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生理中の症状は食事で改善できるの!?

本当に食事で生理中の症状を緩和できるのできるのでしょうか。なんと、それは本当のことです。生理中のつらい症状が起きてしまう原因がわかれば、その原因にあった食事で症状の緩和に繋げることができます。

生理中のつらい症状である代表的なものに、下腹部痛、いわゆる「生理痛」があります。これは生理中にプロスタグランジンという子宮や血管を収縮させるホルモンが分泌されることによって起こりますが、身体の血液の流れが悪いことでも引き起こされるのです。こってりした脂肪分の多い肉類、塩分の多いスナック菓子、糖分たっぷりのケーキやジュースなど、摂りすぎてはいないでしょうか?摂取して身体が吸収しきれなかった余剰である脂肪分、塩分、糖分は血液を汚してドロドロにしてしまいます。

また、栄養バランスが偏ってしまっていると必要な栄養が足りないため、血液の巡りも悪くなってしまうのです。他にも、食事に気をつけることによって生理中のつらい症状を緩和することができますので、次に詳しいオススメの食事を見ていきましょう。

大豆製品をとろう!

まず、ひとつめにオススメする食事として大豆製品の摂取があげられます。納豆や豆腐、豆乳、お味噌などの大豆から作られた食材には、女性のホルモンバランスを整える大豆イソフラボンが含まれています。大豆イソフラボンを食事から摂取することで、憂うつになったり、イライラしてしまったりなどの月経前症候群(PMS)の症状を緩和することができるのです。無性にイライラしてしまったり、落ち込みやすくなってしまったりする不快な症状とはサヨナラしたいものですよね。

女性が生理になる1週間ほど前から始まるとされるこの月経前症候群(PMS)は、なんと今や女性の8割が苦しんでいると言われていますあなたの周りにも、この月経前症候群(PMS)に悩まされている方がたくさんいるのではないでしょうか。ご飯のお供に納豆、湯豆腐、具だくさんのお味噌汁、豆乳をそのまま…など大豆製品のレシピはたくさんありますので、日頃から積極的に摂取してホルモンバランスを整えておくようにしましょう。

貧血改善に鉄分を!

生理中のつらい症状のひとつである貧血。レバーやほうれん草などの鉄分を多く含む食事は貧血の緩和にオススメです。突然ふらふらしてしまったり、目の前が突然暗くなってしまったりと場合によっては、倒れてしまったり、事故に遭ってしまったりする可能性もある症状なので、生理中に貧血が起きるという方はとくに注意が必要です。

ちなみに、成人女性が1日に必要な鉄分摂取量は12mgと言われています。女性は鉄分が不足してしまうと生理中に貧血気味になってしまうだけでなく、白髪が増えたり、疲れやすくなったりしてしまうため、意識して鉄分が多く含まれた食事を摂るようにしましょう。豚レバーや鶏レバーは臭みを取ってから塩やタレで焼くと美味しくいただくことができますし、他にもほうれん草のおひたし、マグロのお刺身、あさりのお吸い物、ひじきの煮物などもオススメです。

また、ビタミンCは鉄分の吸収率をあげてくれるので、ビタミンCをたくさん含むいちごやみかんなどの果物、キャベツやブロッコリーなどの野菜と一緒に食事を摂るといっそう効果的です。

体の冷えを防止しよう!

生理中のつらい症状である下腹部痛を促進させてしまう原因として身体の冷えがあります。この身体の冷えの緩和に、にんじんやごぼう、ショウガなどの身体を温めるものを使った食事がオススメです。身体が冷えていると血の巡りが悪くなり血管が収縮するため、下腹部痛が強くなってしまうのです。

また生理開始とともに、子宮や血管を収縮させる働きを持つプロスタグランジンというホルモンが分泌されることも、生理中に身体が冷えてしまうことの一因です。とくに、男性に比べて女性は身体が冷えやすい傾向にもあるので、身体を温める作用のある食事を積極的に摂りたいものですね。

身体を温めるオススメの食事は、にんじんやごぼうなどの根菜類を煮物にしたり、温かいおうどんやおそばにショウガのすりおろしを添えたりして食べることです。ネギやニラ、にんにくなどもお味噌汁に入れたり、炒めたりして食べると身体をポカポカにしてくれますよ。

また、飲み物では紅茶やほうじ茶、ウーロン茶、赤ワインなどに身体を温めてくれる効果があるので、お好みの飲み物とともに食事を摂ると相乗効果が期待できそうですね。