もう辛いつわりに悩まない!つわりに効く食べ物とNGな食べ物
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生理中の症状は食事で改善できるの!?
つわりとは医学的に「重症妊娠悪阻」といいます。妊娠初期から症状が始まり、その程度や期間は人それぞれです。妊婦さんの半数以上が経験すると言われています。妊娠初期の4〜6週ごろから始まり、12〜16週ごろまで続きます。重度な人ですと妊娠後期まで続く場合もあります。
つわりの原因はホルモンが関係していると考えられており、妊娠状態に身体が慣れてくるとつわりが治まると考えられています。しかし、まだはっきりとしたことは解明されていません。
つわりの主な症状としては、次のようなものがあります。
吐きつわり
嘔気を引き起こします。妊婦さんの半数以上が経験します。
食べつわり
空腹時や満腹時に嘔気を引き起こします。食欲が全く湧かないこともあります。
においつわり
においに敏感になり、特定のにおいで気分が悪くなります。
眠りつわり
一日中眠気に襲わます。ぼーっとして倦怠感を生じることもあります。
つわりに効くレシピ!葉酸
ひとつめは、葉酸を多く含む食べ物です。葉酸とはビタミンB群に属する水溶性のビタミンです。身体を構成する細胞分裂に関係するほか、血を作る働きや、胎児の発育に必要な栄養素です。身体に蓄えることができないため、毎日摂取することが大切です。
葉酸が足りていないと赤血球が十分に作れないので貧血状態になり、身体が重だるくなりやすくなります。これにより、つわりの症状が出やすくなります。
また、胎児の器官形成にも多くの葉酸が使われるため、意識して摂取しないと必然的に葉酸不足になり、つわり症状が出やすくなります。葉酸を多く含む、おすすめの食べ物を2つご紹介します。
ほうれん草
ほうれん草は、葉酸を豊富に含むほか、食物繊維や鉄分も多く含みます。葉酸の効果でつわり症状を軽減してくれ、食物繊維が便秘症状を改善する効果があります。また、鉄分も貧血防止に役立つため、つわり症状が起こるのを抑えてくれます。
ブロッコリー
ブロッコリーも葉酸を多く含みます。ビタミンCも多く含みます。つわり軽減効果や感染用予防効果が期待できます。
つわりに効くレシピ!ビタミンB6
ふたつめは、ビタミンB6を含む食べ物です。
妊娠中は、アミノ酸の一種であるトリプトファンの代謝不良で吐き気をもよおすことがあります。ビタミンB6にはタンパク質やアミノ酸を分解・合成する作用があるため、トリプトファンの代謝が改善され、吐き気を軽減する効果があります。
また、ビタミンB6にはセロトニンという物質を産生する働きもあります。このセロトニンは幸せホルモンとも言われ、精神を安定させる効果があります。精神が不安定になることで起こりやすくなるつわりを起こりにくくする作用があります。ビタミンB6を多く含む食べ物は次のようなものです。
バナナ
バナナにはビタミンB6のほか、カリウムやマグネシウム、食物繊維などが多く含まれています。また、葉酸も含まれています。バナナには1日に必要なビタミンB6のおよそ30%が含まれており、つわり軽減に効果があります。カリウムには余分な塩分を体外に排出してむくみや高血圧を予防する効果があります。マグネシウムには高血圧の予防のほか、精神を安定させる効果があります。食物繊維は便秘の解消に効果があります。
鶏むね肉
鶏むね肉にはビタミンB6のほか、タンパク質も多く含まれています。また、味もさっぱりしているのでつわりでも食べやすいです。
つわりにNGな食べ物とは?においがきつい食べ物
ひとつめは、においがきつい食べ物です。
つわりのときにはにおいに敏感になり、ちょっとしたにおいでも気分が悪くなることがあります。普段は大丈夫でも、つわりを助長する原因になりかねませんので、においのきつい食べ物は避けたほうが良いです。
具体的には、にんにくや玉ねぎ、ネギなどです。普段は味付けや薬味など少量だけ使っていて、気にならない程度のにおいなのですが、つわり中はそれだけで気分が悪くなることがあります。また、独特な口のなかに広がる風味でも気分が悪くなることがあります。
また、白米のにおいがダメというかたもみえます。特に、炊き上がりや炊きたての白米の香りが吐き気をもよおすことが多いです。少し覚まして湯気からのにおいがわからないようにするか、麺類やイモ類など他の食材で炭水化物を代用するといった方法もおすすめです。
少しのにおいでもつわりを助長する場合があるので注意が必要です。
つわりにNGな食べ物とは?こってりとした食べ物
ふたつめは、こってりとした食べ物です。
具体的には脂身の多い牛や豚、鶏などの肉類です。これらの食べ物を過剰に摂取すると、胃もたれを引き起こしてつわりの吐き気を助長することがあります。また、口に入れただけでも脂身独特の感じで吐き気をもよおすこともあります。しかし、肉類には妊娠中に必要なビタミンB6やタンパク質が多く含まれるため、摂取する場合は脂身の少ない鶏むね肉やささみなどがおすすめです。
生魚などもつわりによる吐き気を引き起こすことがあります。また、加熱されていない生魚は寄生虫などが存在する可能性もあるため、妊娠中は食べないことをおすすめします。
油分の多いこってりした食べ物でも、フライドポテトはつわり中でも食べることができるというかたが多いようです。しかし、フライドポテトには相当の油分や塩分がありますし、食べ過ぎると吐き気をもよおすことがあるので、過剰に摂取するのは避けましょう。
このように、こってりとした食べ物はつわりを助長する恐れがあります。