だと言われているのは、「カロナール」や 「ルル」です。

もし熱が高すぎたりする場合はインフルエンザの可能性もあるので、病院でインフルエンザに効く薬をもらうとよいでしょう。また、風邪症状が治った後も関節痛に悩まされる場合は、他の病気の可能性もあるので、早めに病院に行くことをオススメします。

【気分が落ち込み全身が痛い】うつ病

うつ病とは

最近気分が落ち込んで、頭痛や肩の痛み、腹痛など全身に痛みが生じている。しかし、内科や整形外科で検査をしても異常はないと言われる。そのような場合は、うつ病になっている可能性があります。うつ病の患者数は近年、増加しており、およそ73万人にのぼると報告されています。別の調査では、16人に1人が、生涯にうつ病を経験しているとも推定されています。ですから、うつ病はだれにとっても身近な病気であるといえます。

だれでも、いやなことや悲しいことがあると、気分が沈んだりやる気がなくなったりすることがあります。しかし、うつ病は、日常で感じる一時的な気分の落ち込みなどではありません。言葉では表現しようがないほどつらい沈んだ気分または興味喜びの喪失が、ほとんど一日中、ほぼ毎日、2週間以上続き、仕事や日常生活に支障が出てくる状態が「うつ病」なのです。

引用元:http://utsu.ne.jp

うつ病の症状

うつ病は、脳の働きに何らかの問題が起きた状態であると考えられています。気力で解決できるものではありません。うつ病は、治療が必要な病気なのです。うつ病の症状には、抑うつ気分、興味または喜びの喪失、意欲の低下・おっくう感などの“こころの症状”があります。しかし、うつ病はこころだけではなく、いろいろな“からだの症状”もあらわれることもわかっています。

  • 抑うつ気分
  • 不安症状の併存・重症の焦燥
  • 遠くへ行きたい・消えてしまいたい
  • 興味または喜びの喪失
  • 意欲の低下・おっくう感
  • 過剰・不適切な罪悪感
  • 会話や本などの内容が頭に入ってこない
  • 睡眠障害
  • 食欲の減退
  • 疲労感・倦怠感
  • 動悸・息苦しさ・口が渇くなど
  • からだの重さや痛み

引用元:http://utsu.ne.jp

うつ病の体の痛み

うつ病での体の痛みはさらにうつ病を悪化させる要因となります。体が痛いことで集中力や意欲が奪われ、仕事や勉強がうまくいかなくなる、仕事や勉強がうまくいかないと気分が落ち込みうつが悪化、うつが悪化することでまた体の痛みが増す。このような悪循環を生んでしまうのが、うつの体の痛みです。

うつ病は医学的には、脳内の神経伝達物質「セロトニン」「ノルアドレナリン」の減少により、脳の働きがわるくなっておこると言われているのですが、「セロトニン」、「ノルアドレナリン」は痛みを抑える働きがあり、それらが減少することで痛みを強く感じるようになってしまうようです。

体が痛むもう一つの原因としてストレスがあるとも言われています。ストレスによって交感神経が興奮した状態が続くと、血流が悪くなり、細胞が酸素不足になります。酸素不足のシグナルとして、体が痛くなるようです。

うつ病のセルフチェック

当たり前ですが、うつによる体の痛みは、うつを治すことで治ります。うつの治療はモノアミンを増やすようなものがほとんどです。下記のサイトでは、うつ病のセルフチェックができますので気になる方はやってみると良いかもしれません。

うつ病セルフチェックはこちらから

【全身筋肉痛、尿が赤い】横紋筋融解症

横紋筋融解症とは

  • 全身が筋肉痛になる
  • 尿の色が赤褐色になる
  • 手足が痺れる、力が入らない

このような症状が出ている時は、横紋筋融解症を患っている可能性があります。体を形成する骨格とともに腕や脚などの動きをつくりだす骨格筋、心臓を形成する心筋は横紋筋という筋肉でできています。この横紋筋がいくつかの原因で壊れてしまう病気で、腎臓をはじめとしたさまざまな臓器に影響を及ぼします。

