完治しない怖い病気！糖尿病を予防するための方法を徹底紹介

糖尿病とは？

糖尿病とは体内の血糖値が上がる病気です。食事を摂ったり、甘い物を食べたりすると、体内の血糖値は上がります。これは誰にでも起こる現象です。健康な人の場合、食事をとればすい臓からインスリンと呼ばれる物質が排出されます。このインスリンがブドウ糖を消費してくれるおかげで、血糖値がすぐに下がるのです。

しかし糖尿病の人の場合、このインスリンが分泌される量が少なく、ブドウ糖を消費してくれません。結果、体内の血糖値が上がってしまうのです。

血糖値が上がった状態が長く続くと、様々な合併症が引き起こされてしまいます。そしてこれが糖尿病のもっとも怖いところです。脳梗塞や心筋梗塞、網膜症、腎症など、命に関わる病気や失明を引き起こす病気、人工透析が必要になってくる病気などが発症する可能性があるのです。

糖尿病に一度なってしまうと、完治させることはできません。そのため、最初から糖尿病にならないようにするということが大切になってきます。

糖尿病には種類がある？

糖尿病には㈵型と㈼型という、二種類の糖尿病があります。㈵型は先天性のもので、㈼型は生活習慣が原因の糖尿病です。㈵型の場合はインスリン療法を続けることで、㈼型の場合は生活習慣の改善を行えば、血糖値をコントロールすることができますが、基本的にどちらも完治はしない病気です。

㈵型の場合、先天性のもののため、予防することは難しいです。元々の体がそのような状態ですので、そこを根本から変えることは難しいのです。ただ、糖尿病患者の95%は㈼型です。そして、㈼型は生活習慣が原因で発症する糖尿病ですので、㈼型の糖尿病であれば予防することができます。

こういう話になると、㈼型の予防をしても、㈵型になったら意味がないという話になるのですが、㈵型の糖尿病を発症するのは、多くが10歳〜16歳です。そのため、絶対ないというわけではありませんが、この年齢を超えていて、糖尿病でなければ、㈵型になる確率は極めて少ないです。そのため、しっかりと予防しておきましょう。

食事に気をつけよう！

糖尿病にならないためには、食事に気を使うことが大切です。糖尿病はすい臓から排出されるインスリンが、正常に分泌されないことが原因で起こる病気で、インスリンは食事をした際に分泌されることになります。そのため、1日の中で何度も間食をしたりすると、インスリンがずっと分泌されていることになり、糖尿病になる危険性が高まってしまいます。基本的には一日三食というスタイルをしっかり守るということが大切です。

栄養バランスのとれた食事を摂る、ということも大切なことです。特に大事なのは食物繊維で、食物繊維には血糖値が急激に上昇するのを抑えてくれる効果があります。健康にも良いものなので、意識して摂取するようにしましょう。

逆にご飯やパンに含まれる炭水化物は血糖値を急激に上昇させてしまいます。食べてはいけないということではありませんが、食べ過ぎには注意するようにしてください。食べる際には、先に食物繊維のあるものを食べた後に、パンやご飯を食べるようにすると、過剰な血糖値の上昇を防ぐことができます。食べる順番にも気を使いましょう。

運動をすることも大切！

糖尿病の予防のためには、運動をすることも大切なことです。運動をすると体はエネルギーを使いますが、そのエネルギーの正体はブドウ糖です。つまりは、運動をすれば血糖値を下げられるということになります。そして、筋肉は存在しているだけでエネルギーを消費してくれるので、そういう意味でも運動は良い予防法となるのです。

行う運動は有酸素運動が良いです。有酸素運動は全身運動ですので、全身の筋肉を鍛えることができます。ウォーキングや水泳、縄跳び、サイクリングなどが有酸素運動にあたり、効率良く筋肉を鍛えられるので、実践してみると良いでしょう。

時間としては、一日三十分程度が良いです。あまりに短いと筋肉は鍛えられないので、この時間を目安に週三回程度行いましょう。

運動はやらなければならないことにしてしまうと、なかなか続かないものです。そのため、趣味の一部としたほうが長続きします。そうすることで、運動が楽しいことに変わるので、そう思える有酸素運動を探してみてください。ゴルフなども良いです。

生活習慣に注意する！

生活習慣に注意するというのも、糖尿病予防では大切なことになります。

睡眠

まずは睡眠です。睡眠不足になってしまうと、インスリンの働きが悪くなってしまいます。そのため、一日八時間前後の睡眠は必ずとるようにしましょう。

お酒とタバコ

次はお酒とタバコです。お酒はそれ自体に糖質が入っているため、大量に飲むのはNGです。飲んではいけないということではありませんが、嗜む程度にしておきましょう。タバコに関しては、睡眠不足と同じように、吸うことでインスリンの働きが悪くなってしまいます。健康のためにも、できれば禁煙したほうが良いです。

ストレス

さらにストレスも重要な要素です。ストレスが溜まると、食事でそれを解消しようとして、肥満の原因になってしまうことがあります。また、これもインスリンの働きを悪くする原因です。できるだけ、ストレスがかからない生活を送ることが大切ですが、完全に無くすことは難しいでしょう。そのため、ストレス解消の方法を身につけることが大切です。運動をしたり、趣味に没頭したりということでストレスは解消されるので、何か自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。