注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

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目の充血、放置してませんか?

目には多くの血管が張り巡らされています。また、特に充血してしまう白目の部分は、結膜でおおわれています。白目だと思われている、結膜には毛細血管が張り巡らされており、外的な刺激やアレルギーなどの刺激が与えられると充血してしまうのです。

よく、腕に注射をするときに、二の腕の部分をゴムで縛って血管を浮き彫りにすることがありますが、感覚でいうと充血の仕組みに酷似しています。結膜に張り巡らされている血管が、外的な刺激、あるいはアレルギーによって刺激を与えられることによって、浮き彫りになってしまうのです。

充血には、大きく分けて二つの種類が存在し、よく白目の周りが充血してしまう結膜充血と、黒目が充血してしまう毛様充血というものです。

後者に関しては、外的な刺激ではなく、角膜に傷をつけてしまうことにより発生してしまうので、眼病などを発症するとよく発症してしまう充血です。そのほかにも、長時間コンタクトレンズをつけていると、一時的に毛様充血を発症してしまうこともあります。

アレルギー性の充血

充血の考えられる原因として、アレルギー性の充血があげられます。アレルギー性の充血として、花粉やほこりなどから目が外的な刺激を受けて発症してしまうものがあげられます。春先になれば、花粉症が流行して、花粉が目に入り目が充血してしまうということはよくある話でしょう。花粉やホコリが目に入ってしまうと、目がゴロゴロしてしまう感覚に陥ってしまいますが、その時に目をこすって刺激してしまうと充血の原因となります。

アレルギー性の充血の対策としては、抗生物質を服用するか、目薬を点眼して治療するという方法が最適です。内部的にアレルギーの対策をする抗生物質に関しては、即効性がありませんが、持続性があるので長期スパンでの治療になります。

目薬を点眼する場合は、一時的なかゆみを抑えるものであり、継続して行うことによって、充血を解消することができます。目の血管が浮き彫りになって発症しているので、原因問わず対策を行うことが重要となります。

コンタクトレンズの着用

次に考えられる原因として、コンタクトレンズの着用があげられます。デスクワークなどをしている人で、良く目が疲れてしまうという人はいませんか?そういう人は、コンタクトレンズを着用することで、知らないうちに目に負担をかけてしまっており、充血を誘発してしまうのです。よく、徹夜をして目が充血してしまう人がいますが、これは目の疲労による充血といってもよいでしょう。

ですが、コンタクトレンズをつけていると、浸透圧の関係から目に酸素がわたりにくくなる可能性もあります。それに、レンズの汚れを取らないまま目に装着してしまうと、レンズと角膜の間にゴミが入った状態で着用しますから、角膜を傷つけてしまうことになるのです。

この原因による解決策は、目にも休息日を与えるということです。コンタクトレンズを着用している時点で目に負担をかけているわけですから、メガネをたまに着用することで、負担を少しでも和らげるという方法です。仮にも、メガネを持っていない人は、念入りにコンタクトレンズを洗うか、使い捨てのコンタクトレンズを使用するとよいでしょう。

目の疲れ

最後に、考えられる原因としては、目の疲れによる充血があげられます。情報化社会が進んでから、一家に一台パソコンがある環境になったり、スマホを持っていることが当たり前の時代になってきました。これらの電子機器を使用すると、活字を読んでいるときに比べるとまばたきの回数が30%減少してしまうのです。まばたきの回数が減ってしまうと、目を保護するための水分や油分を目に十分に与えることができなくなってしまい、ドライアイなどを誘発してしまうことになります。

すると、目に必要な水分を徐々に失ってしまうことになり、目が乾燥し充血してしまうのです。目の疲れによる充血を解消するためには、外的な方法で簡単に治療することができます。目の筋肉がつかれていることと、目に水分がいきわたっていないことが理由なので、目を温めたり目薬をしたりするとよいでしょう。ホットタオルを目の上において、数十分放置するだけでも目の筋肉を十分に和らげることが可能です。

気になる場合は病院へ!

目が充血していることを、そこまで重要視していない人がいるでしょう。単純に徹夜やコンタクトレンズが原因で充血していることをいいことに、そのまま放置してしまっていると、取り返しのつかないことになります。仮にも、充血した状態で放置していると、翌朝になればいきなり目が見えなくなってしまっているということも大いにあり得るのです。

原因にもよりますが、結膜炎や角膜炎になってしまうと、視力低下の原因になるだけではなく、失明のリスクを高めてしまうことになります。少しでも充血が気になっているという人は、早急に病院に行くことによって、診察だけでも受けてみるとよいでしょう。

少しでも気になるのであれば、何らかの治療をすることによって、充血を解消することができます。セルフチェックをすることも確かに重要ですが、それ以上に病院に行って診察をすることのほうが確実なので、行くことをお勧めします。軽度でも重度でも、充血した場合は何らかの眼病を誘発している可能性があるので、要注意です。