耳が痛い…もしかして病気?耳が痛いときの原因と対策を徹底解説
Sponsered Link
耳かきは2周間に1回
耳が痛いときの一番多い原因は、耳の外傷です。
耳かきをしすぎてしまうと、耳の中にある外耳道を傷つけ炎症になってしまい、痛みを感じるようになります。
また、耳かきをまったくしないという人が、耳垢が溜まりすぎて痛みを感じることもあります。
耳垢が鼓膜を圧迫してしまい、痛みを感じるのです。
そのため、耳かきはし過ぎても、しなさ過ぎても、痛みの原因になるということになります。
耳かきは本来、年に3回程度行うだけで充分と考えられています。
とはいえ、さすがにそれは少なすぎると思う人が多いでしょう。
そのため、耳かきは二週間に一度、清潔な綿棒などで行うようにしてください。
その程度であれば、耳が傷つく心配もありませんし、耳垢が溜まり過ぎるということもありません。
もしも耳かきのし過ぎによって、耳が痛くなったら、すぐに耳かきをするのをやめてください。
耳かきをやめても痛みが治まらない場合、外耳炎になっている可能性があるので、すぐに病院にいきましょう。
肩こりで耳が痛くなることも
耳が痛いということを考えると、耳に原因があるはずだという考えが最初に思い浮かぶと思いますが、まったく別の部分に原因がある場合もあります。
実は、肩こりによって耳が痛むこともあるのです。
耳の後ろの筋肉は、そのまま首筋を辿り、肩の筋肉まで繋がっています。
また、後頭神経という神経が肩や首には存在しますので、肩こりが原因で神経が圧迫されると、耳の痛みを感じることがあるのです。
人によっては、耳鳴りを感じることもあります。
肩こりが原因で耳が痛む人は、長時間、同じ姿勢を保っている時に、耳が痛くなる傾向があります。
そのため、デスクワークの仕事をしている人によく見られる症状で、長時間、同じ姿勢をとらないことを意識すると、症状が改善されることが多いです。
根本的な治療は、肩こりを治すということしかありません。
肩甲骨を動かす体操を行うことで、筋肉がほぐれ、血行が良くなりますので、両手を繋いでグーッと後ろに伸ばすというストレッチを定期的に行うようにしましょう。
余裕がある人は、マッサージ店に通ってみてください。
気圧変化による痛み
急激に気圧が変わることにより、耳が痛むこともあります。
わかりやすいのが飛行機です。
離陸した後や着陸する時、耳が痛くなり、音が聞こえにくくなるという経験をしたことがある人も多いでしょう。
これは、圧力が急激に変化することにより、鼓膜が内側に押し出されてしまうことが原因で起こります。
急激な気圧差は意外と日常の中でも発生するものです。
スキューバーダイビングのようなマリンスポーツの最中、エレベーターの上下などによって、個人差はありますが、気圧差による耳の痛みを感じる人もいます。
気圧差による耳の痛みを解消するためには、耳抜きを行う必要があります。
本来人の体は、耳管という部分が気圧を調整してくれるものなのですが、急激な気圧の変化や、体調によっては耳管が腫れている場合など、うまく気圧の調整を行うことができません。
そこで、耳管に自分で空気を送り込み、気圧を調整する必要があり、それが耳抜きと呼ばれています。
耳抜きの方法は簡単です。鼻を空気が漏れないようにつまみ、鼻息をフンッと吹き込むのです。
鼻から出られなくなった空気が、それにより耳管に送り込まれます。
ツバを飲み込んだり、あくびをしても、気圧の調整ができる場合があるので、耳抜きができない場合は試してみてください。
イヤフォンによる痛み
スマホが流行したことにより、イヤフォンで動画や音楽を聴く人が増えましたが、それにより耳の痛みを訴える人も増加しました。 これは、イヤフォンの音量が過剰に大き過ぎることが原因です。
音とは振動です。大きな音ということは、それだけ振動も大きくなるということになります。
そのため、大きな音で音楽を聴き続けると、それだけ耳は酷使され、痛みを感じてしまうようになるのです。
また、大きな音は痛みだけでなく、難聴のような病気をも引き起こしてしまう可能性があります。充分に注意しましょう。
音量だけではなく、長時間イヤフォンを使用することが痛みに繋がることもあります。
イヤフォンを何度も出し入れすれば、自覚はないかもしれませんが、耳に細かい傷がつきます。
そして、イヤフォンをすると耳は蒸れてしまい、菌が繁殖しやすい状態になり、その菌が傷に侵入し、外耳炎のような病気を引き起こしてしまうことがあるのです。
そのため、音量を大きくし過ぎないということと、長時間使用しない、ということを覚えておきましょう。
できれば、イヤフォンの耳に入れる部分は、定期的に消毒しておいたほうが、菌の侵入を抑えられます。
痛みが引かない場合は病院に行きましょう。
ストレスによる痛み
ストレスは大病の元と言われていますが、ストレスのせいで耳に痛みを感じることもあります。
耳に関する病気は様々なものがありますが、ストレスが原因であると考えられている病気も多く存在します。
代表的なもので言えば、メニエール病や突発性難病です。
耳が聞こえづらくなるこの二つの病気ですが、その根本的な原因は今でも分かっていません。
しかし、ストレスとの因果関係が強いということはわかっているため、治療も薬と日常生活の改善がメインで行われます。
メニエール病は初期症状としてめまいを感じることが多いのですが、稀に痛みを感じる人もいます。
突発性難聴も、それほど強い痛みではありませんが、少し気になる程度の痛みを感じることが多いです。
両者の病気はストレスを減らすことが、治療する上では大切なこととなります。
仕事の量を減らしたり、ストレス解消の方法を見つけるなどの対策で、すぐに症状がなくなる人もいるのです。
メニエール病や突発性難病は、早期治療が鍵となる病気です。
治療が遅れると、聴力を完全に失ってしまうこともありますので、少しでも耳に違和感を覚えたら、すぐに病院に行くようにしましょう。