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目次


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はじめに

背中がなんとなく痛い、どちらかというと背中の右側が痛い、そういえば少し前から、なんとなくお腹のあたりに違和感を感じている…そんな症状はもしかすると内臓からのSOSかもしれませんよ。
 
肝臓やすい臓、胆のうや心臓など、内臓の異常は背中の痛みにつながります。背中の痛みは手遅れになった大病のサインの可能性もあります。また、デスクワークなどが原因で起こる筋肉のはりや骨の異常などで背中が痛むこともあり、それが耐え難い痛みになったりもします。
 
そんな背中の痛みですが、どのような痛みや合わせて出ている症状によって、どんな病気になっていることが考えられるのか、本記事で一通りご紹介させていただきました。
 
自分や身の回りの人が思い当たる症状を探しても良いですし、今後の健康のために一度一通りどのような病気があるのか目を通して見てもいいかもしれません。
 
では、まずは筋肉や骨の異常からくる病気についてご紹介してまいります。

筋肉や骨の異常からくる病気

(1)【肩から肩甲骨、背中にかけて痛い】肩こり

肩こりが悪化すると心の疾患も?

普段から肩こりで悩んでいる人は多いと思います。特にデスクワークの方やスマートフォンを使う頻度の多い方は、眼精疲労やストレスも加わることで肩こりが悪化しやすく、症状も重くなりがちなため注意が必要です。
 
強い肩こりは肩だけでなく、肩甲骨周り、背中にかけて違和感、不快感、だるさ、しびれ、痛みが生じます。また、さらにひどくなると、頭痛や吐き気、精神的な不安感やうつ状態を引き起こすこともあります。

肩こりの予防法

肩こりの多くは血行が悪くなって起こるので、血行が悪くなるのを予防することで肩こり防止につながります。
 
血行が悪くなる原因として、肩の筋肉の緊張、冷え、ストレスなどがあるので、それを防ぐようにします。具体的には下記のようなものが効果的でしょう。

(1)体を温める

  • 運動を行って体の内部から温める
  • 入浴したりホットパックやカイロをつかって内部から温める
  • 体を温める作用のある食べ物を摂取する
    引用元:https://kaihuku.biz

(2)ストレス解消

現代社会においてストレスを完全に無くすのは難しいため、ストレスをできる限り少なくしたり、溜まり過ぎないようにすることが大切です。そのために自分なりのストレス解消法を持ちましょう。ストレスの発散には、自分が好きなこと、楽しいこと、心地良いと思うことを行うのが一番です。
スポーツをしたり、音楽や映画を見たり、趣味に打ち込むなど、内容は問いません。ただし、暴飲暴食、過度の飲酒や喫煙などは逆に体を害してしまう恐れがあるので止めましょう。 何も思いつかない場合は、ゆっくりと休養を取ったり、軽めの散歩などでも十分効果があります。
引用元:https://kaihuku.biz

また、近年肩こり解消ストレッチとして、「肩甲骨剥がし」という体操が有名になってきました。動画を載せておきましたので、ぜひチェックしてみてください。

肩甲骨はがしに関する詳細はぜひ下の記事を参考にしてみてください。

『【保存版】肩こりが辛い…1日1分の肩甲骨はがしが効くんです!』

(2)【スマホのやりすぎ?】VDT症候群

VDT症候群とは?

スマートフォンやパソコンを日常的に使う人が増えるとともに、VDT症候群という病気の方が増えています。

VDT症候群とは、パソコンなどのディスプレイ(VDT:ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)を使った長時間の作業により、目や身体や心に影響のでる病気で、別名 “IT眼症(がんしょう)” とも呼ばれています。
引用元:http://www.santen.co.jp

VDT症候群の症状

目の症状

  • 目が疲れる
  • 目の痛み
  • 目の乾き
  • 物がぼやけて見える
  • 視力が落ちる

身体の症状

  • 肩がこる
  • 首から肩
  • 腕が痛む
  • だるいなどの症状が起こり背中の痛み、手指のしびれなどが出ている場合は、すでに慢性的になっているようです。

精神の症状

特にスマートフォンやパソコンを見ることで目を酷使することが要因となっているため、目の疲れや痛み、乾き、かすみ、ぼやけなども特徴的な症状で、イライラや不安感を感じたり、抑うつ状態になる場合もあります。

子供も注意。目の使いすぎに気をつけよう

1日に連続して作業する時間が長いほど、VDT症候群の症状を訴える人が増えるようです。子供は特に長時間スマートフォンなどでゲームをしてしまいがちなので、30分以内ならば許容範囲、長くても1時間以内にして、外で遊ぶように促すとよいでしょう。

以下のことにも気をつけ、VDT症候群を予防しましょう。

  • 適度な休憩をとる
  • ストレッチを行い、身体の緊張をほぐす
  • メガネやコンタクトレンズは度の合ったものを使う
  • ブルーライトカットの眼鏡を着用する
  • 異変を感じたら、早めに病院へ

(3)【呼吸すると痛い、下半身にしびれ】骨折

骨折しているとどのような痛みが?

