注意:この記事は医師による監修を受けておりません。ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用ください。

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寝ても寝ても眠いのは何故?

前の夜に充分に寝たつもりでも、次の昼間に眠くなることがあります。この症状はいくつかの要因によって睡眠不足となり、翌日でも眠くなりやすい状態がつづくと考えられます。睡眠不足といっても、睡眠時間が不足していることではなく、質の良い睡眠が不足していることです。一般的には、このような状態を睡眠不足症候群という名前で呼ばれていますが、本人自身にはその自覚がないのが特徴であり、慢性的な睡眠不足になり昼間に強い眠気に悩まされることになります。場合によっては、午前中から眠気を感じることもあります。

一方、長すぎる睡眠時間又は二度寝をした場合にもこのような症状が起きることもありますので注意が必要です。この症状を改善するには、自分で睡眠不足であることを自覚するとともに、質の良い睡眠をとるように心がけることが大切です。これ以外の要因としては、女性の場合には生理前にホルモンの分泌によって同じような症状を起こすこともありますので、知っておく必要があります。

## 熟眠障害とは? 熟眠障害は、睡眠障害の1種です。睡眠している時間は十分あるのにも関わらず、熟睡感が得られない症状をさします。

原因は大まかにこのようなものがあるとされています。

  • 環境要因(時差がある場所、枕が変わる、眠っている間に暑さ、騒音、明るさなどの影響を受けるなど)
  • 生活習慣要因(不規則な生活、運動不足、飲酒・喫煙・カフェインの摂取、薬の副作用など)
  • 身体要因(年齢、頻尿、痛み、かゆみなど)

引用元:http://suimin-supple.com

眠くなる要因はたくさんある!

眠くなる原因として次のような要因が考えられます。

寝る前までテレビ・パソコン・携帯・スマートフォンの視聴している

テレビ・PC・携帯・スマートファンから発せられる青色光は脳にとって強い刺激になるとともに、入ってくる様々な情報によって脳が興奮状態になりますので、質の良い睡眠は期待できません。

二度寝をする

起きがけに二度寝をすると、本来の必要な睡眠時間よりも長くなり、浅い睡眠が続いてぐっすり寝た感触がない状態になり、脳と身体と体内時計とリズムが合わない状態となります。

夕食の取るタイミングが悪い

寝る直前に食事をとると睡眠中も食べ物を消化するために消化器官が働いて休めないため、質の良い睡眠は期待できません。さらに満腹感により副交感神経が働いて浅い眠りとなります。     

運動不足

体を動かさないまま寝ることによって、脳は疲れていても、体は疲れていないというバランスの悪さから睡眠不足になりやすくなります。

頑張り屋の性格である

気分転換などのストレス発散の苦手な人は、常に緊張状態が続いており、不眠になりやすくなります。

生理直前

排卵から生理前に黄体ホルモンであるプロゲステロンが多く分泌し、強い眠気を引き起こし、睡眠の質を減少させます。                      

自律神経の乱れ

ストレスなどのよって引き起こされる自律神経のバランスの乱れから、不眠となり、質の良い睡眠がとれずに翌日の昼間にすぐ眠くなる症状が出ます。        

睡眠障害

日頃からの不眠症や過眠症のような睡眠障害のある方は昼間に強い眠気を感じます。眠っている最中にしきりに足を動かしていたり(むずむず脚症候群)、呼吸が止まるほどの大きないびきをかいている(睡眠時無呼吸症候群)と言われた場合には注意が必要です。治療が必要な病気が原因で、熟睡できていなく眠りが浅くなっている可能性もあります。

引用元:http://www.kaimin.com

加齢

男性も女性も高齢になると「熟睡できない」と悩む人が多くなってきます。眠りを司る体内時計のリズムは、振り子と同じイメージで、昼間活発に過ごす人ほど、夜の眠りも深くなると言われます。逆に日中の活動量が少なく、体力を消耗しない生活をしていると、眠りが浅くなったり、寝付けない、目が覚めるといった症状が現れやすくなります。

たまに平日の睡眠時間の少なさを、週末に取り戻そうと週末に一日中ゴロゴロしている人を見かけます。しかしそうすると日曜の夜に寝つきが悪くなってしまい、月曜の朝シャキッとしないコンディションで1週間をスタートしなければいけなくなってしまう…  これはまさに、日中の覚醒度と夜の熟睡度がともに低く、体内時計の振り子の揺れが少なくなってしなった状態です。

引用元:http://www.kaimin.com

睡眠不足の解消方法!

