注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

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耳鳴りとは?

耳鳴りが発生すると、ほとんどの人がすぐに症状が治まります。しかし、これが悪化していくと、長時間、キーンという音がするようになったり、その音のせいで眠れなくなったりすることもあるため、早めに病院で診断を受けることが大切です。

また、耳鳴りとともに、他の症状を発症する人も多くいます。めまいやふらつき、吐き気などです。このような症状まで発生してしまうと、もはやただの耳鳴りでは済まされず、日常生活の様々な場面で影響が出てしまいます。人によっては、耳鳴りや吐き気が原因で、仕事ができなくなってしまう人もいるのです。

耳鳴りは軽度の人と重度の人では、症状に大きな違いがあるため、その辛さを理解してもらえないというのも辛い点です。人目が気になってしまい、無理をして仕事を続けているという人も多いでしょう。しかし、このような症状が起きた状態で放置していると、もしも深刻な病気だった場合、病状はどんどん悪くなっていきます。耳鳴りだからたいしたことはないと思わず、早めに病院で診てみらうことが大切です。

耳鳴りを引き起こす原因とは?

耳鳴りを引き起こす病気には様々なものがあります。代表的なものは耳の病気です。

まずは外耳道炎。これは耳の外耳の部分に傷ができてしまったときなどに、そこから細菌が感染してしまい、炎症を引き起こす病気です。耳かきのやり過ぎなどで発生することもあり、かゆみや痛みを伴うため、気付きやすい病気です。

耳鳴りの原因としては、耳管狭窄症や耳管開放症という病気もあります。耳管狭窄症は耳管が閉まったままになる病気で、耳管開放症はその逆で耳管が開いたままになる病気です。低音の耳鳴りがするという特徴があります。

また、中耳炎の可能性もあります。中耳炎は鼓膜から分泌される液体が耳の中に溜まってしまう病気ですが、耳鳴りや閉塞感、音が聴こえづらいという症状が発生します。アレルギーや風邪を引いた後などに起こりやすい病気で、病気はどんどん悪化していきます。心当たりのある状況と病状が出たら、すぐに病院で検査をしてもらいましょう。特に大人の中耳炎は重症化しやすいので、注意が必要です。

病気でも発症する可能性がある?

耳鳴りは耳以外の場所で起きる病気でも発生することがあります。代表的なものが脳梗塞です。

脳梗塞は脳にある血管が何かしらの原因で詰まり、脳の一部に血液が行き渡らなくなってしまう病気です。耳に関連する脳がこのような状態になると、めまいや耳鳴り、音が聴こえづらい、顔面麻痺などの症状が現れます。

ただ、どこの血管が詰まり、どこの脳の働きが弱まるかということによって、耳鳴りのような症状が発生するかどうかは変わってくるため、必ずしも脳梗塞であれば耳鳴りが発生するということでもありません。

また、聴神経腫瘍という病気でも耳鳴りが発生する可能性があります。聴神経腫瘍は、耳と脳を繋いでいる神経近くに腫瘍ができる病気のことです。腫瘍が良性のものであっても、腫瘍が神経を圧迫することで発症する病気ですので、腫瘍の種類は関係ありません。これも、めまいや耳鳴り、聴こえづらさなどの症状が出ますが、腫瘍の位置によって、病状は変化します。注意しましょう。

難病の可能性がある?

耳鳴りの原因は、原因不明の難病と呼ばれる病気が原因で発生していることもあります。なかでも、一番有名な病気は、突発性難聴です。

突発性難聴は多くの場合、片方の耳に症状が現れます。耳鳴りと音の聴こえづらさが主な症状で、突然、発症する怖い病気です。なぜ突発性難聴になるのかは解明されていませんが、一般的にはウイルスや血流の乱れ、ストレスなどが原因ではないかと言われています。原因がわからない病気ではありますが、三分の一の人は完治する病気ですので、対処法が何もないというわけではありません。早期発見であればあるほど、完治率は高くなるので、症状がでたらすぐに病院に行くことが大切です。

また、メニエール病が原因である場合もあります。メニエール病は内耳のリンパ液が増えすぎてしまうことで発症する病気です。耳鳴りや音の聴こえづらさという症状も出ますが、もっとも代表的な症状はめまいです。回転性のめまいが30分以上続くこともあり、立っていることができなくなります。メニエール病もリンパ液が増える原因がわかっていない、難病と言われる病気なのですが、ストレスや過労、アレルギーなどが関係していると言われているので注意しておきましょう。

ストレスが原因で耳鳴りになることがある!

耳鳴りの原因がストレスである場合もあります。過剰なストレスに長期間さらされると、自律神経のバランスが崩れてしまいます。それにより、耳鳴りやめまい、頭痛などのような症状が発生してしまうのです。

ストレスにより耳鳴りが発生すると、少し厄介なところがあります。それは、耳鳴り自体がストレスの原因になってしまうということです。それにより、眠れなくなったり、イライラしたり、仕事でミスを乱発してしまったりして、またそれがストレスになってしまうという、負のスパイラルにはまってしまうのです。

そのため、ストレスが原因で耳鳴りが発生する場合、ストレスの元を取り除くことがかなり重要になってきます。仕事の忙しさがストレスになっているのであれば、仕事量を減らし、人間関係がストレスになっているのであれば、そこから離れるということを行うことで、自然と耳鳴りも治まってくるのです。

ストレスは生きている限り、大なり小なり誰もが抱えているものです。それを考えれば、いかにストレスを解消するかということが大切ですので、自分なりのストレス解消方法を見つけるということが大切になってきます。