骨折の可能性としては、肋骨か背骨かで痛み方が異なります。

  1. 肋骨(あばら骨)の骨折:息を吸ったり、深呼吸をした際に背中が痛む
  2. 背骨(脊椎)の骨折 :背中や腰に痛みがある、下半身の痛み・しびれ・麻痺がある
    引用元:https://kaihuku.biz

スポーツや衝突、事故や転倒などで過去に胸や背中に強い衝撃を受けており、その後に上記のような痛みを感じた場合は、骨折の疑いがあります。また、骨粗鬆症の方は骨の密度が低く骨折しやすいため、特に注意が必要です。

骨折の疑いがある場合はどうする?

では骨折の疑いがある場合は、どうすればよいでしょうか。そのまま放置をしておけばよいのでしょうか。病院に行った場合は下記のような処置をしてもらえるようです。

重症でない通常の骨折の場合、治療は基本的に鎮痛剤で痛みを和らげつつ、コルセット等で患部を固定し、損傷した骨が再生して元に戻るまで安静を保ちます。怪我の程度にもよりますが、大抵1~2ヶ月で治ります。
引用元:https://kaihuku.biz

また、ただの骨折と思っても重症となってしまっている場合もあります。

「折れた骨が他の臓器や細胞を傷つけている」、「骨が正常な位置から大きく動いている」、「骨が皮膚を突き破っている(複雑骨折)」などの重症時は手術も必要となります。
引用元:https://kaihuku.biz

骨折した状態で激しい運動などをすると悪化する可能性があるようなので、まずは整形外科など病院にかかったよ方が良いと言えるでしょう。

骨折を予防するには?

悪化すると危ない骨折ですが、そもそも骨折を予防したり、再発を防ぐにはどうすればよいでしょうか。

骨折予防のためには、普段から骨を丈夫にするための生活習慣を心がけましょう。食事では、タンパク質、カルシウム、リンなどの骨や筋肉を形成する栄養素を十分に摂取するため、栄養バランスの取れたメニューを心がけましょう。また、骨は適度な負荷がかかることで強く丈夫になりますので、ウォーキングやジョギングなどの全身運動やスポーツを定期的に行うことが大切です。
引用元:https://kaihuku.biz

適切な食事と、適度な運動が重要なようです。若いうちに骨を強くしておけば老後の骨粗鬆症も防げるそうです。しっかり予防して健康な体づくりを目指したいですね。

(4)【首から肩甲骨にかけて痛む、腕のしびれ】胸郭出口症候群

胸郭出口症候群って?

首から肩甲骨にかけて痛んだりして、腕を上げたりすると腕や手の痺れを感じる方は胸郭出口症候群の疑いがあります。20代前後の女性に多いのも特徴で、華奢な人がなりやすいそうです。自宅で胸郭出口症候群かどうか試す方法もあるので、下記の動画を参考にやってみるとよいでしょう。

胸郭出口症候群の症状

  • 首や肩のこり
  • しびれがでる
  • 腕のだるさがある
  • 肩を上げて後ろにそらしたり、首を反対側に傾け後ろへそらす運動に痛みがある
  • 熱感、冷感がある
  • 握力低下

症状が悪化すると下記のような症状も出るそうです。

ひどくなると、耳鳴りやふらつき感、後頭部から耳、口のあたりのしびれ感にまで及ぶことがあります。
引用元:http://www.straight-neck.com

日常生活に支障をきたす症状が出てくるようですので、早めに気づいて対処できるようにしたいですね。

胸郭出口症候群の原因

胸郭出口症候群は撫で肩、筋緊張、ストレートネック、姿勢の悪さなどで起こるのですが、これらは全て猫背に起因しています。なので、これを改善させることが、神経や血管の圧迫防止につながります。

また、スポーツをずっと続けていた人などで、筋肉が発達している人にも多くみられるようです。発達した筋肉が、神経や血管を圧迫してしまうのが原因だそうです。

整形外科にいけば、筋弛緩剤などの薬を出してもらえたり、首や肩の筋肉を鍛えるトレーニングを教えてもらうこともできます。正確な診断もそこでやってもらえるので、疑いがある場合はまずは整形外科に行ってみるとよいでしょう。

背中の痛みは内臓異常のサインかも…

(5)【みぞおちから左の背中にかけて激痛】急性すい炎

引用元:http://suizougan.rdy.jp

急性すい炎の症状とは?

