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スクワットのダイエット効果

スクワットは下半身の筋肉を鍛えるための代表的なトレーニングです。

しかし近年はダイエットに高い効果を発揮すると言われており、「スクワットダイエット」が注目を集めています。

その理由は、スクワットが基礎代謝を上げるために効果的なトレーニングだからです。

人間の身体は運動をしていない時でも、生命維持などの目的で常にエネルギーを消費しています。

それが基礎代謝と呼ばれるもので、人間が1日に消費するエネルギーの約6～7割は基礎代謝です。

そのため、基礎代謝を上げることで1日に身体が消費するカロリー量が増加するので、余分な脂肪を燃焼して太りにくい体質に変わることができます。

基礎代謝はトレーニングによって筋肉量を増やす事で上げる事ができます。

しかし、身体は部位によって元々の筋肉量が異なるため、同じ程度のトレーニングを行っても部位毎に増加する筋肉量に差があります。

たとえば腹筋を500回行っても、増加する筋肉量はスクワット15回で増える筋肉量と同じ程度です。

その理由は人間の身体の中でも特に筋肉量の多い部分が、太ももやお尻などの下半身だからです。

そのためスクワットを行なって下半身の筋肉量を増やすことで、効率よく基礎代謝を上げて高いダイエット効果が得られるのです。

スクワットの注意点

スクワットダイエットは高いダイエット効果を持っている上に、自宅で手軽に行なうことが出来ます。

しかし、方法を間違うと頑張ってトレーニングを続けてもダイエット効果を得られない上に、怪我をする場合もあります。

初心者に目立つ失敗が、スクワットを行なう際に反動をつけることです。

反動をつけて素早くスクワットを行なうと、効果的に筋肉を鍛えているような気分になりやすいですが、実際は筋肉にかかる負荷が現象してトレーニングの効果が半減します。

そのため充分なダイエット効果を得られない上に、膝や腰に負担がかかって怪我をする場合もあります。

また無理をして極端に多い回数のスクワットを行なう事も、膝を痛める危険があるので避けましょう。

スクワットは適度な回数を行なうだけでも、筋肉量を増やすために必要な負荷が充分に得られます。

そしてダイエット効果を高めたいからといって、筋肉痛が治らないまま毎日スクワットを行なうのは逆効果です。

トレーニングによる負荷で傷ついた筋肉が回復する前にさらに負荷をかける事は、むしろ筋肉の発達の妨げる原因になります。

スクワットの正しいやり方

スクワットは両足に大きな負荷をかけるトレーニングなので、正しい方法で行わないと効果が半減するだけではなくて身体を痛める原因にもなります。

そしてスクワットを行なう上で大切なのが、正しい姿勢を保つことです。

スクワットを行なう時は、まず最初に肩幅よりも少し広めに足を開きます。

そして、つま先と膝を正面ではなく少し外側へ向けます。

背筋は真っ直ぐ伸ばして、背中を丸めないようにします。

背中が丸まった前傾姿勢でスクワットを行なってしまうと、膝や腰を痛める可能性があります。

また、お尻を後ろに突き出して足のつま先が膝よりも前に出ないようにします。両腕は前ならえの姿勢と同じで、真っすぐ前に突き出します。

そして、息を吸いながら太ももが床と平行になるまで腰を落とします。

次に息を吐きながらゆっくり元の姿勢に戻ります。

この際に膝を伸ばしきると、筋肉への負荷が減る上に膝を痛める場合があるため、膝を伸ばしきらないことが大切です。

また、急がずにゆっくりとスクワットを行なうほど、筋肉へ効果的に負荷をかける事ができます。

スクワットあとには休養を

スクワットを行って下半身の筋肉量を効果的に増やすためには、トレーニング後に充分な休養を取ることが大切です。

そのため、トレーニングは毎日行なうよりも、2～3日に1度のペースで行なう方が高い効果を得られます。

トレーニングのあとに充分な休養をとることで、超回復と呼ばれる現象が起きます。

トレーニングによって破壊された筋肉は休養中に徐々に修復されていき、24～48時間ほど経った頃にはトレーニング前よりも筋肉量が増加します。

そのため、1度トレーニングを行ったらしっかり身体を休めて、超回復が起きた後に以前よりも高い負荷でトレーニングを行なう方が効率よく筋肉量を増やすことができます。

そして1回毎のトレーニングでは、自分の限界を少しだけ超える回数のスクワットを行なう事が大切です。

回数が少なすぎると筋肉量が増加せず、多すぎると膝を痛める原因になります。

その上で、自分にとって適切な回数を見つけること重要です。

また、ダイエット目的でスクワットを行っているのに足に筋肉がつきすぎて、体重が増加したり下半身が太って見えては本末転倒です。

そのため、スクワットダイエットのやりすぎにも注意が必要です。

スクワットダイエットの体験談

妊娠で増えた11キロの体重が出産後もほとんど減らなかった事により、様々なダイエットに挑戦しました。 しかし、あまり効果を得られるずに困っていた頃、友人にスクワットダイエットが流行っていることを教えてもらいました。

最初の頃は効果が実感できずに落胆しましたが、朝晩に2～30回のスクワットを行なうのはそれほど負担じゃなかったので、なんとなく習慣になって続けていました。

そして二ヶ月くらい経った頃に体重が減り始めて、1年ほどで出産前の体重に戻すことができました。 なるべく脂っぽい食事を避けたり、スクワットダイエット以外にも体重を減らすための努力はしていましたが、明らかにスクワットダイエットの効果が大きいと思います。

日々の習慣として続けてもあまり大変ではなく、とくに費用がかかるわけでもないのでとてもオススメです。

(20代女性)

若い頃と較べても食事量は変わっていないのに、30代になってから徐々に体重が増えはじめました。 そして40代になると、昔は43キロだった体重が55キロまで増えました。 着れない服も増えて、食事制限やジョギングなど様々なダイエットに挑戦しましたが、どれも効果が実感できず長続きしませんでした。

スクワットダイエットの存在はインターネットで知って、暇な時にスクワットをするだけで、毎日行なう必要もないという事で簡単そうだし始めてみました。 体重が落ち始めるまで時間がかかるという情報を見ていたのですが、私の場合は1ヶ月で体重が減り始めました。 そして、なによりも足やお尻の肉が引き締まった事が嬉しくて、徐々に回数を増やながらスクワットダイエットを続けました。

そして、9ヶ月で体重を10キロ減らす事に成功しました。 全体的に身体が細くなりましたが、とくに下半身は若い頃よりも今のほうがスリムになりました。 体型を維持するために今もスクワットダイエットを続けています。

(40代女性)