注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

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胃腸炎とは?

下痢や嘔吐、腹痛などの辛い症状が続いて、ご飯を食べる気がしない時はありませんか?そんな時はストレスや食生活の乱れ、またはピロリ菌などが原因で胃腸炎を発症している場合があります。胃腸炎とは胃の内部を覆っている粘膜が炎症を起こしている状態のことです。症状が様々なので、吐き気や下痢などはなく、軽い腹痛を感じるだけの場合もあります。しかし、症状が悪化すると胃潰瘍や十二指腸などの重い病気に発展する可能性があるので注意が必要です。

そして、胃腸炎を発症している時に食べる食事の内容は、胃腸炎の症状を治療する上でとても大切です。もし間違った方法で食事を摂って胃に負担をかけてしまうと、胃腸炎の回復が遅れたり、より症状が悪化する可能性などがあります。だからといって食事を摂らないでいると、体力が低下したり病気の治療が遅れてしまう可能性があります。そのため、胃腸炎になったらすぐに通常の食事を摂ることを控えて、症状の程度に合わせて適切な食事を摂ることが大切です。

胃腸炎のとき食事で気をつけることは?

胃腸炎を発症した時の食事で大切なことは、胃腸に負担をかけずに身体に必要な栄養分を摂取することです。そして、胃腸炎を発症した時に食べても弱った胃腸に余計な負担をかけずに済む食事にはいくつかの特徴があります。それは「適度に温かい」ことと「柔らかい」ことです。

適度に温かい食事を摂ることで胃に負担をかけずに身体を温めることが出来ます。さらに料理が柔らかいことで、消化する際にあまり胃腸に負担をかけずに済みます。そのため、料理にはできるだけ火を通して温かくして、煮たり蒸したりすることで柔らかくすることが大切です。こうした条件を備えている胃腸炎を発症した際におすすめの食事は、お粥やよく火の通った野菜スープ、うどんなどです。

また、こうした食事も料理の味付けが濃いと胃腸に刺激を与えて胃腸炎の症状を悪化させる可能性があるため、薄味で調理する必要があります。そして、こうした胃腸への負担が少ない食事も一度にたくさん食べると胃腸へ刺激を与えるため、少量を小分けにして少しずつ食べることが大切です。

食事の仕方も気をつける!

食事内容に気をつけることで胃腸炎の症状が続いている間もしっかりと栄養分を摂取して、病気の回復を早めることが出来ます。しかし、胃腸炎の症状が非常に悪化していたり、急性胃腸炎などの場合は、無理をして食事を摂ってはいけません。むしろ絶食をしてなにも口に入れず、腸管を刺激しないことで下痢や腹痛などの症状を改善することが出来ます。

ただし、下痢や嘔吐が続くと脱水症状に陥る場合があるため、水分を補給する必要があります。そして、この時はただの水道水やお茶を飲むのではなく、身体から失われた電解質を補給するために経口補水液などの電解質を含んだ飲み物を飲む必要があります。

そして症状が落ち着いてきた後も、たとえ胃腸炎の時に良い食事であってもすぐに食べてはいけません。まずはスープや味噌汁、ジュースなどで胃腸を刺激に慣らしてから胃腸炎に良い食事を摂る必要があります。そして食事の量は減らして、食べる時も一度にたくさん食べずに小分けにして少しずつ食べることが大切です。

腹痛や下痢が表れたら要注意!

腹痛や下痢、嘔吐といった胃腸炎の症状が現れた時は、すぐに通常の食事を摂ることを控えて、胃腸への負担が少ない食事に切り替えることが大切です。そして胃腸炎を発症した時に最適なのは温かくて柔らかい胃腸への負担が少ないお粥や野菜スープなどの食事です。ただし、こうした食事も味付けが濃いと胃腸を刺激するため薄味で調理する必要があります。

また、こうした食事も一度にたくさん食べると胃腸への負担が大きいため、少量を少しずつ食べることが大切です。そして、アイスやジュース、煎餅やピーナッツといった冷たいものや硬いものなどは胃腸への刺激が大きいため摂取を控えましょう。そしてレモンやみかんなどの柑橘類や酢の物なども、胃腸を刺激するため胃腸炎の間は食べてはいけません。

そして、もし胃腸炎の症状がとても重い場合は食事をとらずに絶食する必要があります。下痢や嘔吐、腹痛などの症状がかなり酷い場合は胃腸炎に良い食事であっても摂取せず、経口補水液などの電解質を含んだ飲み物を摂取して脱水症状に対処しながら胃腸炎の症状が軽くなるのを待つことが大切です。