注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

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腰痛に困っていませんか?

「腰が痛い」とは大人であればだれもが経験したことがあるのではないでしょうか。何かスポーツをした次の日だけ、などといった原因がはっきりしている一回性のものならまだしも、原因がはっきりしていない上に長引くようであればその腰痛は要注意です。腰が痛い状態では、座り仕事にしても立ち仕事にしても、体調面でかなり苦痛を虐げられます。

さらに、その原因が改善されないままでいると腰痛はひどくなる一方で、長時間歩くことや立っていることがつらくて仕方がないという状況にまでなりかねません。

座り仕事の場合も、座っていたら腰痛は忘れられる、なんてことはなく、「立っても座っても痛い」「ストレッチをしても、すぐに痛くなる」というように、思うように身体が動かなくなってしまいます。腰は身体を支える大切な部分であるため、あらゆる身体の動きの際に使う部分でもあります。

そのため、腰痛を放っておいて悪化させてしまうと、思わぬところで生活に支障が出てしまうことになるのです。

腰痛をもたらす原因は?

腰痛をもたらす原因というのは様々ですが、主に以下のようなものが挙げられます。

姿勢の悪さ

気が付いたら猫背になっている、ということはありませんか?加齢に伴って、上半身の筋力が衰え猫背になってしまっている人を多く見かけます。姿勢が悪い状態のまま長時間座っていると、腰に必要以上の負担がかかり、腰痛を引き起こしてしまう原因となってしまいます。

重い荷物を持つことが多い

仕事柄など、重い荷物を運ぶことが多い方も、腰に負担がかかり、腰痛を引き起こす原因の一つとなります。特に、ゆっくり持ち上げるのではなく突然重いものを持ち上げたりするといったスピードも重視しているような方は腰の負担が大きくなってしまいかねませんので、要注意です。

生活習慣がよくない

不規則な生活を送っていたり、ジャンクフードやインスタントなど食生活の乱れによって、腰痛が起こる場合もあります。さらに、身体の冷えも腰痛の大敵です。生活習慣の乱れや身体の冷えは血行不良を引き起こします。血行不良の状態が続くと、身体がうまく疲労物質を排出できず、腰痛が蓄積されてしまうのです。

考えられる病気は?

腰痛がひどいときや慢性化しているときに考えられる病気は以下のようなものが挙げられます。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは、腰椎の椎間板の間のクッションのような役割をしている髄核が正しい位置から飛び出してしまい、神経を圧迫してしまう病気です。症状の特徴としては、腰痛や、足の痛みやしびれなどが挙げられます。治療方法は、コルセットを付けて安静にするか、薬物の投与となります。ひどい場合は手術をすることもあるため、要注意です。

尿管結石

尿管結石とは、尿管の中に結石ができ、通路をふさいでしまったり通過障害を起こしてしまう病気です。腰だけでなく背中も痛い、脇腹らへんも痛いというような初期症状がみられる病気です。治療法は薬物療法か、場合によっては体外衝撃波などの手術が行われます。

変性脊柱管狭窄症

腰椎内部にある脊柱管が狭くなることで、神経が圧迫されて腰痛が起こる病気です。この場合、腰痛がひどいが前かがみになると楽になるといった症状を訴える患者さんが多くなっています。治療方法は、生活の中での姿勢の改善指導、薬物療養、ひどい場合は手術もあり得ます。

対処法はどうすればいいの?!

では、実際に腰痛が起こった場合の対処法はどうしたらいいでしょうか。具体的な対処法を紹介させていただきます。

安静にする

まずは、腰痛の原因の多くが「腰への負担」ですから、可能であれば横になって安静にしていましょう。無理な姿勢で座っていることも、腰への負担となりますから、「座っているから大丈夫」と無理をせず横になるようにすることが悪化させないポイントです。

傷みがひどい場合はいったん冷やす

傷みがひどく、内部で炎症が起きているような場合は冷やすのも効果的です。炎症を抑えるにはまず冷やすことがいいとされていますが、傷みが引いた後は、血行を良くするために温めるようにしましょう。

ストレッチやマッサージをする

筋肉が凝り固まってしまって腰痛が起きている場合は、ストレッチやマッサージをすることでゆっくりと腰の筋肉をほぐしましょう。凝り固まった筋肉をほぐすだけでも腰痛が軽減することが多くあります。家の中で1度ラジオ体操をするだけでも効果がありますよ。

ひどい場合は病院へ!

腰痛がひどい場合や、「我慢していれば大丈夫だから」と思いながらも長引く場合は、「単なる腰痛」と甘く見ないようにしましょう。紹介した通り、腰痛の中には治療が必要であったり、ひどい状態になってからだと手術が必要な場合のある病気の可能性が潜んでいることもあります。

紹介したことをもとに、あまりにも腰痛がひどいと思ったら、自己判断はせずきちんと病院に行くようにしましょう。放っておいて悪化してしまうよりも、早めに言って対処をして、病気だったとしても軽いうちに治療をできるにこしたことはありません。

腰は身体を支える重大な部分です。立っていても座っていても上半身を支えているのは腰ですよね。

だからこそ、腰というのはとても大切な部位であり、腰痛を放置して腰が正常に機能しなくなってしまうと、生活に支障をきたしかねません。身体の中心部ともいえる腰からのSOSをしっかりとくみ取り、早めに医師にかかるように注意しましょう。