横紋筋融解症になると、筋肉からミオグロビンという物質が出てしまい、ミオグロビンが尿に混じります。ミオグロビンが尿に混じると腎臓へ負担をかけるため、腎臓の機能が低下して、腎不全などの重症になってしまうことがあります。

横紋筋融解症は極端に体を酷使した後になる病気で、軍隊の訓練などの後になることから、行軍症候群と言われています。スポーツ選手がハードにトレーニングをした後に発症することもあります。

横紋筋が壊れることで筋肉に炎症が起こり、痛みやしびれなどの症状が現れます。また、筋肉が壊れたダメージで筋力の低下を招きます。これらの症状は、運動をしたときや風邪を引いたときの症状とあまり変わりませんが、横紋筋融解症では筋肉から流出したミオグロビンという物質が尿に混じり、赤褐色の尿が出る症状が見られます。

引用元:http://www.gohongi-clinic.com

横紋筋融解症になる原因とは?

外傷性の原因としては、短距離走やマラソンなどの激しい運動をすることで、筋肉に虚血(血液が供給されない)状態がおきることが挙げられます。

非外傷性の原因としては、お酒の飲みすぎ、ウイルスや細菌による感染症、低カリウム血症、低リン血症、薬剤などがあります。一般的に薬剤による横紋筋融解症は少ないといわれており、原因となる薬剤としては、主に脂質異常症治療薬、抗生物質(ニューキノロン系)などが知られていますが、消炎鎮痛薬や総合感冒薬などでの発症の報告もあります。

危険な病気なので、症状が出ている場合は、ただちに病院へ行きましょう。 病院では、採血検尿を行い検査がなされます。

引用元:http://www.gohongi-clinic.com

【全身痛、朝方に体のこわばり】リウマチ性多発筋痛症

リウマチ性多発筋痛症とは?

肩の痛み、腕やももなどのいろいろなところの痛みや、朝方の体のこわばり、微熱や倦怠感を感じる際は、リウマチ性多発筋痛症の可能性があります。リウマチ性多発筋痛症は、50歳以上の高齢者に多く発症し、肩の痛み、体に近い側の肩や上腕、大腿などの四肢近位筋主体の痛みや朝のこわばりと、微熱、倦怠感を呈する炎症性疾患です。「リウマチ」という名前はついていますが、関節リウマチとは別の病気です。また、「筋痛症」とありますが、筋肉よりも肩関節の痛みが顕著に認められることが多いです。

リウマチ性多発筋痛症は男女比は1対2から1対3で女性に多く、一般に50歳以上、とくに60歳以上の高齢者に起こる病気でまだ原因不明の病気です。側頭動脈炎という病気の合併が危険で、側頭動脈炎を放っておくと頭痛や、まれに突然失明してしまうこともあります。

引用元:http://kompas.hosp.keio.ac.jp

リウマチ性多発筋痛症の症状

肩の痛みが最も頻度が多く(70-95%)、次いで頚部・臀部(50-70%)、大腿の疼痛、こわばり感を認めます。症状は一般的に左右対称に出現し、特に腕を挙げたり、起き上がるなど、動作時に強くなる痛みが特徴的です。筋肉には圧痛がありますが、病気そのものによる筋力低下や筋の萎縮はありません。発症は比較的急速で、数日から数週間のうちに症状が出現し、持続します。

引用元:http://kompas.hosp.keio.ac.jp

関節リウマチとは異なり、激しい関節痛や骨の破壊はまれなものの、約半数に膝や手の関節の腫れや痛みを伴う場合もあります。但し、関節よりも筋肉の症状が強いのが特徴です。また、手や足の甲、手首や足首に、押すとくぼんだままの圧痕が残るようなむくみを伴うこともあります。リウマチ性多発筋痛症の10-15%に手根管症候群を伴うことがあります.

