注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

Sponsered Link

いびきには2種類ある!

夜な夜なあなたとあなたの家族の安眠を妨げる、いびき・・・。友達と外泊したら、「うるさい」のショックな一言・・・。そして、もしかしたら、いびきという騒音は、安眠、夫婦仲や家族仲、友達付き合いだけでなく、果てはあなた自身の健康まで蝕んでいるかもしれません。ではどんないびきが問題なのでしょうか。それを知るために、いびきには2種類があることを理解しておきましょう。

単純性いびき

1つ目は、単純性いびきと呼ばれるもので、鼻づまりや疲労、飲酒、風邪などが原因の一時的ないびきのことを指しています。このいびきは、例えば、よく休む、風邪を治す、お酒を控えるなど、一時的な原因を改善すれば、解消していきます。

睡眠時無呼吸

2つ目は、睡眠時無呼吸を伴ういびきです。これが一般的に周囲から指摘されるひどいいびきです。実はこのいびきの場合、睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome 以下SAS)という、睡眠中に呼吸が止まる(無呼吸)、止まりかける(低呼吸)といった状態が繰り返される列記とした病気です。

SASになってしまうと、睡眠中に呼吸が止まる、あるいは止まりかけることが繰り返されることで、脳が短時間覚醒し、睡眠が浅くなってしまいます。その結果、代表的な症状として、起きた直後の頭痛、昼間でも強い眠気や疲労、集中力や記憶力の低下などが、自覚できるほどの強さで感じられます。こうした症状の結果、重症のSASは死亡率を約4倍に上昇させるという報告もあるほど、体の健康に関係します。

まず、日中の強い眠気が、居眠り運転での自動車事故や電車による労働災害などにつながることがあります。そして、SASと生活習慣病の関係は見逃せません。睡眠中に呼吸が止まることで、血液中の酸素が不足し、動脈硬化や不整脈につながりやすくなります。さらに睡眠の質が低下することで血圧や血糖値の上昇を招いたり、新陳代謝に異常をきたすため、肥満化しやすく生活習慣病のリスクが高まります。

このSASの原因は、肥満による首回りの脂肪の沈着、気道へ舌が落ち込む、舌が大きい、などが考えられます。このいわば病気とも言えるいびきを改善するためには、1つ目のいびきのようにちょっとしたことだけでは不十分です。

引用元URL:http://www.sawai.co.jp

気道確保すること!

まず、気道を確保する、というのが、改善方法の基本となります。SASの原因の一つには、息の通り道である気道が物理的に塞がれてしまうことが考えられます。そのため、気道の大きさを如何にして確保するかがSASの改善には重要となります。

気道を狭くしてしまっている原因には、肥満傾向による首周りの脂肪や、気道へ舌が落ち込んでしまう、舌が大きい、などが考えられます。これに対する改善方法としては、身も蓋もない話ですが、まず痩せる、減量するという方法が挙げられます。

また、横向きに寝るという方法もあります。仰向けに寝ていると、気道が塞がりやすくなるので、これを防ぐためです。

それから、晩酌などで寝酒をしている人は控えた方が良いです。お酒によって、喉の周りの筋肉が緩んでしまい、結果的に気道が塞がりやすくなってしまうからです。

最後に、寝室の湿度は十分に保つようにしましょう。乾燥してしまうと、SASによって口呼吸となっている喉に炎症が起きやすくなり、炎症で気道が塞がりやすくなってしまいます。

引用元URL:http://www.sawai.co.jp

##

気道を十分に確保するためには、口周りや喉を支える筋肉がしっかりしているほど良いです。そこで、口周り、喉のあたりの筋肉を鍛える体操を行うことも改善方法の一つです。ここでは口の体操をいくつか紹介します。

体操1

・舌を思いっきり10秒間出す(舌の根元の筋肉を鍛える)

・舌を上あごに吸いつけるように当てて、10秒間口を閉じる(舌の根元の筋肉を鍛える)

・口をしっかり閉じて10秒間手であごを押し出す(顔の筋肉を鍛える)