初めはチクチクとした違和感が起き、次第にみぞおちから左の上上腹部にかけて激しい痛みが生じてきた場合は、急性膵炎の可能性があります。痛みの感じ方には個人差があるようで、軽い鈍い痛みが継続する場合、転げ回るような激痛が走る場合など様々なようです。しかし、痛みと重症度が必ずしも比例しているわけではないので注意が必要です。

他にも、 吐き気や嘔吐、食欲不振や膨張感がある、背部痛、発熱、悪寒などの症状がある場合もあります。

激しく吐き続け、血液まで吐くこともあり、冷汗や血圧低下などショック症状や時には緊急の救命処置が必要になります。
引用元:http://www.seihouen.ne.jp

上記のような症状にもなりうる危険な病気です。
また、このような症状が頻繁に起こる方は注意が必要です。

膵臓に繰り返し炎症が起こり、肝硬変と同じ様に細胞が壊されて、膵臓全体が硬くなって萎縮し膵臓の本来の働きが失われるのを「慢性膵炎」。 慢性膵炎が進行し、膵外分泌組織の線維化が高度になると 血糖を下げるインスリンだけではなく、血糖を上昇させるグルカゴン分泌も低下し、膵性糖尿病が発症します。

糖尿病も発病してしまう可能性があるんですね。

急性すい炎の特徴

急性すい炎は 特に男性に多い病気で、中高年層が最も多いそうです。最も罹患しやすいのは、男性では50代、女性は70代と言われています。平均では、59.3歳と年齢は高めですが、幼児から高齢者まで罹患する可能性は幅広くある病気となっています。男女比だけでみると、女性より男性の方が2倍近く多く疾患しているようです。

急性すい炎を繰り返すと慢性膵炎を引き起こす可能性が高くなり、慢性膵炎は膵臓がんのリスクを高めるので、注意が必要です。

急性すい炎の原因と予防法とは?

すい臓は血糖値をコントロールしたり、消化に必要な消化酵素を出す、また胃酸を中和させるなどの働きをしており、酷使したり、機能に異常が起こると、症状がでます。
 
ではどのようなことによってすい臓に負担がかかるのでしょうか。

急性膵炎の原因は、ほとんどが過労やストレス、夜更かし、暴飲暴食、胆石などです。膵液の大量分泌や細菌感染などにより、膵臓の出口がふさがれ膵液がスムーズに流れなくなり、酵素が膵臓の中で、膵臓自体を消化してしまい、炎症が起こります。
引用元:http://www.seihouen.ne.jp

生活習慣の乱れがすい臓を痛める原因のようです。急性膵炎となった場合は、入院して飲まず食わずですい臓を休ませたり、鎮痛薬を投与されたり、特別な治療が必要なので、病院へ行きましょう。
 
また普段から急性すい炎にならないよう食生活の乱れには気をつけたいです。特に頻繁にお酒を飲む方や脂っこい食事をとる方は、量や頻度に気をつけましょう。

(6)【背中の左側に鈍い痛み】すい臓がん

引用元:http://tumor-marker.com

すい臓がんとは?

すい臓癌とは、すい臓にできる悪性腫瘍の総称ですが、実際にはすい臓そのものではなく、十二指腸に膵液を届けている膵管にできる腫瘍が90%と言われています。日本人のがんの中では、肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がんについで、死因の第5位とされており、毎年3万人異常の人がすい臓癌で亡くなっています。

引用元:http://tmd.com

どんな症状がでる?

みぞおちの痛み・なんとなく背中の辺りが重苦しい・お腹の調子が悪いといったような漠然とした症状がある場合は、すい臓がんを患っている可能性があります。
 
すい臓がんは転移や進行が早いのですが、初期の頃は自覚症状がほとんどありません。また、すい臓がん特有の症状もなく気づきにくいため、症状に気付いた時にはかなり進行していることが多いようです。
 
患者は60代の男性に多く、目の白目の部分や肌が黄色くなる黄疸という現象や体重減少などの全身症状が出ている場合は、すでにかなり進行していると考えて良いようです。

すい臓がんの原因と予防

すい臓がんの原因として、生活習慣や遺伝的要因などがあるようですが、明確な原因はわかっていないようです。 しかし、慢性すい炎などのすい臓の病気にかかっている方はすい臓がんになる可能性が高いようなので、すい臓をいたわることですい臓がんも間接的に予防することができるといえるでしょう。

また、以下のこともすい臓癌の原因にあげられています。

  • 喫煙
  • 肥満
  • 生活習慣
  • 糖尿病
  • 遺伝

すい臓がんの検査は、血液検査や腹部超音波検査、画像診断などによって行われますが、小さいすい臓がんの場合はそれらの検査を駆使しても見つかりづらいことが多く、現状ではすい臓がんの早期発見は難しいようです。
 
日頃からすい臓をいたわって、生活習慣を整えていくことが何よりのすい臓がん対策と言えるでしょう。

(7)【脇腹から背中にかけての痛みと尿の異常】尿路結石

  • わき腹から背中にかけての激しい痛みや鈍痛
  • 真っ赤な血尿が出る
  • 尿の異常や障害→ 血尿、頻尿、排尿痛、尿が出にくい、残尿感など
  • 冷や汗、吐き気、嘔吐
    引用元:https://kaihuku.biz

上記のような症状がある場合は、尿路結石の可能性があります。結石ができる場所によって、腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石と名称が異なり、総称は尿路結石だそうです。

尿路結石とは?

