自覚症状がない!?恐ろしい糖尿病!その症状から予防用までを解説
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糖尿病とは?
糖尿病は体内に入った糖分を分解、吸収して血糖値を下げる酵素であるインシュリンが欠乏する病気で、これになると高血糖が続き、それによる多数の弊害が体に引き起こされます。
糖尿病には様々な症状がありますが、基本的には自覚症状に乏しく気が付きにくい病気です。糖尿病の根本的な症状としては血糖値が高くなるという症状なのですが、これ自体では長期間続いていたとしても自覚症状は出にくく、もしも他の症状出ていない場合、病状がどんどん進行して行ってしまうという恐ろしさがあります。
ミトコンドリア糖尿病という糖尿病においては難聴という特徴的な症状は発生しますが、これは自覚されたとしても糖尿病と結びつけにくい症状でも有り枡。
糖尿病は進行してしまうと現代であっても治癒が難しく、場合によっては失明、四肢切断や死に至ることもある恐ろしい病気です。もしかして、と思ったら油断せずにただちに医療機関へかかってください。
それではどんな症状が糖尿病の初期症状としてあらわれやすいのか、次の項目でみていってみることにしましょう。
糖尿病の症状は?
眠気、だるさ
まずよくあるのが食後の眠気です。これは健常人であっても発生する症状ですが、体内の血糖値を下げる働きの弱まっている糖尿病の患者では顕著にあらわれます。
糖尿病になることで欠乏するインシュリンは筋肉のエネルギー源であるブドウ糖を体内に取り込ませる働きを持つため、筋肉にエネルギーが供給されず、疲労が蓄積してゆくのえす。
空腹感
食事を摂っていないときの空腹感ではありません。充分な食事を摂った上で感じる空腹感です。これはインシュリンの不足のために口から入った糖分がきちんと分解、吸収されず、体外に排出されてしまうため、カロリー不足が発生するからです。
渇き、頻尿
血糖値が高くなると脳は体が脱水状態のためにその症状が引き起こされているのだと理解し、水分を摂取して血糖値を下げるように体に命令を出します。そのため、血糖値が上がるとひどい渇きを覚えるようになります。当然実際には体内の水分は足りているわけですから、多量に摂取してしまった水分を排出しようとして頻尿、多尿が発生します。
糖尿病と間違えやすい病気がある!
糖尿病の症状はさまざまなものがあるため、他の症状と間違えてしまうこともよくあります。そのため、糖尿病と間違えてしまいやすい他の症状を把握しておくことで、糖尿病になったときの判断が素早く下せます。
更年期障害
渇きや頻尿が発生します。そもそも糖尿病自体も更年期に発生しやすいのですが、どうきやのぼせの症状があれば糖尿病ではなく、更年期障害である可能性も高いでしょう。
甲状腺疾患
原因は甲状腺ホルモンの分泌異常で、これも過度の渇きや頻尿が発生する疾患です。症状があいまいなこともあって発見しづらく、甲状腺疾患でも血糖値が上がることもあるため、糖尿病と間違われることもあります。
自律神経失調症
これもホルモン異常のひとつだと言われていますが、はっきりした原因はわかっていません。疲れやすい、だるいなどの症状が出る疾患です。
過敏性腸症候群
下痢や腹痛を繰り返す病気で、一見糖尿病とは関係ないように思えますが、まれに糖尿病でもこれらの症状が出ることがあるため、注意が必要です。
糖尿病を予防するには?
糖尿病の予防の第一は、規則正しい生活です。
夜の12時から朝の6時を睡眠のコアタイムとし、8時間以上の睡眠をとるようにこころがけてみてください。最低でも6時間の睡眠は人間らしい生活のためにも必須です。
また食事も一日の内にばらばらの時間にとるのではなく、出来る限り決まった時間に、一日に2回、または3回をとるようにしてください。
いちど糖尿病を発症してしまうと、その対応としてほぼ間違いなく食事療法が課せられます。これはつまり、食事が原因で糖尿病になるということがとても多いということのあらわれでもあります。
糖質の摂取はほどほどに控え(完全に断ってしまうのはそれも体にはよくありません)、肉や野菜、魚などをバランス良くとりましょう。無理なダイエットや極端な食生活は体に負担をかけます。何事もほどほどがいちばんです。
適度な運動も必要です。可能であれば毎日2時間ほどを運動に費やすことが理想ですが、忙しい現代人にとってはそんなものは無理な話。例えば寝る前に自宅で10分のストレッチを行う、通勤前に15分を歩く、などでも効果はありますから、試してみてください。
糖尿病の治療方法はどんな?
それでは、もしも糖尿病にかかってしまったらどれぐらいの治療費がかかるのでしょうか?
糖尿病は進行状況や度合いによってその治療法や治療内容が大幅に変わってくるために一概には言えませんが、安い場合は月3000円程度、高い場合は月に10000円以上の自己負担となります。
食事療法や運動療法のみで対応できる軽度の糖尿であれば、検査費用と「特定疾病医療管理費」のみで済むため、3割負担の場合でも3000円から5000円程度です。
薬剤を必要とする場合にはもうすこし高くなりますが、月に10000円ほどだと考えていれば大丈夫でしょう。
インシュリンの注射を必要とするような重度の糖尿病である場合は、在宅での自己注射を行うための自己注射指導料や、薬剤、器材費用などもかかるため、月に10000円以上の出費となります。またこの状態ではインシュリンの注射をかかすと死に直結することもあるため、それ相応の覚悟が必要になってきます。