注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

Sponsered Link

期外収縮とは?

期外収縮というとあまり聞きなれない言葉ですので怖くなってしまいますが、期外収縮は不整脈の一種です。心臓はドクンドクンと一定のリズムで鼓動を打っていますが、これが想定よりも早いリズムで鼓動が発生し、リズムが狂ってしまう症状のことを期外収縮と言います。

このようなリズムのズレは、多くの人に起こることですので、これが一回発生したからといって、それほど心配するようなことではありません。たまたま健康診断で発見されたという人がほとんどで、多くの人は期外収縮が発生していることも知らず、日常生活を送っています。

基本的には安心な期外収縮ですが、これが頻発するようだと話が変わってきます。その場合は、期外収縮が発生する原因が別にあることが予想されるからです。

考えられる原因としては、心筋梗塞や心筋症というような怖い病気ばかりですので、その発生頻度によっては注意が必要です。日常生活では気付かないものですので、もしも気付いた人は頻繁に症状が発生している可能性があります。すぐに病院で検査してもらいましょう。

期外収縮の原因とは?

期外収縮の原因ははっきりとわからないことも多いです。しかし一般的には、自律神経の異常によって発生すると言われています。つまり原因は、生活習慣やストレスによるものということです。

生活習慣に関しては、睡眠不足や疲労などがその原因となります。そのため、規則正しい生活を送り、疲労を溜め込みすぎないということが大切です。また、お酒の飲みすぎやタバコもその原因となります。お酒は嗜む程度であれば問題ないので、飲み過ぎないことを意識しておきましょう。タバコは期外収縮だけでなく、他の病気の原因にもなるので、やめてしまったほうが良いです。

ストレスに関しては、人間関係によるストレスや仕事のこと、家庭問題、経済的なこと、男女関係によるものなど、様々なことが考えられます。特にストレスの中でも、長期的に与えられるストレスは、期外収縮を引き起こしやすいので、その環境を改善するか、自分なりのストレス解消法を見つけるということが大切です。

期外収縮の症状とは?

期外収縮の症状は発生しても気付かない人が多いです。症状に気付いたとしても、その感じ方は人によって違い、胸がドキドキするという人もいますし、モヤモヤするような感覚と表現する人もいます。共通点としては、胸における不快感が出るということです。敏感な人ほど症状を感じやすい病気でもあります。

また、症状が現れた際に、胸の痛みや動悸を感じる人も多いです。その症状が乱発した場合、めまいがすることもありますし、本当にひどい人は失神を起こすこともあります。とはいえ、このような症状が起こるのは稀な話です。ほとんどの人は症状自体に気付かないので、期外収縮と診断されたからといって、心配し過ぎないようにしましょう。

期外収縮の症状はストレスを感じた時や、解放された時に発生しやすいという特徴があります。イライラしているときや、眠気に耐えているとき、緊張から解放されたときなどです。また、タバコを吸った時やお酒を飲んだ後に症状が出ることもあるので、注意が必要です。

期外収縮の治療法は?

基本的に期外収縮自体は多くの人に発生することですので、対処する必要すらありません。しかし、症状が何度も現れるということであれば、心室細動を引き起こす可能性もあるので、対処する必要があります。

対処の方法としては、基本的には病院で対処してもらうことになります。メインの治療は薬物治療です。抗不安薬や抗不整脈薬などの薬が使用されることになるでしょう。それ以外にも、他にも効果のある薬が多く存在するので、体質や病状に合わせて、薬物治療が行われます。

薬の治療と合わせて、生活習慣や環境の改善も行われます。睡眠不足にならないように注意したり、疲れ過ぎている状態であれば、仕事量を減らしたり、というような対処です。お酒やタバコも減らすなり、やめるなりということを行うことで、病状が改善されることがあります。

また、ストレスがかかる環境であれば、それを変えるということも大切です。転職をしたり、金銭事情を整理したり、ストレス解消法を見つけ、意識的に実践するようにしたりというように、ストレスを溜め込まないという対処がとられます。

どう対処すれば良いの?

期外収縮について紹介してきましたが、基本的にはそう診断されたからといって、心配するようなことはありません。もう一度検査をしたら、期外収縮がまったく発生していなかったということもあり、そのほとんどは、検査でたまたま発見されたという程度のものなのです。

しかし、侮りすぎるのも危険です。その原因が心臓病によるものだとしたら、命に関わる可能性もあります。そのため、一度そのような診断をされたら、期外収縮が起きていないか、常に意識し、確認しておくようにしましょう。それで何度も期外収縮が発生しているようであれば、詳しい検査を行ったほうが良いです。

基本的に期外収縮は悪い生活習慣によって発生するものです。そのため、規則正しい生活と、栄養バランスのとれた食事、ストレスのない環境と発散する術を持っていれば、発生するリスクを下げることができます。このようなことは期外収縮だけではなく、健康で生きるための前提条件のようなものですので、将来のためにもそのことを意識して生活を送るようにしましょう。