尿路結石は腎臓から尿道までの間に結石が出来る病気で、30〜60代の男性に多いのが特長です。尿路結石は腎臓や尿管など上部尿路と呼ばれる部分にできるものと、膀胱や尿道など下部尿路と言われる部分にできるものに分けられますが、近年の調査では、約95%が上部尿路に結石が出来ていると言われています。尿路結石は、3大激痛の1つと言われていて、七転八倒の痛みなどと言われることもあるくらいの激痛がともなう病気です。もし、前述のような典型的な症状が生じた場合には、すぐに泌尿器科を受診しましょう。

尿路結石の原因

結石は、尿に含まれるシュウ酸やリン酸などの成分にカルシウムが結合して結晶化したものです。 何らかの原因によって尿路が狭くなったり、尿がうまく流れずに停滞したり、カルシウムの濃度が高まったりすると結石ができやすくなります。
引用元:https://kaihuku.biz

尿が何らかの原因でうまく出ないことで、尿がたまり石が大きくなってしまうようです。ですから、しっかり尿が出るようにすることが予防につながるというわけです。

要因はまとめると下記のようなものが原因としてあげられています。

  • 尿路の通過障害
  • 尿路感染
  • 水分摂取不足
  • 偏りのある食事
  • その他の病気と薬剤

尿路結石の予防法

日常生活の中でできる 予防法として特に大事なものは水分摂取と食事です。

水を多く飲み尿の量を多くすることで、尿の中にあるいろいろな物質が固形化することなく溶けやすい状態になります。また、たくさん尿を出すことによって、結石になる前の結晶の段階で体の外に出すことができるのです。特にスポーツなどで汗をかくときや暑さを感じるときは、こまめに水分をとるよう心がけましょう。

また、適度な運動も重要で、代謝が高まれば結石も小さいうちに排出できるようになります。

食事は偏りや食べ過ぎにならないようバランスのとれた食事をすることが大切です。動物性のタンパク質、脂肪分、塩分や糖分、油の多い食事は結石が出来やすくなるので、食べ過ぎには注意しましょう。また、寝る前の食事を避けるのも大切なポイントです。これは食事をした成分から尿が出来るタイミングと、汗などをかいて尿が凝縮されるタイミングが重なってしまうからです。寝る前に必ずトイレに行くこともオススメします。

痛風や高血圧、高脂質といった症状も尿路結石の遠因となる場合があるため、食事のバランスを考えながら、しっかりと睡眠をとることは基本となります。アルコールも腎臓に不可をかけるため、加減したほうが良く、飲み過ぎは体を壊す原因となります。ストレスを貯めすぎないよう、程よく休みを入れることも予防や再発防止には重要となってきます。

(8)【背中の痛み、悪寒や高熱、尿の異変】腎孟腎炎(じんうじんえん)

引用元:http://www.shimaiin.com

腎盂腎炎の症状は?どんな人がかかりやすい?

  • 悪寒
  • ふるえ・歯がガチガチする
  • 高熱(38℃以上のことが多い)
  • わき腹が痛む
  • 全身のだるさ
  • 吐き気・嘔吐
  • 膀胱炎の症状が起こる(残尿感・頻尿・血尿や白濁尿)
  • 背中や腰が痛む
    引用元:https://www.ishamachi.com

上記のような症状がある場合は腎盂腎炎の可能性があります。悪寒やふるえ、高熱は特徴的な症状であると言われています。腎臓は左右についておりその裏側の背中が痛むため、左右どちらか決まってはいません。
 
慢性化し、病気が進行すると様々な症状が出てきます。

病気が進行すると、尿量の増加、血圧の上昇、強いめまいや頭痛が出てきてます。放置しておくと最終的には腎臓の機能が著しく低下して尿毒症の症状が現れます。
引用元:https://kaihuku.biz

腎盂腎炎は膀胱炎などの感染症から、感染が腎臓まで至り発病するため、膀胱炎になりやすい女性の方が多く、男性の約2倍かかりやすいと言われています。

腎盂腎炎になったらどうする?予防も大事。

腎盂腎炎になると、入院が必要となる場合が多いようです。 安静にして抗生物質で細菌をやっつけたり、排尿を促すために水分を多くとる、結石がある場合は除去するなどの治療を行うようです。
 
腎盂腎炎は悪化すると腎不全となる可能性もあり危険ですが、早期発見すれば治りが早い病気です。風邪に似た症状のため気づきにくいですが、尿の異常などが伴ってあやしいなと思った場合は早めに病院へ行き、適切な治療を受けましょう。

また、腎盂腎炎は尿道→膀胱→尿管→腎臓といった感染経路を取るため、膀胱炎の予防が腎盂腎炎の予防になります。下記を参考に予防するようにしましょう。

  • 水分はがまんせずに、多めにとる。とくに1日1~2回しかおしっこが出ない人は、お茶やコーヒー、紅茶などで、利尿作用を促しましょう。
  • トイレはがまんしすぎない。起きている間に3~4時間に一度はトイレに行くことが望ましいでしょう。
  • 尿道口、外性器の周りを清潔に保つ。排尿、排便後は前から後ろに向けて拭く。排尿後の洗浄機を使うことは菌を膀胱に押し込めることになるので、排便時のみ、適切な水圧で使用してください。下着の交換はまめにする。
  • 性行為時に尿道から菌が入るため、性行為後は早めに排尿する。
  • 下半身を冷やさない。冷え性にならないよう、冷房の強い場所にいるときは靴下やひざかけなどを使う。
  • 疲れ、体調不良、ストレスなどは早く回復するよう休息をとる。
  • 無理なダイエットで栄養不足にならないよう気をつける。
    引用元:http://www.skincare-univ.com

(9)【背中の左側とお腹の痛みや胸焼け】胃炎

胃炎の症状は?