最も典型的には、高齢者の方が、「ある日急に両腕が肩より上に挙げられなくなって、両肩から二の腕にかけてと太ももに筋肉痛がでてきた。症状は続き、特に朝に顕著なこわばりが出るようになって、着替えがしにくかったり、寝返りしにくいなど、体が動かしにくくなった」というようなものです。なお、こめかみ周囲の頭痛、噛む時のあごの違和感、視力障害、38℃以上の発熱を伴っていれば巨細胞性動脈炎の合併も疑われますので、より詳細な検査が必要です。

リウマチ性多発筋痛症は正しく診断されればステロイドなどでコントロールできる病気です。側頭動脈炎での失明が危険なので、なるべく早くリウマチの専門医に見てもらいましょう。

引用元:http://kompas.hosp.keio.ac.jp

【全身痛、頬に赤い発疹】伝染性紅斑

伝染性紅斑とは?

発熱、だるさ、筋肉痛、くしゃみ、せきなど風邪のような症状がでた数日後、頬のところに赤い発疹ができる。そのような症状は伝染性紅斑の疑いがあります。伝染性紅斑はその病状から、「りんご病」と呼ばれており、5〜9歳の子供の発症が最も多く、次に0〜4歳に見られる病気です。伝染性紅斑は一度かかると生涯にわたって持続する免疫ができるため、大人でかかる人はあまり見られませんが、子供の頃にかかったことのない成人の方はかかる可能性があります。

大人の場合は、発熱や関節痛、手足の腫れなどの症状がでますが、基本的には大きな治療しなくても回復する病気なので安心して大丈夫です。

しかし、気をつけなければならないのは、妊婦*の方です。妊婦自体には大きなダメージはありませんが、伝染性紅斑が胎児に感染することで、生まれるまでずっと伝染性紅斑にかかった状態になってしまい、生まれてくる子供が胎児水腫や低体重症になってしまうこともあります。妊婦の方は、風邪のような症状を持っている人に近づかない、手洗いうがいを徹底するなどして、感染しないように気をつけましょう。

伝染性紅斑の症状は?

発疹が出る1週間~10日位前に、発熱、筋肉痛、倦怠感がみられることがあります。両側のほっぺの発疹から始まり、1~2日後には肩から腕、大腿に赤い発疹が出現し、数日後にはまだらなレース編み模様になります。発疹は痒みを伴うことが多く、通常5~7日で消えていきますが、いったん消失した発疹が日光や運動などによって再び出現してくることがあります。年長児~成人では腰や膝の関節痛がみられることがあります。

ごくまれに,脳炎・脳症,心筋炎などの合併症を引き起こすことがあります。先天性の溶血性貧血の子がかかると貧血が急激に悪化します。また、免疫不全状態の子がかかると重症化します。

妊婦の感染により胎児の貧血とそれに伴う子宮内発育遅滞や胎児水腫が認められることがあります。感染したのに症状が出ない場合(不顕性感染)もありますので、妊娠中に上の子が感染した場合は必ず産婦人科で相談するようにして下さい。

引用元:http://www.kuba.gr.jp

気になる場合は早めに病院へ!

いかがでしたでしょうか? 早く治したい全身痛ですが、線維筋痛症など、まだまだ治療方法の解明も進んでいない病気もあり、医者に診てもらっても理解されないこともあります。また、全身痛を放っておくと、うつが進行したり、他の合併症を起こしてしまう場合もあります。

思い当たる症状がある場合は、それがどのような病の可能性が高いのか確認した上で、専門の医者にかかるようにしてみてください。もし、どの病気かわからない場合には、近所の一般内科にいってみてください。長時間待ってでもちゃんとした治療を受けたいのであれば、総合病院に直接行ってみるのも手です。