インフルエンザの原因って!?体が弱っている時は要注意です!
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インフルエンザとは?
インフルエンザは、病原であるインフルエンザウィルスに感染することによって、高熱や関節痛などを発症するウィルス性の感染症のことを言います。昔の占星術では、冬の寒い時期に流行るこの疾患が、天体の運行の影響(influence)を受けることが起こると考えており、そこからインフルエンザという名前が付けられることとなりました。
流行時期
インフルエンザは一年を通して見られる疾患ではありますが、特にインフルエンザウィルスが低温と低湿を好むため、冬場に爆発的に流行することが知られています。そのため、北半球では主に12月から2月頃にかけて、南半球では6月から8月にかけて流行の最盛期を迎えます。
インフルエンザウィルスのタイプ
インフルエンザウィルスとして一般的に知られているのは、A型、B型、C型の3種類です。その中でもA型とB型は感染力が強く、特にA型インフルエンザは人間だけではなく、家畜にも感染することが知られています。
インフルエンザの原因
ウィルス感染
インフルエンザはインフルエンザウィルスに感染することで、1.2日の潜伏期間の後に発症する疾患です。ウィルスの感染経路は飛沫感染がその主なものです。飛沫感染とは、インフルエンザに罹っている人のくしゃみや鼻水に含まれるウィルスを吸入してしまうことで発症するケースのことを言います。
免疫力の低下
一般的に風邪と言われるもののことを、医学的には「かぜ症候群」と呼んでいます。かぜ症候群は上気道に見られる炎症性の疾患のことを言いますが、実はインフルエンザもこの一種なのです。かぜ症候群の原因は、ほとんどがウィルスによるものです。ただ、インフルエンザは一般的な風邪に比べると症状が重いため、特別にカテゴライズされている訳です。
ウィルス感染症の原因はウィルスというのは当たり前のことですが、それよりももっと重要なのは、身体側の免疫力の問題です。お年寄りや小さい子供がインフルエンザに罹りやすいのは、免疫力が弱いからです。成人であっても、睡眠不足や疲労が溜まっていたりすると、インフルエンザをもらいやすくなってしまいます。
インフルエンザの症状
風邪に似た症状
インフルエンザはかぜ症候群の一種でもあるので、症状も上気道に起こる炎症が見られることが殆どです。上気道とは、鼻からのどにかけての空気の通り道のことを指しています。そのため、炎症によって鼻づまりやくしゃみ、鼻水が出ると言ったことが見られます。また、喉が痛くなったり、喉がイガイガしたり、咳や痰が出るようなこともあります。また、インフルエンザの時の発熱は、一般的な風邪に比べて高熱が出ることがよく知られています。
全身症状
もう一つのインフルエンザの特徴が、全身性の症状です。高熱を発する前に悪寒がしたり、ゾクゾクと寒気がしたりします。また、全身の倦怠感が現れたり、食欲の低下などが見られることもあります。人によっては下痢をするなどの排便障害が見られることもあります。さらに、関節痛が起こるのもインフルエンザの症状の特徴で、普段からよく使っている関節部に炎症が見られ、ズキズキと痛むため、夜寝るのもつらいことがあります。
インフルエンザの治療法
抗インフルエンザ薬
インフルエンザになった時の治療法として一般的なのは、抗インフルエンザ薬と言われるタミフルやリレンザを服用したり吸入したりすることが挙げられます。それによってインフルエンザウィルスの増殖を抑えて、インフルエンザが早く治るようにします。
解熱剤
一般的には高熱を発しても1、2日もすれば下がってくることが殆どですが、あまりにも高熱がつらい場合や、長く続いて体が衰弱してしまうような時には、解熱剤を用いて一時的に熱を下げる処置が取られることもあります。
特効薬はない
インフルエンザはウィルス性の疾患ですが、基本的にウィルスを死滅させるような薬は存在しません。「抗インフルエンザ薬があるのでは?」と思われるかもしれませんが、それに関しても、インフルエンザウィルスの増殖をこれ以上進行させないだけのことで、死滅させる働きはありません。このことから、「風邪を治せる薬が発明されたらノーベル賞ものだ」と言われる訳です。
インフルエンザの予防法
手洗い・うがいの励行
インフルエンザは症状こそ重篤になることがありますが、その実態は風邪となんら変わることがありません。そのため、外から帰ったらまず手洗いとうがいをしっかりとすることです。小児科がインフルエンザのために休業にならないのは、先生や看護師さんがしっかりと手洗い・うがいをして、消毒を行っているからです。
栄養をしっかりと摂る
人間の体は食べ物でできています。不健康な食生活をしていると体が弱ってしまいますし、風邪やインフルエンザになるリスクも高くなります。特に現代人の食生活にはビタミンとミネラルが圧倒的に不足しているので、積極的に摂るようにしましょう。
生活習慣の見直し
疲労や睡眠不足などが続いたり、ストレスがたまっていたりすると、自律神経の働きに乱れが生じて、免疫機能が低下する結果となってしまいます。普段からなるべく決まった時間に寝て起きるようにして、適度な運動をするなどストレスをため込まないようにしましょう。