  • 腹部(胃のあたり)の痛み
  • 胸焼け、胸や胃のむかつき
  • 吐き気、嘔吐
  • 体がだるい、食欲不振、頭痛
  • 背中の左側の痛み
    引用元:https://kaihuku.biz

上記のような症状がある場合は胃炎の疑いがあります。背中が痛い場合は、背中の左側が痛みます。また、症状が重い時は、お腹の激痛とともに、吐血や下血の症状もあるようです。

胃炎は3種類。その要因はそれぞれ異なる。

胃炎は急性胃炎、慢性胃炎、神経性胃炎と3種類あり、それぞれ主な要因が異なります。
(1)急性胃炎
急性胃炎は、急激に上腹部に痛みが起きたり、吐き気や嘔吐を伴うことが多いです。慢性胃炎に比べて、急性胃炎の原因は飲食物、薬、ストレスなどハッキリしていることが多いため、その原因を取り除けば、回復が早いのが特徴とされています。

症状としては

  • みぞおちあたりの痛み
  • 胸焼け、吐き気、嘔吐などの胃の不快感
  • 食欲が無くなる
  • 吐血や下血

などがあげられます。

(2)慢性胃炎 
慢性胃炎は、胃の粘膜に炎症が起こることは急性胃炎と同様ですが、メカニズムが完全には解明されていません。ピロリ菌の感染と遺伝的要因、食生活、タバコ、アルコールなどの要因が重なって発生すると考えられています。

症状としては

  • 胸焼けなどの胃の不快感
  • 空腹時や夜間の胃痛
  • ゲップの増加
  • 食欲不振

 
(3)神経性胃痛 神経性胃炎はストレスが原因となり、ストレスをためがちな方や不規則な食生活、睡眠リズムなどが原因となるようです。

胃炎の治療法

もし、胃炎の症状を感じた場合は、食事療法や薬物両方で治療をしてもらえるので、病院へ行きましょう。予防としては、胃に負担のかかりすぎる食事や不規則な生活はほどほどにし、胃にも心にもストレスがかからない生活を送るようにしましょう。下記が胃に優しい食べ物なので、参考にしてみてください。

  • 米やイモ類などの炭水化物。パンや麺類の原料となる小麦はあまり消化が良くないため、うどんなどの柔らかいものがおすすめ
  • 魚、卵、豆類、乳製品などのタンパク質(脂分の多い肉は除く)
  • ヨーグルトやチーズ、納豆、味噌など、乳酸菌の多い食べ物や発酵食品
  • ビタミン・ミネラル類の豊富な野菜や果物。ただし酸味の強い果物は除く。また、食物繊維は消化が悪いため、豊富に含む食材のとりすぎに注意。ただし、整腸作用があり便秘の解消に効果的なため適量を摂取しましょう
    引用元:https://kaihuku.biz

(10)【背中の左側が痛い、空腹時の腹痛】胃潰瘍

以下のような症状がある場合は、胃潰瘍の可能性があります。

  • 腹部の痛み
  • 胸やけ
  • 食欲低下、吐き気や嘔吐による体重減少
  • 血を吐く
  • 黒い便
  • 背中の痛み
  • 膨満感

胃潰瘍とは

胃や十二指腸の内側には粘膜があり、そこは常に胃液にさらされています。胃液は、胃酸といい、強い酸性の消化液や消化酵素を含んでいて、食べ物の消化や、食べ物と一緒に入ってきた病原菌の殺菌を行なっています。そのために、胃の粘膜は胃酸などによって粘膜自体を消化し傷をつけないようにしています。

胃潰瘍は胃酸が出すぎたり、胃の粘膜が弱ったときになりやすい病気で、この粘膜を保護している仕組みが壊されてしまうと、胃の粘膜が傷ついて、胃液にさらされて粘膜を消化してしまい、粘膜や組織の一部が無くなります。これが胃潰瘍と呼ばれる症状です。

胃潰瘍は40代以上に多く、十二指腸潰瘍は20~40歳に多いことも特徴の一つです。

痛みの感じる度合いはひとそれぞれで全く痛みを感じない人もいます。痛みを感じる方は胃酸が出始める食事中や食後に多いと言われています。悪化すると、胃に穴が開き、空いた穴から胃酸がもれることで腹膜炎を引き起こす可能性もあり、注意が必要です。

胃潰瘍の原因

胃潰瘍の原因には以下のようなことがあげられます。

おもなものとしては、過労やストレス、脳や肺、肝臓などの慢性病、解熱消炎鎮痛薬、降圧剤などの服用などが考えられます。 他にも、以下のようなことも原因となっている可能性があります。