これを1回3セット、1日3回行います。

体操2

「ほー」と発声しながら息を吐き、2リットルの空のペットボトルを唇でくわえる(口輪筋を鍛える)※歯でくわえない

体操3

「あ、い、う、え、お」と大きく口をあけて発音する(口輪筋を鍛える)

体操4

大きく口を開け「あー、いー、うー、べー(思いっきり舌を出す)」これを1日3分間行います。

体操5

歯と唇の間を舌でゆっくり回す(舌の筋肉を鍛える)

体操6

・舌を前に出す

・舌を回転させる(口の中で歯茎に沿って舌を回す)

・舌を持ち上げる

・舌をそり返す

・口をすぼめる

・口に指を入れてすぼめる

・口をつり上げる

上記をゆっくりと1回3セット、1日3回行います。このように複数の体操がありますが、自分に合ったものを自分のペースで継続して行うことが大切です。継続することができれば、筋肉がしっかりしてきて、いびきの改善が期待できます。

改善に効くグッズは?

これまで紹介した改善方法は、自分である程度努力しなければなりません。しかし、そうした努力というのは、中々継続が難しかったり、思ったような効果が上がらないと中団してしまうものです。そこで、市販のいびき対策グッズを使用するという方法があります。巷には色々な対策グッズが売られていますが、売り上げ上位の3つをご紹介します。

イビキスト

まず最初は、池田模範堂の「イビキスト」です。この商品は、就寝前に口の中にスプレーを吹きかけるタイプのグッズです。このスプレーは、3種類の天然オイルで口の中を潤し、喉の部分の空気の流れをスムーズにするというものです。旅行の時などにも便利そうです。

オーラルトゥースガードマウスピース

次に、エム・ケイプ ジャパンの「オーラルトゥースガード マウスピース」です。何と、面白いことに、自分の歯型に合わせてマウスピースを作ることができる商品です。この自分にフィットするマウスピースによって、睡眠時の噛み合わせを改善し、顎が下がることを防いで気道を確保しやすくする効果が期待できます。

いびき対応まくら

最後に、IKSの「いびき対応まくら」です。気道の大きさは、寝ている時の首の角度からも影響を受けます。そこで、このいびき対応まくらを使用することで、気道を確保しやすい角度にして寝れば、いびきの改善が期待できます。

こういったいびき対策グッズの力を借りることも、効率的な改善方法の一つと言えます。

引用元URL:https://sakidori.co

病院の選び方は?

ここまで紹介した方法で頑張ってみて、それでもまだ改善できないという方もいるかもしれません。そんな時は、お医者さんに力を借りるのも一つの手です。いびきで病院を選ぶ時には、次のポイントをチェックしてみてください。

耳鼻咽喉科か、睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対応している病院

いびき外来といういびき治療を専門にしている病院もありますが、日本ではまだ数が少ないのが実状です。近くにいびき外来が無い場合は、耳鼻咽喉科がいびき治療を行ってくれるはずです。ただし、耳鼻咽喉科のお医者さんにも得意不得意があります。その病院を良く調べて、何を得意分野にしているのか、いびきやSASをしっかり治療してくれそうか、下調べを十分行ってください。

なるべく近くて通いやすい病院

本格的な治療となると、初診から検査を行って治療が開始されるまで、複数回通院することになるのはほぼ間違いありません。もしかしたら、継続的な通院が必要になるかもしれません。遠方の病院ですと、通院自体が強いストレスとなり、いびきを悪化させてしまうかもしれません。そうならないように、自分のライフスタイルに支障を来さないような通いやすい病院を探しましょう。

他の専門病院などに連携・紹介状を書いてくれる病院

いびきの原因やSASの状態によっては、別の専門的な治療が必要になる場合もあります。予め、病院のホームページなどで、提携先の専門病院があるか、他の診療科とも連携しているか、などをチェックしておくと安心です。

引用元URL:http://659naoso.com/snore/hospital#anchor-01

改善方法3までは自分一人で行う方法を紹介してきました。

しかし、一人だけで行う対策は、続けることが大変です。

お医者さんであれば、いびきの改善という同じ目標を目指してくれますし、応援してくれるでしょう。

いびき対策の心強いパートナーというと少し砕けすぎかもしれませんが、やはり誰かが協力してくれると上手くいく可能性が高まるはずです。