次のような対策によって、眠くなることを防止できますのでぜひ取り組んでください。           ###太陽光を浴びる よく聞く名前でメラトニンというホルモンがありますが、このホルモンは睡眠を促進する効果があります。そして、このホルモンは太陽光が体に照射されてから約14〜15時間後に分泌されることがわかっています。つまり、朝起きてから太陽の光を浴びると夜には質の良い睡眠を獲得でき、翌日の昼間の眠気はなくなります。

寝る1時間前には画面の電源を切る

寝る直前までテレビ・スマートフォンを見続けると強い光の刺激で質の悪い睡眠を引き起こします。寝る1時間前までには、これらの電源をオフにして照明を暗くすることによって、メラトニンが分泌されてきます。その結果、質の良い睡眠を獲得でき翌日の眠気はなくなります。

寝る3時間前までに食事をとる

胃腸などの消化器官が食べ物の消化を完了するまでに約2〜3時間ほどかかります。 睡眠中に消化器官を休ませるためにも、寝る前3時間前までに食事を済ませてください。

適度な運動をする

軽い有酸素運動を行うことによって、筋肉もほぐれて質の良い睡眠がとれることがわかっています。運動を行う時間/運動量は個人の生活に合わせて行ってください。継続するためにも軽いウォーキングなどの有酸素運動を30分ほど行うだけでも睡眠の質は改善され、翌日の眠気もなくなります。                          

禁煙と禁酒をする

アルコールには中途覚醒作用があり、質の良い睡眠は望めません。少しずつ量を控えるところからはじめてください。また、タバコに含まれるニコチンの覚醒作用は質の悪い睡眠を助長しますので、禁煙をおすすめします。  

運動・マッサージでも解消できる!

質の良い睡眠をとるためには次のような対策がありますので、実践してみてください。

部屋を暗くする

夜中に強い光を浴びると、睡眠を促進するホルモンであるメラトニンの分泌する量が減少します。できれば、夕食の後には部屋の照明を少し暗くしてリラックスするようにしましょう。

くつろげる音楽を聴く

音楽と睡眠の関係は昔から研究されておりますが、夜中に部屋の明かりを暗くしてリラックスしている中で、スローテンポなくつろげる音楽を聴くことは、質の良い睡眠に繋がります。

アロマを使用する

アロマには鎮静効果がある種類がありますので、質の良い睡眠を獲得するためには大きな手助けとなります。寝る1時間前からラベンダー・バニラなどのアロマキャンドルやアロマオイルを使用することをおすすめします。

お風呂に入るときは湯舟に入る

体温と睡眠との関係も重要であり、体温が急激に低下して眠りにつくと質の良い・深い睡眠を獲得できます。お風呂に入るときは、38〜40度前後の熱くない湯舟の中でゆっくりと浸かって体を温め、リラックスしてください。お風呂で体温を上げてから睡眠に入る質の良い睡眠ができます。

深い呼吸法をおこなう

副交感神経を働かせて、質の良い睡眠に導く方法を紹介します。鼻から4つ数えて息を吸い、息を止めて7つ数えます。その後、口から息を8つ数えて吐き出す方法です。毎日、寝る前にこれを4セット行うと寝つきも含めて良い睡眠が得られます。

病気の可能性もある

眠くなる症状として可能性のある代表的な病気を次にリストアップしますので、参考にしてください。

ナルコレプシー

いわゆる居眠り病という睡眠障害の一つです。場合によっては人を会話中に眠くなることもあります。効果のある治療薬もないため、この症状が出たときは、睡眠障害を扱っている医師に相談してください。 

反復性過眠症

はっきりとした原因はわかっていませんが、一般的な症状としては1ケ月のうちに数日ほど16〜18時間という長い睡眠時間をかける症例です。

突発性過眠症

夜中の睡眠と昼間の1〜4時間の長い睡眠が組み合わせた症状があらわれる病気です。夜中の睡眠時間も6〜10時間と10時間以上の場合があり、浅い睡眠によって、頻繁に目が覚めるのが特徴です。このような症状がある場合は、睡眠障害を扱っている医師に相談してください。

薬剤性過眠症

心身性の病気の薬を投与されている患者さんの中で、薬を投与後に急激に睡魔に襲われる場合は薬剤性過眠症です。薬の副作用によって発症する病気です。

睡眠時無呼吸症候群

最近、よく聞く病気ですが、睡眠中に呼吸が停止したり、少なくなって脳・心臓に酸素が供給されなくなり浅い眠りとなる病気です。

治らない場合は早めに病院へ

睡眠環境も良いのに治らないなど、長引く場合は早めに医療機関を受診しましょう。自己判断では分からなかったことも、医療機関で明らかになる場合もあります。

睡眠障害の専門外来というものも存在していますので、近隣にそのようなところがある場合はそこを受診しましょう。しかし、なかなか数の少ない外来ですので、そのような外来が見つからなかった場合は、内科・呼吸器内科・耳鼻咽喉科・心療内科・精神科・神経科に行ってみましょう。

不眠症は放置しておくと、高血圧や糖尿病などの病気にもつながる可能性がありますし、熟睡感が得られないと、どんどんと生活が辛くなってきてしまいます。早めに病院へ行くよう に心がけましょう。