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肩甲骨の痛みの原因って?

肩甲骨が痛い原因として主な原因は、肩や首、目の疲労によって起きるものです。いつも同じ姿勢をとり続けていると血流が滞り、肩がこりやすくなってしまいます。また、激しい肉体労働も筋肉を損傷させ、肩甲骨周りの痛みに繋がる可能性が出てきます。パソコン画面などを注視し続ければ眼精疲労から首や肩周りにダメージが蓄積されることも珍しくなく、肩甲骨の痛みとして感じてしまう場合もあるのです。首周りは重い頭を支えなければいけないため、どうしても負担が重く、痛みを感じやすいのです。

一方で、内臓の病気が肩甲骨の痛みの原因になる事があります。内臓の中には痛みを感じる神経が無く、病気になっても自覚症状がない物もあるのです。病気が進行することで周辺の筋肉が延焼されることや神経が圧迫され、初めて異変を感じることもあるのです。右肩周りや左肩周りなど、どちらかに偏った痛みがある場合は注意が必要で、整体やマッサージに通うよりも病院に行った方が良いケースもあるのです。

肩甲骨の痛みの原因になりうる病気

肩甲骨の痛みの原因として考えられるのは、肩甲骨周りの筋肉の痛みです。運動をし過ぎただけでなく、極端な肩こりなども痛みを感じる原因になります。これは長時間同じ姿勢を続けていると筋肉の柔軟性が失われ、衝撃に弱くなってしまうからです。筋肉は細かい繊維の束であり、血管や神経が複雑に絡みついています。運動をし過ぎれば、過剰な力がかかり、筋肉の繊維が切れて筋肉痛の原因になります。

肩こりの場合は長時間筋肉を動かすことで筋肉が収縮する力が弱まってしまい、再び動かそうとすると余計な力を入れなければ動かないようになってしまいます。また、筋肉自体が硬くなってしまう事から衝撃を吸収する能力が低くなり痛みを感じやすくなる原因になります。

また、筋肉が硬くなると血流が滞る原因ともなり、筋肉の修復に使われる栄養素や酸素が届きづらくなるという難点もあります。肩甲骨の痛み以外に、首から頭に向かう血管が圧迫され、酸素が不足しがちになる事もあります。気分の極端な落ち込みや集中力の低下と言った症状が出ることもあるため注意が必要です。

他にもある肩甲骨の痛みの原因は?

肩甲骨の痛みは、肩ではなく首や背骨が原因の場合があります。首と背骨の隙間にあるクッションが何らかの原因で損傷し、神経がむき出しになる事で痛みを感じる場合があるのです。いわゆる椎間板ヘルニアで、原因は肩と肩の間にある状態と言えます。肩こりの解消のためにマッサージを受けても痛みが引かない場合は椎間板ヘルニアを疑った方が良くなってきます。

椎間板ヘルニアの特徴はX線写真をとっても発見できない点です。MRIなどを使えばほぼ確実に見つけることができるため、整形外科などの専門医の診察を受ける必要があります。初期の状態であれば椎間板に負担がかからないようにしつつ、痛みを和らげて自然治癒を目指せる場合があります。

ただし、原因を特定せずに自然治癒を目指そうとしても、仕事や生活習慣による負担が優っていれば症状は悪化します。重症化すれば日常生活が困難になる場合や、手術が必要になる場合があるため、早目に検査を受けて治療をするのが大切なのです。

治療法は?

内臓の中には痛みを感じる神経が無く、病気が原因で肩甲骨周りや背中に痛みを感じる場合があります。病気による肩甲骨の痛みは右側か左側かに偏るケースが多く、原因を特定する鍵になります。

右側にのみ痛みを感じる場合は、肝臓の病気やすい臓がんが疑われます。診察は内科で受けた方が良く、肩甲骨の痛み以外の症状から原因を特定する形になります。普段からアルコールを飲む機会が多い場合は肝臓や腎臓に負担がかかりやすくなります。健康診断で数字が悪かった場合は早めに疑って診察を受ける方法もあります。

左側に痛みを感じる場合は心臓に問題がある可能性があります。狭心症や心筋梗塞など重篤な病気が隠れている場合があるため、循環器科で診察を受けるのが基本です。肩甲骨以外にも首周りや顎にかけて痛みを感じる人もいるため、痛みの症状は比較的広い範囲に出るのも特徴です。また、激痛が走った後に一時的に痛みが治まるケースがありますが、再発する可能性が残っている事に注意が必要です。最悪のケースを考えた上で早めに病院に行くことも大切なポイントです。

肩甲骨の痛みの治療法は?

肩甲骨の痛みの治療法は、病気や症状によって異なります。筋肉による痛みが原因の場合は、予防のために適度に動かすことやしっかり休ませることが重要になります。普段から動かしていれば筋肉に痛みが出るようになっても修復が早くなり、健全な状態を保ちやすくなるのです。マッサージや整体を利用するのも方法で、サウナなどに入って血行を良くすることも予防に役立ちます。

ヘルニアの場合はコルセットなどで患部を固定しつつ、痛みを和らげて自然治癒を目指すのが基本です。重症化した場合は手術をして安静にする必要が出てきます。予防方法は首や肩周りに負担をかけないようにすることで、筋肉の痛みを防ぐ方法と共通点が多くなっています。普段の姿勢をよくすることも重要なポイントです。

内臓の病気に関しては普段の食生活や生活習慣の見直しが重要になってきます。脂質の摂りすぎは肝臓にも心臓にも負担をかけます。程よく運動することで代謝を活発にし、エネルギーを消費しやすい身体にすることも大切です。自然治癒が難しい物も多いため、医師の指導を仰ぐことも重要で、重症化すれば手術が必要になるのです。