注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

Sponsered Link

胸の真ん中が痛い…!

「胸の真ん中が痛む」という症状に悩まされている場合、心臓や肺など身体の内部に異変が起きているのではないかと心配になりますよね。

特に、心臓や肺などは素人目からしてみると、人間が生きていくうえで特に大切な臓器であり、放置すると大変なことになるのでは…と怖い想像をしてしまいがちです。 ですが、一口に「胸の真ん中が痛い」といっても痛みの種類や強さはそれぞれです。

時々胸がキューっと痛くなる、一定の姿勢をしているときに胸が痛む、席をすると胸が痛い、常に胸に鈍い痛みがある、激しく差すような胸の痛みがある、などといったように、人それぞれ症状は異なり、多様です。

ここでは、胸の痛みの代表的な特徴と、それらの症状ごとに考えられる病気を具体的に紹介させていただきます。 胸の痛みは大きな病気を抱えている場合もありますので、紹介している内容を参考にしていただき、心当たりがある方は出来るだけ早く病院にかかるようにしましょう。

原因:狭心症

考えられる原因の一つとして、「狭心症」が挙げられます。 狭心症とは、コレステロールによって血管内で動脈硬化が起こり、心筋への酸素の供給が低下してしまうことが原因で起こる病気です。

狭心症の特徴としては、初期症状としては「胸がつまる感じがする」「締め付けられる感じがする」「なんとなく違和感がある」というような症状が挙げられます。 初期症状は、痛みとして自覚がない人もいるため、気が付いたら重篤化していたという人も少なくありません。

心臓は、運動などの労作時には安静時に比べてより多くの酸素を必要とします。動脈硬化によって狭くなった冠動脈が労作時の負荷によってさらに虚血となります。この労作によって起こる狭心症を労作性狭心症といいます。 動脈硬化の進行により冠動脈がますます狭まってくると、安静時にも胸の痛みや圧迫感が生じます。これを安静時狭心症といいます。冠動脈の攣縮が関与する場合もあります。冠攣縮は睡眠中の特に明け方に起こりやすいのが特徴です。詳しい原因は不明ですが、自律神経や神経伝達物質の関与があるとされています。

少しでも違和感がある場合などは、生活習慣などを考え、狭心症の可能性も視野に入れて病院にかかるようにしましょう。 重篤化した場合は、激しい胸の痛みを伴う発作が日常的に怒るようになったり、痛みを感じる時間が長くなってきます。 さらに放置しておくと、心筋梗塞へとつながる場合も少なくありませんので、放置することはせず、気を付けるようにしましょう。 狭心症の原因である動脈硬化は、加齢とともに誰でも起こるリスクを抱えていますから、注意が必要です。

原因:気胸

考えられる原因として、「気胸」という病気も挙げられます。 桔梗とは、簡単に言うと、何らかの原因で肺に穴が開いてしまい、正常に空気を取り込めない状態の病気です。

肺が正常に動かなくなるため、突然胸が痛くなったり、呼吸が苦しくなったりといった症状を伴います。

突発性自然気胸

他の病気から併発して起こる気胸とは別に、突発性自然気胸という病気は、何の前触れもなく突然起こるといわれている怖い病気です。 さらに、傾向としては長身で痩せ型の若い男性に多いという風に言われています。 長身・やせ形の若い男性に多いという統計はわかっていますが、その病気を発症する原因自体は今のところはっきりしていません。

続発性自然気胸

続発性自然気胸は、肺がんや肺気腫などの肺の病気に伴って起こる気胸です。 これらの肺疾患の罹患率が高い高齢男性の発症が多く、肺疾患の原因となる喫煙も関与しています。

月経付随性気胸

気胸は男性がかかるというイメージがありますが、子宮内膜症が原因で起こる女性特有の気胸があります。 子宮内膜症組織が腹腔内や血管を介して胸腔に達して増殖し、月経時の子宮内膜組織の脱落時に肺に穴が開き気胸を起こします。 女性の気胸は比較的少ないため、気胸を起こした場合は月経との関連のある月経随伴性気胸の可能性を考えます。

外傷性気胸

事故やケガで肋骨が折れて肺に刺さるなど、外傷を原因として起こる気胸です。

気胸は、その穴が開いてしまった範囲によって重症度が異なります。 継承の場合は自然にふさがり治療が不要な場合もありますが、穴が広くなってくると、肺に入り込む空気が肺を圧迫し、血液の循環を阻害するなど生命にかかわることもありますので、放置せず医師の指示を仰ぐことが大切です。

引用元:http://f-mt.info

原因:大動脈解離

胸の真ん中が痛いことで考えられる病気として、「大動脈解離」も挙げられます。 大動脈解離とは、心臓から身体に血液を運び出す大きな血管である大動脈に、亀裂が生じてしまい、そこから血液が入り込んで血管の内部を引き裂いてしまう病気です。

この病気の内容からして想像がつくように、発症時には胸や背中に激しい痛みが走ります。 ひどくなると腹痛や腰痛も発症し、避けるような痛みが広がるため、とても我慢して日常生活を送ることができるような状態ではありません。 直ちに家族や周りの人に助けを求め、救急車を呼んでもらうなどして至急病院で診てもらい、処置をうけるようにしましょう。

大動脈解離の原因とは?

大動脈解離には、血管の脆さに加えて、高い血圧がかかることが大きく影響しているとされています。また、高血圧やマルファン症候群といった基礎的疾患が原因となることもあります。

高血圧

血圧が上がると血管に圧力がかかるため、動脈壁に傷がつきます。その修復を繰り返しているうちに血管自体が脆くなり、解離が生じる可能性も高くなります。

マルファン症候群

遺伝性の難病です。必ずとはいえませんが、背が高い、手足の指が細く長い、背骨の弯曲、視力の弱さなどの身体的特徴があります。マルファン症候群では細胞と細胞をつなぐ結合組織が弱くなるため、大動脈解離が起こりやすいとされています。

大動脈解離は、ひどくなれば命にもかかわる病気です。 高血圧の方は特にかかりやすいといわれているため、日ごろから食生活や生活習慣には注意が必要です。

偽腔が生じることによってみられる症状があります。偽腔のできる部位によって様々な症状がみられますが、めまいや頭痛、血圧の左右差、胸痛、腹痛、狭心症、胃潰瘍などが発生します。合併症なども発症するような病気ですから、まずは高血圧や暴飲暴食などに気を付け、病気の予防に徹することが大切です。

引用元:http://f-mt.info

原因:ストレス

考えられる原因として、「ストレス」も挙げられます。 あまりにも長く続き、病院に言っても「肺や心臓など、臓器に異常はない」といわれた場合は、ストレスが原因となっていることも考えられます。 人は、ストレスがたまった状態の場合は自然と呼吸が浅くなる傾向があります。

呼吸が浅い状態だと肩で息をするようになってしまい、背中から肩の筋肉や神経など、普段呼吸に大きく使わない部分まで過剰に使うことになります。 それによって筋肉や神経が収縮し、体に負担をかけてしまい、肋間神経にも影響を及ぼすため胸が痛くなるのです。

この場合は、まずはストレスを上手に発散させることを考えましょう。 休みの日に思いっきり寝たり、やりたいことを飽きるまでとことんやるというのもいいでしょう。 また、何か思い悩んでいることがあるのであれば、身近な人に話を聞いてもらいましょう。 現代社会で生きている以上、ある程度のストレスはつきものですから、完全にストレスを排除するのではなく、うまく発散する方法を身に着けていきましょう。