間違ったスクワットしてない?正しいスクワットを徹底解説!
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スクワット正しくできてますか…?
スクワットとは、足を肩幅に開いた状態で腰を落とし、もう一度上半身を持ち上げることで成立する運動です。股関節をはじめとしたお尻や太もものに筋肉、背筋をバランスよく使うため、様々なスポーツの筋トレに取り入れられています。
一方で、前傾姿勢でスクワットをする亜流の方式では背筋を鍛える効果が薄れるなど様々なデメリットが生じます。ボクシングなどの反射神経が重視されるスポーツではスクワットをアレンジした運動も取り入れられていますが、身体のバランスをとるためにはマイナスになる部分が出てくるのです。とにかく回数をこなすよりも基本的な姿勢を守った方が全身の筋肉を動かすことができます。
また、つま先より先に膝を出すのが誤りと言う説もありますが、これも間違いです。これは体重や筋肉のつき方によってはかえって身体に負担をかけ、怪我の元になる場合があるからです。運動効果を高めるためには膝が動く範囲が狭い方が良いものの、あくまで自分の体質や体力に合わせていくことが大切なのです。
スクワットの効果
スクワットの効果は股関節やひざ関節を動かし、身体の多くの筋肉を一度に鍛えられるのがメリットです。ダイエットに取り入れられることも多く、効率的に脂肪を燃焼させるために良いと言われているのも特徴です。これは動かす筋肉が多い分、血液が流れやすくなり脂肪の燃焼力も高まるからです。老廃物も身体の外に出やすくなるため、セルライト除去に良いという説もあります。
体幹を鍛えられるのも大きな魅力です。体幹とは身体の内側の筋肉で、疲れにくい身体を作るために大切です。体幹が鍛えられれば自然と姿勢が良くなり、スタイルがキレイに見えます。また、筋肉量の増えるため身体が締まって見えるだけでなく、カロリーも消費しやすくなるのです。リバウンドを防ぎ、体重を維持するためにも重要なポイントになっています。
また、背筋も鍛えられるため、猫背の改善や肩こりの解消にも役立ちます。ダイエットだけでなく健康効果をとり入れるためにスクワットをする人も多いのです。
スクワットの正しいやり方
スクワットには正しい姿勢があり、姿勢が崩れるとそれだけ効力が弱まってしまいます。また、汗もかきやすくなるため動きやすい服装をすることや、室温を適切に管理することも重要です。室温が高すぎても低すぎても怪我や脱水症状のリスクが高まるからです。
スクワットする際は肩幅に足を開き、両腕を後ろに回して後頭部で組み合わせるのが基本です。姿勢が整ったら椅子に座るように腰を落としていき、深く沈めたらまた上半身を持ち上げます。腰と股関節を動きの中心にするのがポイントで、上半身を前後に振ってしまうと運動効果が弱まってしまいます。あまり上半身を動かすと、勢いでスクワットする癖がついてしまい、怪我の元となるからです。
股関節の動きを意識するのは繋がっている筋肉が多い面と、血流を良くする面の二つがあります。繋がっている筋肉が多ければそれだけ鍛えられる範囲が広がり、血流が良くなればそれだけ血行が良くなります。太ももには太い血管が集中しているため、血液の流れも意識すると運動効果が高まるのです。
スクワットをやる時の注意点
スクワットをやる時の注意は勢いをつけすぎない事です。勢いをつけるとそれだけ身体を起こすのも楽になりますが、膝や筋に過剰な負担がかかります。負担が強すぎれば怪我の原因となります。
また、ゆっくりスクワットをすれば、筋肉のつき方が変わる点もポイントです。筋肉には種類があり、瞬発力を重視したものと、持続的な力を重視したものがあります。持続力を重視した筋肉を鍛えた方が、普段の生活で疲労を感じ辛くなるのです。スピーディーに回数をこなすことだけを意識すると、かえってマイナスになる部分もあるのです。
スクワットは1日50回程度を目安にするのがおすすめです。これはあまりハードなトレーニングをしてしまうと、かえって筋肉が弱ってしまう場合や、身体が硬くなって怪我の元となるからです。運動中はカロリーが消費されますが、過剰なトレーニングをすると筋肉に必要なエネルギーまで使ってしまい、筋肉が弱る原因となります。また、ストレッチなどの柔軟体操をバランスよく組み入れることも大切で、怪我の予防を意識してスクワット以外の運動を混ぜることも大切なのです。
まとめ
スクワットは全身の筋肉を動かすことで、ダイエット効果や健康効果に期待ができます。ただし、正しい姿勢を守らなければ怪我の恐れも増してしまうのです。勢いをつけると関節に対する負担が増してしまうため、時間をかけて行うことも大切です。また、スクワットだけに偏った運動をしても身体が硬くなってしまう事もあるため、運動前にストレッチをすることや、運動後に体をほぐすことは大切になります。
すぐに体重が減ることや、姿勢が良くなるわけではない点に注意が必要です。スクワット自体のカロリー消費はそれほど高くなく、カロリーを燃焼しやすい身体を作るのが目的だからです。体幹は鍛えにくい部分であるため、姿勢が良くなるまで時間が掛かることもあります。より短期間で体重を減らしたい場合は、スクワットとジョギングを組み合わせるなど、複数の運動をを組み合わせた方が効果的なのです。
スクワット後はしっかり体を休める事や水分を補給することも大切です。老廃物を排出することで健康効果やダイエット効果が高まることを踏まえて、スクワットだけで完結しないことが重要なのです。