  • ピロリ菌
  • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の服用
  • 低用量アスピリン(抗血栓療法)の服用
  • 熱すぎるもの、冷たすぎるものを食べ過ぎ
  • 香辛料やかんきつ類などの刺激物を取りすぎている
  • 喫煙
  • 飲酒
  • カフェインや炭酸飲料
  • 暴飲暴食

上手にストレスコントロールしたり、慢性病の治療に取り組む、可能であれば胃潰瘍の原因となる薬の服用を中止するなどすることで、胃潰瘍は改善されます。

もし、血を吐いたときは、かなり悪化している状況なので、様子を見るのではなく、すぐに内視鏡治療のできる病院へ行きましょう。救急車を呼んでも良いでしょう。

(11)【背中の右側が痛い、空腹時の腹痛】十二指腸潰瘍

胃潰瘍と症状が似ており、どちらかというと背中の右側に痛みを感じる場合は十二指腸潰瘍かもしれません。胃潰瘍は40台以上に多く、十二指腸潰瘍は20~40歳に多いことも特徴の一つです。

十二指腸潰瘍は、胃酸の分泌が高くなり、それが胃酸の攻撃に対する抵抗力が弱い十二指腸の粘膜を傷つけて起こります。ピロリ菌感染も十二指腸の粘膜を弱めます。また、脂肪分の多い食事などが、胃酸の分泌を増やすことに繋がります。 引用元:https://www.astellas.com

十二指腸の壁は胃壁に比べて薄いので潰瘍が深くまででき、穴が開いたり、出血を起こしやすいようです。胃潰瘍も十二指腸潰瘍もストレスが原因となることが多いです。ストレスをまったく受けないことは難しいので、ストレスとうまく付き合って軽減できるようにしましょう。

(12)【背中の痛みはもうだいぶ進行している?】胃がん

引用元:http://www.sbest-drug.com

初期症状のわかりづらい胃がん

背中に痛みを感じる、そういえば以前から空腹時と食後にみぞおちあたりが鈍く痛い、お腹が張る感じがあるという症状がある方は、もしかしたら胃がんにかかっている可能性があります。
 
高齢者に発症の多い胃がんは初期症状がわかりにくく、早期の発見が難しいがんです。初期の胃がんでは、半数以上に自覚症状が現れないそうです。
初期では上記のような症状のほか、胸焼け、ゲップ、吐き気・嘔吐などが起こることもあるようです。 がんが進行すると、胃の不快感や痛みが食事中食後に関係なく起こるようになり、胃もたれ、食欲不振、体重減少、頭痛、めまい、口臭、動悸、下痢、便秘などの症状がでて、みぞおちの裏側の背中が痛むこともあります。
 
さらに症状が進むと、みぞおちあたりを触るとしこりのようなものがあることがわかるようになります。

胃がんにならないために…

胃がんの原因はまだ完全には分かっていないそうです。

欧米人より日本人に多く、食生活の欧米化に伴い減少している兆候があることから、食生活との関係が深いと考えられています。
引用元:https://kaihuku.biz

胃炎と同様、胃に刺激の強いものを食べる傾向があったり、不規則な食生活、早食い、食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎは胃がんになりやすいと言われています。

また喫煙やピロリ菌、不規則な生活やストレスも危険因子と言われています。胃炎同様、胃に優しい生活をこころがけましょう。
 
また、胃がんは初期症状がわかりづらく、気づいた時にはかなり進行していて取り返しのつかないことが多い病気ですが、早期発見をすれば、比較的治しやすいがんと言われています。胃がんに早めに気づくためにも、年に一回は胃がん検診を受けるようにしましょう。

(13)【背中の痛み、胸の奥が痛い】狭心症

狭心症の症状、危険のサイン

背中の痛み以外に下記のような症状が思い当たる場合は狭心症の疑いがあります。

代表的な発作の症状としては、胸の奥が痛い、胸がしめつけられる・押さえつけられる、胸が焼けつくような感じ、などがあります。大多数は胸部の症状として現れますが、上腹部(胃のあたり)や背中の痛み、のどの痛み、歯が浮くような感じ、左肩から腕にかけてのしびれ・痛みとして感じることもあります。
引用元:http://health.goo.ne.jp

また、下記のような症状が出ている場合は、より危険な不安定狭心症や心筋梗塞の疑いがあるので、すぐに病院にいきましょう。

発作が発作が5分以上続く時、1日に何回も繰り返したり発作の頻度が増えてきた時、今までより軽労作で症状が現れた時、また冷汗を伴うような強い痛みを感じた時
引用元:http://health.goo.ne.jp

狭心症が起こる原因と対策

狭心症は心臓の血管が狭くなり、心臓の筋肉に十分な血液が送られなくなるために起こります。原因の多くは血管が方唸ってしまう「動脈硬化」という病気で、糖尿病、脂質異常症、高血圧などに続いて起こるようです。
 
予防としては、動脈硬化を引き起こす糖尿病、脂質異常症、高血圧を予防することがポイントで、具体的には下記のようなことをするとよいでしょう。

  • 禁煙する
  • 塩分・糖分・脂肪分を取り過ぎない
  • バランスのよい食事をとる
  • 適度な運動をする
  • ストレスを避け、規則正しい生活を送る
  • 血縁者に心筋梗塞の患者がいれば生活習慣に注意を
    引用元:http://health.goo.ne.jp

(14)【背中の違和感、お腹の右上腹部を押すと痛い】胆石症

引用元:http://www.nagatsuta-ks-hp.or.jp

胆石症とは?

