注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

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鼻風邪を早く治す方法

「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」の症状に代表される鼻風邪は、主に風邪の初期段階で発症します。鼻風邪の多くはウイルスや細菌の影響で引き起こされる「急性鼻炎」や「急性副鼻腔炎」であり、その症状を早く治療するためには以下の方法が有効です。

身体を温める

生姜湯やココアなどの身体を芯から温める作用を持った食品を摂取することで、身体の免疫力を高めたり血行を促進する効果により鼻づまりの回復を早めることができます。またお湯に浸けた蒸しタオルなどを使って鼻周りを温めることでも、血行を促進して鼻づまりを治せます。

ツボを押す

小鼻の両脇にあるくぼみは「迎香」と呼ばれるツボでもあり、指で刺激することで鼻風邪の症状を解消できます。

温かい蒸気を吸う

加湿器や熱いシャワー、熱湯を溜めた鍋などを利用して鼻から温かい蒸気を吸うことで、鼻風邪の症状が緩和されます。逆に乾燥は鼻風邪の治療に悪影響を及ぼすので、回復するまでマスクを着用することが効果的です。

鼻うがい

まず「水1リットルに対して塩は9グラム」という、人間の体液と同じ塩分濃度に調整した食塩水を作ります。片方の鼻を押さえながら、もう片方の穴から水を吸い込んで口から出します。これを両方の穴で3回ほど繰り返します。

喉風邪を早く治す方法

喉風邪とはウイルスや細菌などが喉の粘膜に付いて感染し、増殖することで引き起こされる炎症のことです。喉風邪の最中は痰の色が黄色や緑に変わることが特徴です。そして喉風邪を治すには以下の方法が有効です。

うがい

市販されているうがい薬を使用して頻繁にうがいをすることで、喉に付着したウイルスや細菌の増殖を抑制することができます。また殺菌効果を持つカテキンを含んだ緑茶でうがいをすることでも、喉風邪を早く治す上で有効な効果を得られます。

ネギで殺菌

玉ねぎや長ネギなどの匂い成分には殺菌効果があります。長ネギを約10cmに切ってから縦に切り開き、弱火で焼いたものをガーゼ等で包んで喉に当てることで、喉風邪を早く治すことができます。また、それが面倒な場合は枕元にスライスした玉ねぎを置いておくことでも治療効果を得られます。

ツボを押す

ツボを押すことで喉風邪を治す効果が得られます。有効だといわれているツボは肘の内側の親指寄りにある「上尺沢(かみしゃくたく)」や、両手の親指と人差し指の間のやや人差し指よりの位置にある「合谷(ごうこく)」です。また、肩甲骨の間にある「風門」というツボをカイロを貼るなどの方法で温めることでも喉風邪を治す効果が得られます。

胃腸風邪を早く治す方法

胃腸風邪とは細菌やウイルスが胃腸に付着することで下痢や嘔吐、頭痛に発熱などの様々な体調不良が引き起こされる症状のことです。そして早く治療するには以下の方法を実践することが有効です。

しっかり水分補給をする

胃腸風邪を患うと下痢や嘔吐などの症状が続くため、脱水症状を起こす場合があります。そのため回復するまでの間は充分に水分補給を行なう必要があります。その際に有効な飲み物はスポーツドリンクや経口補水液などです。また殺菌効果や抗ウイルス効果を持つカテキンを含んでいる緑茶の摂取なども胃腸風邪を早く治療する上で効果的です。

胃腸を休ませる

胃腸風邪を患った際は、栄養補給のために無理をして食事をする必要はありません。水分補給だけをこまめにして胃腸を休ませることが大切です。体調が回復し始めた際も、すぐに食事をせずにおかゆなどの胃腸への負担が少ない食事を摂取して胃腸をへの負担を避けることで回復を早めることができます。

充分な睡眠

胃腸風邪を患うと、充分に食事を摂取することができないため体力が衰えます。その影響で身体の自然回復力が低下すると胃腸風邪の治療が遅れる原因になります。そのため脱水に気をつけて水分補給をしながら、出来るだけ多くの睡眠をとることが大切です。

熱を下げる方法は?

風邪などで体内に侵入したウイルスや細菌には体温が低いと繁殖しやすいという特徴があります。そして細菌やウイルスを撃退する役割を担う白血球は逆に体温が高くなることでその働きが活発になります。そのため風邪をひくと、ウイルスや細菌の働きを抑制する目的で身体が発熱します。そして熱を下げるためには、以下の方法が効果的です。

身体を冷やす

氷枕や保冷用パック、冷えたタオルなどを使用して身体を冷やすことで、熱を下げることが出来ます。また薄手の衣服を着用したり厚すぎない布団を使用することで、放熱効果を高めることも大切です。そして額を冷やすよりも首周りや脇下、太ももの付け根などのリンパが集まる部分を冷やす方が、より熱を下げる上で効果的です。

身体が温まる飲み物

生姜湯やホットレモネードなどの、身体が温まる飲み物を摂取して発汗作用を促すことで熱を下げる効果が得られます。

解熱剤や座薬

解熱剤や座薬を使用することですぐに熱を下げることが出来ます。しかし発熱は風邪の回復を早めるために起きる症状なので、熱が上がりきる前に無理やり発熱を下げると風邪の治療が遅れる場合があります。そのため大事な仕事があるなど、どうしても発熱を下げて体調を回復したい場合以外はなるべく使用を避けましょう。

風邪を早く治すのに効果的な食べ物

身体の免疫力を高める効果や、殺菌効果などを持つ食べ物を摂取することで、より早く風邪を治療することができます。風邪を治す上で効果的な食べ物は以下の通りです。

生姜

風邪の治療に対する生姜の効果は、生で摂取する場合と加熱後に摂取する場合で違います。生の生姜は殺菌効果が高いため、風邪のひきはじめなどの微熱を感じる時期に摂取することが効果的です。そして発熱が高まったら、生姜湯などで加熱した生姜を摂取することで、発汗作用により熱を下げる効果が得られます。

にんにく

にんにくの匂いを生みだしているアリシンという成分には強力な殺菌作用があり、風邪の原因になっている菌などを撃退してくれます。また身体を温める作用があるため、発熱中に摂取することで発汗を促し、熱を下げる効果が得られます。しかし生で摂取すると胃壁を傷つける場合があるため、加熱後に摂取しましょう

肉類

風邪を患っている間は、風邪の原因である菌などを退治するために体内の免疫細胞や免疫物質などが活発に働いています。そして免疫細胞や免疫物質の材料になっているのがタンパク質なので、肉類を摂取することで風邪の治療を早めることができます。とくに豚肉やレバーなどは、タンパク質以外にも疲労回復の効果を持つ各種ビタミンやミネラルなどを豊富に含むためより効果的です。

ビタミンC

ビタミンCは、体の健康に欠かせない栄養素と言われています。ビタミンCは摂取後、すぐに尿や汗となり、体外に出されてしまうとされています。そのため、一気に摂取するよりも、こまめにとるよう心がける必要があります。ビタミンCを多く含む食べ物には、レモン、キウイなどのフルーツ、赤・黄のピーマンなどがあります。アセロラジュースなどで摂取することも可能です。