胆のうや胆管に石ができて、痛みなどさまざまな症状を引き起こす病気の総称を言います。結石のできる場所によって呼び方が違ってきます。では、どんな種類の胆石症があるのでしょうか?胆石症の種類には、「胆のう結石症」・「総胆管結石症」・「肝内結石症」があります。

そして、胆石の結石にも種類があります。種類が違うのですから、当然、石のでき方も違ってきます。日本消化器病学会の分類法により、胆石の種類は分けられているそうです。「コレステロール胆石」・「色素系結石」・「まれな胆石」この分類は、胆石の見た目や胆石を割ったときの特徴によって分けられているそうです。

引用元:http://health.goo.ne.jp

胆石症になりやすい人 

胆石症になりすい方には傾向があり、より注意が必要です。

中年以降の太った人、多産の人、女性、美食家、血縁者に胆石症が多い人、コレステロール値が高い人、糖尿病の人などに多くみられ、これらの人は注意が必要です。 また、急激なダイエットをした人、1日中座っていることが多い人なども胆石ができやすいといわれています。
引用元:http://kankinou.net

胆石症の症状

胆石症の症状には以下のようなものがあげられます。

  • 背中の違和感
  • 腹部やみぞおちの違和感や痛み
  • 発熱
  • 胆石疝痛
  • 吐き気
  • 食欲低下
  • だるさ、肝機能の低下
  • 軟便
  • 肝機能障害

しかし、症状が出ないこともあるため注意が必要です。

胆石症の原因と対策

胆石には種類があり、「コレステロール胆石」、「ビリルビンカルシウム胆石」、「黒色胆石」が多くみられますが、中でも「コレステロール胆石」が多いです。
 
胆汁の中に溶けたコレステロールの濃度が高くなりすぎると結晶化して石になってしまうようです。
 
脂肪の多い食事をひかえることで、コレステロールの濃度が下がり、胆石症の痛みの予防ができます。また、ストレスや不摂生なども胆石ができてしまう原因の一つなので、過度なストレスや生活習慣の乱れには気を付けましょう。

また、妊娠が原因で胆石症になることもあるため注意が必要です。

(15)【右の背中が痛いお腹の上部に激痛】胆のう炎

胆のう炎とは

胆のう炎は胆嚢に炎症が起きている状態をさします。もともと胆のうは肝臓で作られた胆汁を貯蔵していて、コレステロールや脂溶性ビタミン、脂肪などを腸から吸収しやすいように変化させる役割があり、全般的には消化吸収を助ける役割があります。

この胆のうに胆石が詰まり胆嚢管をふさいで、胆汁が流れでるのをさまたげることで胆嚢が炎症をおこして、胆嚢炎になってしまうのです。肝臓と胆嚢、小腸をつないでいる胆道は複数の小さな管で構成されていますが、胆嚢炎になると胆汁が管をとおって肝臓から胆嚢、小腸へとスムーズに運べなくなるため炎症が起きます。

胆石はある場合、多くは胆嚢炎を併発することもありますので、既往のある方は経過観察しておくことが大切です。

また、中年女性に多くみられる病気とも言われているそうです。

引用元:http://merckmanualas.jp

胆のう炎の症状とは?

右のお腹の上部に激痛を覚えたり、痛みが右肩に散ったりします。吐き気、嘔吐を伴うことも少なくなく、発熱が見られる場合もあります。
引用元:http://www.tanseki-guide.com

このような症状がみられる場合は胆のう炎の可能性があります。胆のう炎の痛みは胆石症の場合と似ていますが、より激しく痛み、痛む時間も長くなるようです。痛みが6時間以上続き、12時間を超えることも少なくないようです。

他にも、発熱、食欲不振、疲労感や脱力、黄疸などの症状が出ることもあるようです。

胆のう炎の原因は?どう予防する?

胆のう炎は急性と慢性があり、胆石症や細菌感染などが原因で起こる胆のうの炎症だそうです。特筆すべきは、急性胆のう炎は約9割が胆石によるものだということです。

炎症が軽い場合は病院へ行くと、絶食や輸液、炎症を抑える抗生物質の投与などで治療してもらえます。しかし、炎症が強い場合は胆汁を取り出すために手術を行う必要も出てきます。 何より、胆石を作らないことが胆のう炎の予防になるので、先述しました胆石症の予防法を参考に胆のうをいたわってあげてください。

(16)【背中の痛みや黄疸】胆管がん

引用元:http://www.majima-clinic.jp

胆管がんの症状

背中が痛む。そういえば皮膚や目の白い部分が黄色くなる。お腹が痛い、食欲不振、全身の倦怠感がある。このような症状がみられる場合は胆管がんの可能性があります。

中でも、黄疸が特徴的と言われていて、9割の人が黄疸によって発見されるそうです。皮膚や眼球の白目の部分、口の中にある粘膜が黄色くなり、同時に尿が濃い褐色にかわり、便も灰白色になります。  
胆管がんは胆管に発生する悪性腫瘍で、かなり進行するまで特に目立った症状がなく、胆道がんが発見されたときにはすでに他の臓器に転移していたという方が半数にのぼるそうです。

早期発見が非常に重要なので、少しでも思い当たる症状がみられる場合は早めに医療機関で検査を受けましょう。

胆管がんの原因

胆管がんの原因には様々ですが、胆石がある場合、その内約10%の人にがんが発生すると言われています。何故、胆石があるとがんにかかりやすくなるのかは解明されていません。

年齢も原因の1つに考えられており、50歳異常で発症しやすいがんであり、高齢になればなるほど罹患率(りかんりつ)が高くなるそうです。

引用元:http://merckmanualas.jp

(17)【背中の右側が痛む、風邪と似た症状、黄疸】肝炎

引用元:http://www.germaniumnet.com

肝炎の症状は?悪化すると?

肝炎の症状は「風邪」にとても良く似ていて、背中の右側が痛む、熱がある、全身がだるい、食欲不振、吐き気、嘔吐などがあり、それも必ずしも発症するものでもないようです。風邪との違いは、眼、皮膚、体液が黄色っぽく変色するという点です。

肝炎の中でも感染から発症までの期間が短いものを急性肝炎といい、急性肝炎が悪化して、慢性肝炎となり、徐々に幹細胞が壊れ、肝硬変→肝臓がんと悪化していってしまうこともあるので、注意が必要です。

肝炎の原因と対策

肝炎の原因はどのようなものが考えられるのでしょうか。

肝炎の原因には大きく、「ウイルス性のもの」、「アルコール性のもの」、「免疫性(めんえきせい)のもの」などがあり、日本ではウイルス性のものが約80%を占めます。
引用元:https://kaihuku.biz

上記のように、肝炎はウイルス性のものが多く、病院の血液検査によって見つかります。
 
症状が軽ければ、栄養補給、十分な睡眠、規則正しい生活をしていれば自然に治癒まずが、症状がある程度進行している場合には、薬物の投与、症状が重い場合は入院する必要もあります。
 
重症化を防ぐためにも、定期的に健康診断や人間ドックを受けるようにしましょう。

背中が痛い時はどうすれば良い?

背中が痛い場合の対処方法も紹介します。

まずは安静にすること、これが一番大切です。痛みがある場合に無理に動かして楽になるということはまずありません。できるだけ背中を動かさないようにしましょう。

そして我慢ができるくらいの痛みであるならば市販の薬を飲んで様子を見てみるというのも一つの方法です。

ですがこれまでに感じたことのない痛みや吐き気も併発しているという場合には病院へ行くのが一番です。これが一番確実で安全な方法でしょう。

紹介してきたように背中の痛みには様々な原因があります。筋肉疲労なのか骨の歪みなのかそれとも腎臓などの臓器が悪い病気なのか、対処をしようにも原因がわからないとどうしようもありません。もし病気であった場合には個人で治療することはできないでしょう。病院へ行く場合はどこかにぶつけたり疲労などから来ていると思う場合は整形外科へ、それ以外の可能性があると思うならば内科へいくのがおすすめです。

背中が痛まないための予防法は?

定期的に健康診断を受ける

背中の痛みはがんなどの大病の可能性もあり、背中が痛んだ時にはすでに手遅れの状態であることも少なくありません。それを防ぐためには、何よりも早期発見が大事。
 
面倒だからと健康診断を受けなかったりするのはやめて、しっかり体の調子を見てもらいましょう。なんらかの病気を患っていることがわかっている場合は、人間ドックなどでより精緻な診断を受けると良いでしょう。

生活習慣に気をつける

背中の痛みを予防するには、体内から健康になることが必要になります。体内が健康であれば、免疫力も向上し臓器の病気を予防することができます。

まずは栄養バランスを考えた食事です。たんぱく質やビタミンミネラルなどをしっかりと考えた食事を取るようにしましょう。

そして適度な運動も大切です。運動をすることで骨や筋肉は強くなっていきます。そして姿勢がよくなるという効果も、これは背中の痛みを予防するにはとても重要なことです。ただし急に運動をするとそれが原因で背中の痛みが発生してしまうことも。まずは軽いウォーキングくらいでいいんです。自分のできる範囲で運動をしてみましょう。

そしてストレスを溜め込んでしまうと心臓や胃などに負担を掛けてしまい、そこから背中の痛みが起こるということも、ストレスを感じるなというのはとても難しいことです。ストレスを溜め込みすぎず発散できる方法を見つけておくといいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
背中の痛みは予想外の大きな病気のサインの可能性があるということはお分りいただけましたでしょうか。
 
背中が痛んだときは、なるべく早く病院へ行くようにしましょう。また、気づいた時には遅かったということにならないように、健康診断や予防に気を使うようにしましょう。